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ACL決勝の前哨戦!【浦和レッズ観戦記(川崎戦)】

がっぷり四つの拮抗した試合

ACL決勝直前のリーグ川崎戦。

今節は、先に試合をしている上位チームが揃って、神戸が負け、名古屋も引き分けという結果で、浦和にとってみれば絶好のチャンス。勝てば勝ち点で首位の神戸と並ぶといういい形でACL決勝に望めるという絶好の状況でした。

しかし、1-1のドロー。

でも、ACL決勝直前の試合で、選手たちはモチベーション高く、強豪川崎とがっぷり四つの試合。厳しい試合でしたが、浦和らしい試合を展開していい試合だったと思います。

あれは、PKでしょう!

この試合で納得いかないのはこのシーンですね。68分のペナルティエリア内の川崎 高井選手の興梠選手への後ろからのキック。明らかにPKでしょう。興梠選手は明らかにゴールに向いてプレーしようとしている。少なくともオンフィールドレビューすべきなんじゃないですか!!

DAZNのジャッジリプレーでもやはりPKが妥当だったという判断でしたね。審判の方の反省をお願いします。

これがPKになったとして、その後にリンセンのゴールが入るかどうかはわかりませんが、単純に考えたら勝てましたよね。後半は浦和が圧倒していたわけですから。

そして、マチェイ監督が試合後のインタビューでこの件を一言も語らなかったことに感心しました。彼の位置から詳細が見えなかったので言及できなかった可能性がありますが、あとあといろいろ言っても始まらない、過ぎたるは及ばざるが如しとしっかり切り替えができる器の大きい監督なんだなあと勝手に思いました。

80分のリンセン選手のゴールにつながる一連のプレー

興梠選手のPKが認められないという嫌な流れでも、マチェイ監督の采配が当たって交代選手が活躍するのが今の浦和。

リンセン選手、安居選手、早川選手、柴戸選手を投入。彼らがまさにユニットのように左サイドで流れるようなパスワークを披露して、川崎の選手を翻弄。特に、早川選手のドリブル&パスには、川崎の選手はもうついていけてませんでしたね。素晴らしい。

その早川選手からのスルーパスを受けた荻原選手がドンピシャかつ優しいセンタリングをリンセン選手に送り、リンセン選手はダイレクトシュートで、Jリーグ初ゴール。リンセン選手は、これが彼のゴールの型なんだなと思うゴールでした。荻原選手とリンセン選手のセットは今後もゴールを量産してくれそうな予感がしますね。

解説の佐藤悠介氏が語った言葉

DAZNの解説の佐藤悠介氏が試合途中で浦和について語った言葉が印象的でした。

「なんとなくではなく意図的に自分達から人の配置を考えてプレーしている。横パスとかでかっさらわれてのカウンターがほとんどない」

そうなんです。今の浦和は、選手たちのプレーに一体感を感じます。見事なまでに、各選手が連鎖的にプレーしている。かなりレベルの高いサッカーが展開できていると思います。だからこそ、川崎が怪我人が多い状況もありますが、川崎相手に同等以上の試合を展開できるのです。一昔前は、パス回する川崎に対して、後ろで守っての試合が多かった印象でしたが、かなり進歩していると感じました。

印象的だった選手たち

レギュラーへの定着が期待できる荻原選手

この試合でもダイナミックな攻め上がりをいくつも披露してくれましたね。鋭いドリブルでの持ち上がりやワンツーパスでの前進。

その後も走りを止めることなく、内側に切れ込んで、ゴール前まで走り込む積極性。
ゴールラインを破るまで最後まで諦めないプレー。

そんなプレーを何度も繰り広げてのリンセン選手へのアシスト。素晴らしくも頼もしいと思わざるを得ません。

また守備でも、対峙する家長選手に対しては、流石にシャットアウトとまではいきませんでしたが、互角の戦いを繰り広げていました。

もうレギュラーでずっと見たい!と思う選手です。(明本選手も素晴らしいんですが)

