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まだ可能性はあるぞ!!【浦和レッズ観戦記(ACL GS 武漢戦)】

浦項戦2連敗が重くのしかかる

浦項に2連敗して、グループステージ突破にあとが無くなった浦和。

この試合と最終戦のアウエーハノイ戦は絶対勝って、他のグループの結果を待ちたいところ。

そして、退団が決まっているカンテ選手、シャルク選手のホーム埼玉スタジアムでのラストゲームになりました。

気持ちの入った攻撃的なプレーを繰り広げての勝利

前半立ち上がりから攻撃的なプレーを展開

試合開始から、全員が勝つしかないという意識の高さを見せて、テンポの良いパス交換から攻撃のチャンスを作り出します。

特に佳穂選手は、判断よく周りを使ってチャンスメイキング。5分のシーン、惜しくもオフサイドになってしまいましたが、飛び出して利樹選手のヘディングシュートを演出するなど、テンポの良い素晴らしいプレーを見せてくれました。

また、ワントップ起用のリンセン選手もゴールの予感がプンプンするプレーを見せてくれます。リンセン選手は、プレーに余裕が出てきた感じがします。シーズン当初に比べて、守備でのプレスに余裕が感じられて、寄せるタイミングもよくスマートになった感じがします。また、周りがよく見えていて、周りを生かしたプレーができています。これからが相当楽しみな選手です。

36分、そんなリンセン選手が相手ディフェンダーと競って、得たPKをショルツ選手が冷静に決めて幸先良い先制点を得ます。

しかし43分に不運が。利樹選手が相手の危険なプレーで衝撃の倒れ方をして、交代。ルーズボールに行った利樹選手の頭と武漢の21番の選手の肩だと思ったのですが肘が接触。頭と首にダメージがありそうで、後遺症なければいいと本当に心配しています。

中国の選手は正直、プレーが荒過ぎます。技術の差を、勘違いした暴力的なプレーで補おうとするのは醜いですし、彼らの成長にもつながりません。何より、利樹選手に後遺症が残ったりしたら、彼らはどう責任を取るのか?猛省して欲しいと思います。

後半追いつかれるもカンテ選手のロスタイム弾が炸裂

後半、相手2TOP、特にダビドソン選手に苦しめられていると、67分、ショルツ選手、マリウス選手のらしくないプレーで防ぐことができず、そのダビドソン選手に決められてしまいます。

負けたら終わりの浦和。83分にカンテ選手、シャルク選手、ブック選手を投入。攻勢を強めます。

そして89分のカンテ選手の理不尽ゴールが炸裂。またも絶叫させていただきました。

このゴールで、グループステージ突破に向けて可能性を残しました。退団が決まっているカンテ選手とシャルク選手の置き土産とも言えると思います。

カンテ選手の引退とシャルク選手の退団

最後まで理不尽だったカンテ選手

本当は大原の練習の動画アップは禁止されていますが、シーズン初めのものなので時効だと思います。ご容赦ください。

今年、3月27日の公開練習。初めてカンテ選手のプレーを見ることができました。彼のシュート力や身のこなしを初めて見て、待望のフォワードが浦和に来てくれたと、本当に心が躍りました。

そしてこれまで、理不尽というか神技ともいうべきゴールを何本も決めてくれました。

DAZNが作ってくれたカンテ選手のプレー集。名残惜しくなるので見るのを避けていましたが、やっと見ることができました。引用させていただきます。

全てに「おおーっ」と唸る、まさに理不尽ゴールばかりでしたが、名古屋戦での振り向きざまのシュート(動画の3:14あたり)、神戸戦でロスタイムに追いついたシュート(動画の8:00あたり)の2つはスタジアムで腹筋がキレそうになるまで絶叫しました。

この動画を見てしみじみ思いました。彼は、今まで浦和の助っ人外国人フォワードの中でもエメルソン選手、ワシントン選手に次ぐ、高精度なシュート力を持った選手だと。

そしてこの試合も、ACL GS突破に望みを残す貴重なゴールを決めてくれました。

まだまだやれるはずではありますが、彼の価値観というか、家庭を優先したいという判断はよくわかりますし、本当に残念ではありますが、感謝の気持ちを込めて送り出したいと思います。

短い時間で強いインパクトを残して行った選手は、サポーターの心にずっと残り続けます。マリッチ選手のように。

本当にありがとう。カンテ選手とご家族がこれから幸せな人生を送れることを祈ります。また、引退試合などチャンスがあったら埼玉スタジアムに顔を出してください。

魂を感じたシャルク選手

シャルク選手は、ナイスガイでした。人懐っこい笑顔と、魂ほとばしるプレーで、我々を魅了してくれました。

福岡戦でも、一矢報いるゴールを決めてくれました。

しかし、不運な怪我が多かった。どんな怪我だったか?知る由もないのですが、ゴールを決めた後、長期離脱を繰り返してしまいました。怪我がなかったら、出場時間が長かったら、もっといいパフォーマンスが期待できたと思うと残念で仕方ありません。

でも、これもサッカー。次はどこのチームに移籍するのかわかりませんが、ユンカー選手のように、Jリーグのチームに移籍してフル稼働で浦和を苦しめるようなことはしないで欲しいと思います。

お疲れ様でした。幸運を祈っています。

次の試合は、リーグ最終戦 アウエイ札幌戦です

次は、札幌戦です。

リーグ3位確保を目指して、有終の美を飾って欲しい試合です。絶対、勝ち点3をもぎ取りましょう!!

そして、もう一つ大事なことが。浦和にも在籍した小野伸二選手の最後の試合です。

そんな意味のある試合。しっかり見届けたいと思います。

※なお、本記事の写真で、自分で撮影した写真以外は、浦和公式サイトの写真を引用させていただきました。

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