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連動した守備が美しかった!【浦和レッズ観戦記(ACLグループステージ ハノイFC戦)】

2023年のACLグループステージ第2戦です

第1戦は、アウエイで武漢に1-1のドロー。なんとかロスタイムで追いつき、貴重な勝ち点1をゲットしました。

続く第2戦はホーム、埼玉スタジアムでのハノイFC戦。

いつもの駐車場に到着したのは、17時。試合開始、2時間前です。そこから、埼玉スタジアムまで歩いていく道のりに、幾つもの駐車場があるのですが、本当に今日試合があるのかな?と心配になるほど、駐車しているクルマがほとんどいないほどでした。

スタジアムについても人が少なく、せっかくのACLホーム開幕戦だというのにどうしたんだ!!とちょっと鼻息が荒くなりました。

結局、10333人の入場者数でしたが、雨の中、サポーターの声量は劣ることない素晴らしい応援でした。自分も精一杯頑張りました。

(カンテ選手のPKを待っている時の写真。この辺りが、結構な降りでした。)

前半から高かった守備意識

ベトナムのハノイFCは、どういったサッカーをしてくるのか?不気味な印象。直近で外国人を補強したということで、彼らのポテンシャルも未知数なところ。

そんなハノイFCに対して、浦和は序盤から積極的なプレスを仕掛け、速く強く相手に寄せて相手を振り向かせない守備を展開します。また、組織としての左右のスライドや連動性が素晴らしく、個人個人の距離感が素晴らしかったと思いました。北ゴール裏で見ていると、ハノイがサイドにふった時の、浦和の選手たちが等間隔なのとその連動性が美しかったです。

8分、デザインされたセットプレーが披露されます。酒井選手たちが相手選手をブルックすることで、カンテ選手をフリーにさせます。岩尾選手の精度の高いボールが、フリーのカンテ選手のところに渡って、カンテ選手のダイレクトシュートで先制します。もう鮮やかの一言でした。

程なくして、前線での守備を繰り返していた利樹選手が、相手ゴールエリア内で相手ディフェンダーとフィフティフィフティのボールを先に触って、相手ディフェンダーは遅れて利樹選手の足を蹴ってPK。ショルツ選手がいつものように当たり前のように決めて、2点目。これで少し、初対戦であったハノイFCに対して少し落ち着いて戦えるようになりました。

試合開始時の立ち位置は、佳穂選手がトップ下、利樹選手が右サイドだったのですが、30分過ぎからポジションチェンジして、利樹選手が中央へ。2TOPのような形になります。この形はいいですね。センタリングに、2人のターゲットがいるというのは、ゴールチャンスに繋がりそうです。これがスタートポジションでもいいのではないか?と自分は思うんです。

36分、その効果が出たのか?利樹選手のゴールが生まれます。カンテ選手、荻原選手、関根選手、高橋選手と鮮やかに繋ぎ、高橋選手が切り返してグラウンダーのシュートが左隅に決まります。3点目。かなり楽になりました。

後半も休まず、やり切ります

浦和は、後半開始からも休まず、前線からの守備を徹底します。カンテ選手、佳穂選手、利樹選手の背中を意識したポジショニングとタイミングの良いボールへのアタックが続きます。岩尾選手に変わって後半から投入された柴戸選手も、らしさを見せてボール奪取してくれます。

62分に、酒井選手に代わって大畑選手、佳穂選手に変わって早川選手が投入されます。すると、早川選手を中心にしたプレーがチャンスを作り出します。

交代早々、63分、同じ少年団出身の先輩、右サイドに移った荻原選手からの絶妙なロングフィードを胸トラップした早川選手がシュート。惜しかった。

その後、岩尾選手が交代しているため早川選手がコーナーキックを蹴り出します。またこれが、絶妙なボールを蹴れるんです。速くて、ゴール前で急に落ちるようなボール。

65分、そんな早川選手のコーナーキックをユースの先輩、関根選手が見事に叩きつけたヘディングシュートで、4点目をゲットします。

続く、68分カンテ選手のヘディングで前線にフィードしたボールを、またしてもフリーの早川選手が受けてドリブル。ゴール前で関根選手にパスし、相手がたまらずファールを犯しPK獲得。危なかったですが、カンテ選手がPKを決めて5点目をゲットします。

