CWC遠征 フリータイムの過ごし方を考える
自分の人生またとない大会と遠征を決めたクラブワールドカップ。昨年末から遠征計画を立ててきました。
※遠征計画全体の流れは、こちらのまとめ記事をご覧になってください。

昨年の12月9日、クラブワールドカップの日程が発表され、併せて浦和の対戦相手と開催地も明らかになりました。
それから着々と準備を進めている中、試合のない日のフリータイムの過ごし方、観光プランを立てる必要がありました。
そんな中、若い頃、どっぷりハマったテレビドラマの”ツインピークス”、そのロケ地がシアトル郊外にあることを偶然知るのです。
これはもう運命!聖地巡礼の旅を1日するしかない!と心に決めました。
ツインピークスとは?
90年代にハマったドラマ、”ツインピークス”
奇才デビッド・リンチ監督作のドラマ ”ツインピークス”。
このドラマは、自分が結婚した頃、土曜の夜(だったと思う)に放送されていて、奥様とハマってみていました。1990年にアメリカで放送されていて、日本では1992年だったと思います。
ツインピークスという田舎町で、ローラ・パーマーという美人高校生が死体で発見されたシーンから始まります。この事件を発端に、FBIのクーパー捜査官が地元警察と協力して犯人捜査をしていきます。
自分が考える、このドラマの魅力は、
★ローラを取り巻く人間模様が描かれ、これまで見たことのない多く登場人物が出てくる。
★主人公を取り巻く多くの登場人物が、アメリカ社会の暗い影をまとって、複雑に絡み合って生きているということ。暴力やら不倫やら麻薬やら悪巧みやら。
★ローラを殺したのは誰なのか?最後にはなんともいえない気分になる。それも魅力の一つ。
★なんとも言えない怪しい雰囲気の音楽と、幻想的な映像がなんとも言えない世界観を醸し出している。
正直、なんともいえないエグいドラマなんですが、なぜか引き込まれてしまうのです。
ちょうど昨年の夏に、Amazonプライムで見ることができるのに気づき、シーズン1を通しで見たところでした。
ロケ地がシアトル郊外だったことを知り、運命を感じた
CWCの遠征先がシアトルに決まってから、準備を進めている中で初めて気づきました。
このドラマのロケ地の多くが、シアトル郊外で撮影されたとのことを。
これはもう、自分に訪れた幸運!運命としか言いようがありません。
ということで、1日ツインピークスのロケ地巡りをするしかない!と決意です。それほど、ツインピークスを知らない娘は、単なるドライブになってしまいますが、付き合ってもらいます。
訪れるロケ地
ネット上で検索すると、記事だったり、動画だったりと豊富な情報源があり、場所を特定すること自体、難しくありませんでした。
そんな中で行こうと決めたロケ地がこちらになります。
・RR
・ツインピークスの看板(ツインピークスの入口)
・ツインピークス警察とパッカード製材所
・ローラとジェイムスが別れたコーナー
・ロネットが歩いてきた橋
・スコルノミー滝とグレートノーザンホテル
・ロードハウス
・ローラの死体が発見された場所
それぞれ紹介します。
RR(Twede’s cafe)

ツインピークスに登場するシーン
RR(ダブルアール)の名前で登場するノーマが経営するレストラン&カフェです。さまざまな人間関係が交錯する舞台の一つと言えます。
主人公の1人でもあるFBIのクーパー警部が、この店の”チェリーパイとクッソうまいコーヒー”が大のお気に入りでした。
ぜひ、行ってその味を味わってみたと思いました。
場所
シアトルダウンタウンの東側にあります。
ツインピークスの看板(ツインピークスの入口)

ツインピークスに登場するシーン
オープニング曲の冒頭で現れて、何度となく見たこのシーン。ツインピークの看板のある街の入り口の景色です。
現在看板自体はないのですが、その撮影場所が”Welcome to Twin Peaks Sign”として観光スポットとなっています。
場所
ツインピークス交番とパッカード製材所


ツインピークスに登場するシーン
ローラ・パーマー殺人事件が起きた後も、ツインピークスの街で起きる多くの事件を解決しようと奮闘する警察の人々、トルーマン警部、ホーク、アンディ、ルーシー、そしてFBIのクーパー警部。彼らが拠点とする警察署が、ここツインピークス警察署です。
また、すぐ近くにあるパッカード製材所跡地があり、煙突が残っています。
場所
今は、ダートフィッシュというラリーやダートラのレーシングスクールの事務所になっているそうです。
ローラとジェイムスが別れたコーナー

ツインピークスに登場するシーン
ローラが同級生で付き合っていたジェームスのバイクの後ろに乗って走ってきて、ここのコーナーでバイクを降りて、姿を消しました。その後に死体となって発見されます。
場所
ロネットが歩いてきた橋

ツインピークスに登場するシーン
ローラと共に暴行を受けて逃げてきたロネットが、橋の上の線路を歩いてくるシーンで登場します。
場所
先ほどの、ローラとジェイムスが別れたコーナーのすぐ近くです。
スコルノミー滝とグレートノーザンホテル
この聖地巡礼旅のメインイベントの一つというべき場所です。

ツインピークスに登場するシーン
このドラマを象徴シーンと言えば、このスコルノミー滝。オープニングのシーンで何度となく登場し、脳裏に焼き付いています。
また、この滝の脇にあるグレートノーザンホテルを舞台に多くの登場人物が交錯します。
場所
ロードハウス

