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クルマ

素晴らしい企画動画!【コンパクトカーライバル徹底比較】

こんな企画を待っていた

一般的にどうやってクルマを買うのでしょうか?

実際にクルマを買う時に、どうやってクルマを決めるのでしょうか?

静的(止まっている状態)には、エスクテリアデザイン?居住性?使い勝手?
動的(走っている状態)には、動力性能?ハンドリング?乗り心地?

大まかにはそんなことを考えるのだと思います。

日本人の多くは、静的な部分を重視して、ディーラーで止まったクルマを見ながら「かっこいいね」「使い勝手いいね」などを判断し、その後値段交渉をして購入に至るのではないかと思います。

走りを確認するのか?

走りを確認するために試乗する人はどれくらいいるでしょうか?

試乗するにしても、ディーラーの周りをぐるっと1周するくらいで、正直乗ってみてちょっと確認したレベルだと思います。

動的な性能は、実際に購入したあと長く乗った上で、運転しやすい/しにくい、長距離運転して疲れる/疲れないなど実感するものだと思います。その時に、期待していたのと違っていて後悔することもあろうかと思いますし、実は別のクルマの方がもっといい動的性能だったということもあるのです。

理想的なのは、購入検討している人が購入検討している同一カテゴリーのクルマ(例えば、ヤリスとフィットなど)を並べて同一条件で比較的長めの試乗ができて、動的性能の確認ができること。購入後の後悔も減りもったいない買い物も減ると思います。しかしこれは現実的ではありませんね。

クルマの開発の中では、モデルチェンジするクルマの目標性能を決める上で、同カテゴリーの競合他社車を多数実際に購入し、同一条件で徹底比較しながら優劣を評価します。しかし一般の人がそんなことをすることは不可能です。

ですが実際にできるのであれば、購入する上で好材料になるに違いないと思います。

そんな中、いつも楽しみにして見ているYOUTUBEチャンネル「LOVECARS! TV!」が分かりやすい試乗動画をリリースしてくれました。

動画はこちら

徹底比較するクルマは、コンパクトカークラスの以下の5台。

・トヨタ ヤリス  Z ハイブリッド
・ホンダ フィット e:HEV
・日産  ノート  X
・マツダ 2    15 BD
・スズキ スイフト ハイブリッド MZ

試乗コースは詳細分かりませんが、お台場のフジテレビ周辺から首都高速を経由しているコースのように見えました

前編は、河口学ぶさんがドライバーで、兵頭倫果さんが後席での評価。

後編は、前後チェンジして最終評価となります。

結論

結果としては、以下の通りになりました。

1位 フィット
2位 ノート
3位 スイフト
4位 マツダ2
5位 ヤリス

個人的に、昨年レンタカーで、フィット e:HEVにじっくり乗って、クラスを超えたその動的性能にびっくりしたことを記事に書きました。

最新のハイブリッド車に驚嘆!!【FIT e:HEV をドライブ】レンタカーで北海道をドライブしてきました 先日、北海道道央の旅をしてきました。旅行のお話はまた後日まとめることにしますが、今回はその時...

その経験から、この動画を見る前に、フィットが1位になるに違いないと予想していました。その通りでしたね。あのレベルを超えるのはなかなか至難の業だと思います。

この企画の素晴らしいところ

同一カテゴリーの競合車を一挙に揃えたこと

競合車2台くらいの比較試乗はよくみますが、全ての競合車を一気に集めての動画での徹底比較は見たことがありませんでした。

多くの実車を用意することは、金額的にも日程調整の上でもかなり難しいと思うのですが、しっかりそれをやったことは素晴らしいと思います。

競合車を一挙に集めて動的性能を評価することは、同一カテゴリーのクルマで購入候補がいくつかあって迷っている人に対して、絶好の購入の検討材料になると思います。

また、ディーラーの営業マンが、お客さんに対して商品を訴求する材料になる説明に使えるのではないかとも思います。特に、フィットが1位を取ったホンダの営業マンの方はしっかり使ったほうがいいと思いますよ。