この約6分間、早川選手を軸に回っていたと言えると思います。そして間のチャンスと2得点に絡んだ早川選手。素晴らしい活躍だったと思います。

5点をリードした時点で、余裕ができたところで、マチェイ監督はここぞというタイミングで、興梠選手と共にブック選手を投入します。浦和デビュー戦です。

84分、大畑選手のボール奪取から始まった攻撃。興梠選手に渡ったボールが相手に当たって溢れたボールを再度、大畑選手が拾ってシュート。そのこぼれを、ブック選手が、低く鋭い弾道の、相手選手の股を抜くテクニカルなシュートでゴールを決めて見せます。

ブック選手の鮮烈なデビュー。この言葉がぴったりでした。

慢心せずしっかり勝ち切った

ハノイFCに対して、慢心することなくしっかり戦い勝ち切ったこの試合。

しかもハノイFCに得点を許さず、終わってみれば6-0の大勝。グループリーグ突破のためには、得失点差も重要ですから、そういう意味でもいい試合でした。

雨の中でしたが、素晴らしい試合を見ることができてサポーターとして幸せでした。

こんな試合での「We are DIAMONDS」は格別です。

印象的だった選手たち

素晴らしい守備意識!! 利樹選手

どんどんコンディションも上がってきて、本当に頼もしい存在になりつつある利樹選手。

秀逸なのは、前線でしっかり走り、積極的な守備、ボール奪取を繰り返します。特に、後半開始直後の46分、52分のプレーは素晴らしかったです。

また、PKをゲットしたシーンや、切り返してシュートを決めたシーンもさることながら、前線で安居選手からのスルーパスを受けたり、カンテ選手にラストパスを出したりと、攻撃の軸になりつつある気がします。

あとは、心配なのは怪我。相当走っているので、筋肉系の怪我が心配です。メリハリのある余裕を持ってプレーできるようになるといいと思います。

残りの試合、どんどんシュートを打って、得点をゲットしてください。期待しています。

スーパーセーブに助けられた 西川選手

ハノイFCには、それほど自由にさせなかったものの、前線の選手の個人技は怖いものがありました。

95番タグウ選手のヘディングシュートと振り向きざまのシュート。終盤に中盤の選手の枠ギリギリのミドルシュート。この3本はヒヤッとしましたが、そこは西川選手。流石の反応で、スーパークリア。

ゴールを許してしまえば、相手に流れがいってしまいますし、見事にそれを断ち切ってくれた西川選手のおかげでこの大勝があると思います。

このブック選手との2ショット。すごくいいですね!

余談ですが、最近、金曜日に試合があると、土日に、優勝争いをしている他のチームの試合をよく見るのですが、どこのクラブとは言いませんが、他のクラブのキーパーを見ると、どうしてこんな反応鈍いの?とかどうして出てくるタイミングが遅いの?とか思ってしまいます。

それは、やはり西川選手のハイレベルなプレーを基準に見ているということに、今回気づきました。

鮮烈デビュー!! ブック選手

5点差というまさにデビューするのにぴったりのシチュエーション。残り20分でブック選手の鮮烈な浦和デビューとなりました。

自分を含めた浦和サポーターは、彼がどんなプレーをするか?興味津々だったと思います。実際に、彼は予想以上の技術力をもちアイデアあふれるプレーのできる選手だとわかりましたし、十分にJリーグで力を発揮できると確信しました。

ブック選手のプレーを挙げてみると、

・75分 前線での守備で相手選手との距離の詰め方がよかった。しっかりしたトラップに技術力の高さを感じた。
・76分 関根選手からのボールをフリックしてパスしようとしたシーン。アイデアがあるプレーができることの証明でした。
・77分 自らの前にスペースを作って、シュート。
・82分 柴戸選手の縦パスに、壁となって関根選手に落としたシーン。
・84分 大畑選手のシュートのこぼれを冷静に鋭い弾道でシュートを決めたシーン。
・85分 鋭いパスを前線の早川選手に供給したシーン。
・88分 しっかりとしたボールキープを見せたシーン。

改めて期待できる選手だと思いました。日本に来てくれてありがとうと言いたいです。

浦和のチームメイトに愛されていることもわかります。


みんなタイの挨拶をしていたことからもわかります。

次の試合は、ルヴァンカップ準決勝 マリノス戦

次の試合は、アウエイでのルヴァンカップ準決勝第1戦 横浜マリノス戦です。

横浜は今、調子を落としているのと、前回のリーグ戦での対戦ではいい印象を持っているので、しっかりとした引き締まった試合をして、第1戦をリードした状態でホームにも戻って来れるのを期待したいと思います。

※なお、本記事の写真は、浦和公式サイトの写真を引用させていただきました。

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