ツインピークスに登場するシーン
このドラマでは、夜のレストランというイメージで登場します。ステージがあって、バンド演奏がありながら、中央でダンスするなんてシーンが多く見られました。
ここもいろんな人間模様が交錯しますし、喧嘩なんかも頻繁に見られました。
場所
ローラの死体が発見された場所
最後の訪問地は、キアナロッジです。

ツインピークスに登場するシーン
オリジナルシリーズの冒頭、湖のほとりの大木の脇でローラ・パーマーが死体で発見されるシーン。この大木が今でも残されているのです。
また、グレートノーザンホテルを舞台に多くの登場人物が交錯します。ドラマの中では、グレートノーザンホテルは、先ほどのスコルノミー滝の上に存在しています。しかし、中の様子は、こちらのキアナロッジで撮影されています。
ロビーにある不思議なインディアンの模様が印象的です。
場所
シアトルダウンタウンの対岸にあります。
スケジュール
訪れる場所は、大きく二つにまとめられます。
・スコルノミー滝周辺(ダウンタウンの東側)
・キアナロッジ(ダウンタウンの西側の対岸)
午前と午後に分けてスケジュールを組みます。
09:00 レンタカー受け取り
10:00 スコルノミー滝 エリア到着して、周辺を回る(2時間滞在)
12:00 ダウンタウンに向けて出発(どこかで昼食)
14:00 ダウンタウンのフェリー乗り場から乗船
15:00 キアナロッジに到着
16:00 キアナロッジ出発
18:00. ホテル到着
当日の日没を調べてみると21:11とのこと。明るいうちに余裕で帰れそうです。
午前中 ダウンタウン東側 スコルノミー滝エリア
ダウンタウンからスコルノミー滝エリアへ
シアトルダウンタウンから東へ、30分程ドライブすると到着します。近いですね。
スコルノミー滝エリアでの散策
スコルノミー滝エリアでは、6箇所を回ります。
①RR
②ツインピークスの看板(ツインピークスの入口)
③ツインピークス派出所とパッカード製材所
④ローラとジェイムスが別れたコーナー
⑤ロネットが歩いてきた橋
⑥スコルノミー滝とグレートノーザンホテル
⑦ロードハウス
午後 ダウンタウン西側対岸 キアナロッジ
キアナロッジは、ドラマ冒頭のローラ・パーマーが死体で発見されたシーンや、グレートノーザンホテルの内部の撮影で使われました。
午後、スコルノミー滝エリアを後にして、ダウンタウンに戻り、船に乗って対岸のベインブリッジアイランドへ。そこから陸路でキアナロッジに向かいます。
フェリーを使用するルート
フェリーを利用して対岸までショートカットするコースです。
所要時間 1.5時間
距離 43.6マイル(70km)
ルートとしては、
①スコルノミー滝エリアからダウンタウンにあるシアトルフェリーターミナルに向かう。
②シアトルフェリーターミナルで、クルマごとフェリー乗船。
(シアトルフェリーターミナル → ベインブリッジアイランド フェリーターミナル)
③ベインブリッジアイランド フェリーターミナル到着後、陸路でキアナロッジへ。
フェリーの乗り方
こちらのサイトが、フェリーのサイト。
チケットについての説明がこちら。
チケットの概要はこうです。
・クルマ用のチケットは基本的に片道(例外はある)
・クルマ用のチケットに、ドライバーの料金は含まれる
・クルマのサイズによって料金が変わる
・パッセンジャーのチケットは買う必要あり。しかし往復料金。
(片道ただとも言える)
こちらのサイトで事前にチケット購入できるとのこと。
結局、シアトル〜ベインブリッジアイランド間の料金はこうでした。
【片道】 合計 28.9USD (4151円)
・クルマ+ドライバー 18.65USD(2679円)※一般的な乗用車サイズ
・パッセンジャー 10.25USD(1472円)
【往復】 合計 47.55USD (6829円)
・クルマ+ドライバー 37.30USD(5357円)※一般的な乗用車サイズ
・パッセンジャー 10.25USD(1472円)
フェリーを使用しないルート
フェリーを使用せず、地上ルート+橋を使って海岸線に沿って南下し、ぐるっと回って北上するルートも考えられます。そのルートだと、
使用時間 1時間29分
距離 85.5マイル(138km)
実は、時間的には20分くらいしか変わらないんです。
結局は
結局は、以下の理由でフェリーを利用するルートを選択します。
・クルマでフェリーに乗ったことがなく、新鮮だから。
・時間も短縮できる。
・乗船費用もガソリン代で少し出せる
帰りは
フェリーに再度のるか?ぐるっと回ってドライブして帰るか?状況に応じて判断します。
考えただけでもワクワクしました
計画をまとめて思ったのは、大好きなドラマ「ツインピークス」のロケ地を訪れることができる喜びはもちろんのこと、シアトル郊外の自然や景色を楽しむことができることにすごくワクワクしました。
また、クルマごとフェリーに乗るなんて、生まれては初めて。
面白い聖地巡礼旅になりそうでした。
[…] <観光プラン 2>ツインピークス聖地巡礼【クラブワールドカップ USA遠征計画を考える その⑧】CWC遠征 フリータイムの過ごし方を考える 自分の人生またとない大会と遠征を決めた […]