昨年の12月の経営統合のニュースから1ヶ月ちょっと
昨年の12月に、ホンダと日産の経営統合の噂が流れ、ホンダファンの自分にとって絶対反対という思いを記事を書きました。

その後、経営統合の検討を開始するという発表があり、検討内容によっては破談もありだなと思って一安心した記事を書きました。

あれから1ヶ月ちょっとが経ちました。
ホンダ側から日産を子会社化する提案があった
昨日の朝、こんなニュースが流れてきました。
「ホンダが日産を子会社にすることを提案をした」
統合は、日産の自立が前提条件。そんな中、彼らのたてるリストラ計画があまりにもスピード感がないのに、ホンダ側が痺れを切らしたのでしょう。
こんなスピード感のない経営陣では、この先も日産は厳しい。経営陣を刷新しなければ、日産の再生はない。であるとするならば、株を買って子会社化してしまえば、経営陣を刷新できると思ったのでしょう。
そもそも以前の記事に書きましたが、本気で経営統合するのだとしたら、会社の序列を明確にしないとうまく行かないと思っていました。まさにその意味での提案だったのだと思います。本気で経営統合をするのならば、ホンダにとってこれがベストな選択だと思いました。
きっと対等な立場なんて言っていたら、いつまで経っても日産は再生できないし、ホンダと日産の経営側はともかく、現場レベルでも無駄な摩擦でエネルギーを消耗するのが目に見えているからです。
個人的には経営統合破談は良いニュース
そして夕方には、
「ホンダと日産の経営統合破談」
というあたかも決定的だと言わんがばかりのニュースが流れてきました。
以前の記事にも書きましたが、個人的には経営統合自体反対でしたし、破談なら破談で良いニュースだと捉えています。
そもそも、この経営統合はホンダにとってメリットはほぼありません。その上、日産の再生・自立が前提条件ですから、個人的にはそれを促すというよりは、積極的に介入しない限り経営再建は難しいと思っていたからです。そしてそのことに費やすホンダ側のエネルギーたるや半端ないと想像できますし、良い商品をユーザーに提供するという本来やるべき仕事をおろそかにしてしまう恐れがあったからです。
ホンダの経営陣は子会社化を提案する時点で、むしろ破談になってもやむなしと腹を括っていたのかも知れませんね。
しかし日産にとっては状況は悪化の一途と言っていい
日産は、国とホンダが出した助け舟を断ることで、状況をさらに悪化させたと言ってもいいでしょう。
日産の内側を表現した本を読みました
日産の内情を知りたいと思い、Kindleにあった
「迷走する経営幹部:日産自動車 栄光と転落の舞台裏」(黒木論著)
という本を読んでみました
その内容をかいつまんで書くと、
・日産の経営陣が、クルマの将来に向けたあるべき姿を描けずに、目先の利益に固執していた。
・現場の開発陣や生産現場の人々の中には技術的方向性を見失わず現状を把握して経営陣に訴えるものもいたが、経営陣は目先を優先しそれを無視。
・その結果、将来の技術準備が遅れ、商品価値が急速に低下していく。
と言った内容だったと思います。
結局、日産をここまでに追い込んだのは、経営陣の責任に尽きると思います。
今回の判断含めて経営陣の責任が拭えない
そんな彼らが下した、今回のホンダの子会社化を拒否したという経営判断自体も、日産という会社にとって最悪の経営判断だったと言わざるを得ません。
「日産のプライドが許さない」なんて言葉が囁かれていますが、そんなことを言っている場合でしょうか?日産のプライドで立ち直れるなら、とうの昔にまともになっていると思います。もう時すでに遅しということが、この経営陣はわかっていません。ちっぽけな中身のないプライドが邪魔をして、正しい経営判断ができていないとしか思えません。
そして実際のところ彼らは保身に走っているようにしか思えないのです。子会社化されたら、自分たち経営陣がみんな飛ばされるなんて思っているのでしょう。そんな器の小さい考え方しかできない人々はいなくなるべきなのです。
最近書いた「真摯に誠実に生きることの大切さ」という記事の内容を、この経営陣にまさに言いたいと思います。