同条件で比較試乗したこと

比較する際には、天候や試乗コースなど同一条件で比較することが大事になってきます。

ジャーナリストに対する自動車会社の試乗会は、それぞれの会社が設定した一般道やテストコースで行われ、ジャーナリストの個人の絶対評価にはなります。比較車としては、前モデルを用意するというのが多いですね。しかし競合車に対しての相対評価をすることができません。

なので、徹底的に優劣をつけるような場合は今回のやり方をしないと正しい評価ができないのです。

動画でわかりやすく解説したこと

従来まで、カーグラフィック誌などの自動車雑誌で徹底比較試乗は存在しました。しかし、文章で読むのと、動画で見るのは全く違うものだと思うのです。

各走行シーンで発するコメントや、実感しているような感情のこもったコメントを聞くと、見ている側にスッと入ってくるのです。

一般の人にとって動画は非常にわかりやすいと思います。

使い勝手を想定した試乗コースを設定していたこと

市街地コースだけではなく高速道路まで含めた試乗コースを設定して評価していたことも好感が持てました。

また、駐車場の段差通過や荒れた路面の評価をしていて、日常使い勝手での評価をされているなあと感じました。

ややもすると、箱根の山などワインディング試乗などに偏って、実際の使い勝手から遠くピントがずれているコース設定も多く見られます。

そういう意味で、適切なコース設定のように思えました。

男性と女性の各々の目線での評価をしたこと

ジャーナリストの河口さんに加えて、女性の兵藤さんが評価していることも、高評価だと思います。やはり性別の違いで感じ方も違いますからね。

ただ、驚いたのは、この兵藤さんのコメントが的確なこと。そんじょそこらのジャーナリストや自動車開発者なんかよりは、クルマの動的性能評価の言語化能力が高いなと感心してしまいました。

と思って調べてみると、スバルに在籍していた過去をもつ方だったんですね。どうりで的確なコメントだったんだと納得しました。

運転席と後席各々で評価したこと

また、その2人が運転席と後席で試乗評価して、運転席での評価のみならず、後席の評価もしっかりやっていることも高評価だと思います。また入れ替わって再度評価し、意見をすり合わせるところも良いと思いました。

こういったクルマの評価は、どうしてもドライバー目線での評価が多くなりがちなんです。でも、後席の乗り心地も重要な評価ポイントなんですが、どうしても複数の評価者を用意するのも難しいといった都合があるんですね。そういったところをしっかりやっているところに好感が持てました。

メーカーに忖度なく、客観的な評価ができていること

結果的には、フィットの評価が高く、ヤリスの評価が高くなかったという結果になっています。

動画の中で、河口さんは「別にホンダが好きなわけではないけど、フィットを高評価にせざるを得ないほど素晴らしい」というニュアンスの発言をされているところから、メーカーに忖度した評価ではないことがわかります。

個人的な見解ですが、旧来の自動車ジャーナリストは、正直各自動車会社との関係性と言いますか、自動車会社からなんらかの仕事を受ける場合があり、その関係上、試乗評価に若干の忖度が入っていることがある気がします。

反面、近年増えてきた、こういった自動車関連のYOUTUBEチャンネルを運営するジャーナリストは、YOUTUBEの収益が主な収入源と思われますし、各自動車会社との利害関係もそれほど多くないため、メーカに忖度しない客観的な評価ができていると感じます。

そのほかにも違うカテゴリーの動画もありました

この動画をきっかけに、他にも探してみるとその他のカテゴリーの動画もあったのです。

スーパーハイト軽直接対決

コンパクトSUV徹底比較

これらの動画の共通点

これらの動画の共通点としては、

「各カテゴリーで全てホンダ車が1位になっている」

ということなんです。

N-BOXやヴェゼルは乗ったことがありませんが、フィットの出来から、1位を取るとのは想像できます。

それほど今、ホンダ車の動的性能が頭抜けているということがわかるんですね。

最後に

素晴らしい動画をありがとうございます。今後もこういう企画をどんどんやってほしいと思います。

と同時に、こういう仕事は楽しそうでいいなあ、やってみたいなあと正直思いました。

自分もディーラーでの試乗だけでは十分に分かりませんから、レンタカーでいろいろとクルマを借りて見て、最新のクルマに触れ続けていたいなあと思いました。

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