レベルの高いプレーを展開する関根選手

確実かつ有効なレベルの高いプレーを連発する関根選手。

今まであまり見たことのないプレーを披露しているなと思うのは、ポストプレーや絶妙なスルーパス、鋭いセンタリング。

加えて進化しているなと思うプレーは、相手との絶妙な間合いでの効果的な守備や、加速するドリブル、枠内に飛ぶ鋭いシュート。そして周りの選手を生かす視野の広さ。

こんな選手だった?別人じゃないと思うくらいレベルアップしています。

2019年のACL決勝、アルヒラルとの戦いで、カリージョ選手にチンチンにやられて、表彰式でうなだれていた彼、阿部選手に肩を抱かれていた彼を思い出します。ちょうど席の目の前だったので。

そして、目の前で盛り上がるカリージョ選手。関根選手は、今年は借りを返すと意気込んでいるに違いありません。

また、アルヒラルとの戦いが1週間後に控え、関根選手がモチベーションを上げないわけがありませんね。雪辱を期待しています!!

脅威の17歳 早川選手

ルヴァン湘南戦で初ゴールを記録した早川選手でしたが、この川崎戦でのプレーを見て、こんなにすごい選手だったのか!と真に理解しました。

80分 リンセン選手のゴールのお膳立てをした、安居選手や荻原選手とのパス交換、2人に囲まれながら、ぐんぐん前進するドリブル。相手にパスカットされても、体の向きがいいのか?間合いがいいのか?わかりませんが、再度ボールを自分のものにできます。逞しいドリブルとでも言いましょうか!前例のない、今までに見たことがない選手に思えます。

また、圧巻だったのが、89分の車屋選手からボールを奪ってドリブルで振り切ったシーン。やはり、間合いの詰め方がうまい気がします。そして奪った後の体の入れ方のうまさと車屋選手を振り切れるほどのスピードと体幹の強さ。17歳とは思えないプレーです。

最後、95分のワンツーからのゴールエリアに進入していったシーン。解説の佐藤氏から「彼は動きを止めない選手。将来楽しみですね」と言われていましたが、本当にそう思います。

こちらの動画を引用させていただきますが、ユース時代を含めた彼のすごいプレーを見ることができます。

マチェイ監督に、彼やコーチ陣が早川選手を見て1発で惚れ込んだと言わしめただけある選手だなと実感しましたし、浦和の未来は明るいなと思いました。

そう考えると、川崎戦には、関根選手、敦樹選手、荻原選手、早川選手の4人のユース選手が出場し、他にもザイオン選手や堀内選手もいて、育成が下手だと言われ続けていた浦和の育成部門の努力が身を結びつつあるのかなと思います。それは、大槻さんや池田信康コーチをはじめとしたコーチ陣のたゆまない努力の賜物であります。本当にありがとうございます。

そして、現在は、平川コーチと阿部コーチという頼もしい2人が浦和ユースを指導しているということ。今後、彼らが我々を驚かしてくれるような選手を送り出してくれるのか?考えるだけワクワクしてきますね!

試合終了後の浦和サポーターの応援

試合後、サウジアラビアに向けてに出発する選手たちに、現地のサポーターが歌った「赤き血のイレブン」と「This is URAWA」、かっこよかったです。そして監督、コーチ陣、選手たちに気持ちは伝わっているに違いありません。

また、川崎フロンターレというクラブにはリスペクトの気持ちしかありません。アウエイ席の全開放、スクリーンに映し出された浦和への応援メッセージ、浦和のバスの送り出し時の警備の対応など、感謝の気持ちしかありません。やはり、ACLを戦った経験と、どんな状況下であっても真摯に正々堂々と戦う姿勢。全てのクラブがこういう姿勢を持つべきだと、模範になるクラブだなと思いました。浦和も見習わなければなりませんね。

そして、いよいよ今週末は、ACL決勝第1戦。アルヒラルのホームでの戦いです。2019年のACL決勝は、アルヒラルのベンチの真裏で見ていたこともあり、関根選手同様、思い出すだけで悔しさが込み上げてきます。

アルヒラルは、2019年に比べてもさらにスケールアップしているとのことなので、厳しい戦いになるのは必至なのですが、いい試合をして引き分けでも御の字。素晴らしい戦いを期待しています!!

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