この記事で書いた真摯に誠実に生きることができない本質、
「身勝手、無責任、不誠実、無自覚」
「傲慢、慢心、道徳心の欠如、想像力の欠如、考えの甘さ」
そんなことが彼らの心の中に潜んでいる気がしてなりません。
本当に真摯に誠実に生きることができるならば、自分たちのこれまでの経営責任を素直に真摯に認め、我々がどうなってもいいから、なんとしても会社を守ろうとか、従業員の生活を守ろうとか、傘下の部品メーカーも守ろうとか思うはずです。そうであれば、ちっぽけなプライドなんてどっかに吹き飛んで行くはずです。
そんな経営陣のいうことを聞かされる、まともな従業員たちが可哀想でなりません。日産の従業員は、ホンダの子会社になることに賛成の意見を持っている方もいるんじゃないかと思うんです。それほど、経営陣を信用していないんじゃないかと。
これからの日産はどこへ行く?
やっとホンダという港に停泊しそうだった日産という船は、また大海原を彷徨う、そんな状況になってしまいました。
日産の経営陣は、そっちの方がいいと思って、ホンダの子会社化の提案を断ったのでしょうか?そうだとしたらもう信じられないとしか言いようがありません。それ以前に、ちっぽけなプライドで感情的に破談にさせて、その後にどうなるのかを想像できなかったのか?とも思います。
海外の企業に買われ、徹底的にリストラされ、部品メーカー含めてメチャクチャになってしまう。そんな将来が想像できます。
もしかしたら、また国が助けてくれるなんで甘い考えを持っているのか?そうだとしたら、最悪の経営陣だと言えますね。
もう、この日産という会社の結末がどうなっていくのか?これ以降彼らに選択する余地が残されているのか?きっと無くて、さらに他力本願でしかない状況とも言えます。
このままの状況だと、株主も当然ながら黙っていませんし、次の株主総会はもう大変なことになるのが目に見えていますね。
横浜Fマリノスや浦和レッズは大丈夫なのか?
加えて、サッカーファンである自分としては、Jリーグへのクラブへの影響が心配されます。
マリノスへの影響
一番心配なのは、日産Fマリノスの行末です。
日産がメインスポンサーであるマリノスは、この日産の経営状況がダイレクトに影響するのではないかと思います。マリノスの経営状態を把握しているわけではないですし、日産のスポンサーフィーがどれだけマリノスの経営に寄与しているのかわかりませんが、影響はあるはずです。
そもそも、日産FマリノスのFは横浜フュリューゲルスのFで、フュリューゲルスのスポンサーだったANAが撤退してクラブが消滅し、マリノスが選手を引き取ったという過去がありました。
好敵手であるマリノスが、そうならないことを祈るばかりです。
レッズへの影響
そして、自分の立場に置き換えてみると、現在の浦和レッズのメインスポンサーは現在三菱重工であるものの三菱自動車もいまだにスポンサーとして出資しています。三菱自動車の株を日産が保有していることから、我々にも影響がないとは言い切れません。
日産が当座の資金を確保するために、日産が持っている三菱自動車の株を売却してしまう可能性もないことはないかなと思います。そうなると、別の投資家が株を買って、三菱自動車への経営への影響度合いを高める可能性もあります。
ちょっと心配ですね。
ホンダの次なる一手はこれだ!
本田が三菱を子会社化するというのはどうでしょう?
そんなことを考えていたら、ミラクルな一手を考えつきました。
ホンダが日産の所有している三菱自動車の株式を買い取って、三菱自動車を子会社化するのです。
これにより
・三菱自動車の経営自体安定する
・それにより、浦和レッズの経営も安定する
・統合のメリットあり
(PHEV技術やピックアップトラック、世界市場などの観点で補完関係がある)
・日産も再生のための当面の資金を確保できる
と思うのです。ホンダの次の一手はそれなんじゃないか?と思ったりました。
浦和レッズにとっても、三菱自動車にとってもそれがいいと思うのです。
ホンダさん、この次の一手を真剣に考えてもらえないでしょうか?