自転車の右側通行やめましょう!
今までずっと自転車の右側通行の自転車に迷惑を被ってきて、本当にやめてほしいと思ってました。同じような経験をされた方は数多くいらっしゃると思うんです。今日そのお話しをしたいと思います。
自分の困り事はこうです
自転車は、車道を走行するのが基本です。自分が住んでいるさいたま市は、往々にして道が狭く、例外的に走れる歩道もない場合も多いのです。
そんなシーンで、自分は必ず左側通行を守って走行しています。でも、正面から右側通行してくる自転車にかなりの頻度で会うんですね。
やがて、すれ違いをしなければなりません。その時、右側通行の自転車は、ガンとして自分が車道側に出ようとしないんですね。仕方なく、自分が車道に出てすれちがわなければならない。頻度的にはほぼ全部、このパターンなんです。
まさにこの画像の通り。上からくる自転車が自分です。
※この画像は、北九州市の自転車のルール&マナー(交通ルール)から引用させていただきました。非常にわかりやすくまとめられており、安全上の観点から使用させていただきました。
なぜ右側通行の人は車道に出ようとしないのだろう?
と彼らの立場になって考えてみました。すると、一つの仮説を思いつきました。
彼らには、対向する自動車が見えているということで、自分が車道に出ると衝突する可能性があるからじゃないかと思うんです。そうだったとしたら、法令違反している上になんと身勝手な考え方じゃないかと思うんです。
ただ、それ以前に法令を遵守していれば、何も問題ないはずなんです。
右側通行を1人でも多くの人がしないようになるために、
・彼らがなぜ右側通行をするのか?
・どういう危険・迷惑が潜んで知るのか?
を考えて、自分なりにまとめて、数多くの人に理解してもらいたいと思います。
なぜ、右側通行するのか?仮説を立てます
なぜ、右側通行してしまうのか?の仮説としては、
【ルールであることの認識】
× 【自分や周りに対しての危険・迷惑の認識】
× 【本人の判断】
の三つの項目の組み合わせのパターンであるのかなと思います。
【ルールであることの認識】
次の2つのパターンが考えられます。
1.ルールを知らないので守ることができない。
2. ルールとしては知っているが守っていない。
なんとなく、1.の知らないが多そうですが、もう論外ですね。
【自分や周りに対しての危険・迷惑の認識】
次の四つのパターンが考えられます。
①自分にとって危険である/対向車自転車が危険・迷惑を被るのわかっている
②自分にとって危険である/対向車自転車が危険・迷惑を被るのわかっていない
③自分にとっては危険ではない/対向車自転車が危険・迷惑を被るのをわかっている
④自分にとっては危険ではない/対向車自転車が危険・迷惑を被るをわかっていない
①、②の自分にとって危険と認識していれば、直ちにやめてもらいたい。
③は身勝手、④は危険察知能力の欠如 最悪ですね。
【本人の判断】
次の3つのパターンが考えられます。
a. 自分の都合を優先している
・右側を走りたいから
・この先右に曲がりたいから
b. なんとなく右側走行
・ぼーっとしてた
c. やむを得ず右側通行してしまった
・車道右側の歩道を走っていたら歩道がなくなって右側通行せざるを得なくなった
・車道右側の狭い歩道を走っていたら前に歩行者や自転車がいてすれ違おうとして
一旦車道に出て右側通行してしまった
a.は身勝手、b.危機意識の欠如はやめてもらいたい。c.は仕方ない、許せるかなという気がします。
本質的な対策は
これまでの危機察知能力、危機意識の欠如、身勝手な判断が起きる理由は、なぜルールを守らないといけないのか?なぜ右側通行が危険で迷惑なのか?本質を理解していないからだと思うんです。
なので、その観点でより一層の訴求活動をしてほしい。
・免許更新での講習
・免許を持っていない人(老人や主婦)に対する講習会
・小中高生への安全講習会
・家庭内での安全の話し合いの促進
・ニュースメディアを使った訴求(最近逮捕された事件ありましたね)
主に警察やさいたま市、学校になるとは思いますがより一層の訴求活動をお願いしたいと思っています。
改めて、なぜ危険かつ迷惑なのか?を考えてみる
交通ルールを守って、左側走行している人にとって
【危険】以下のような接触事故により怪我する可能性がある。
①自転車同士、正面衝突する。(最悪の場合、その後、車道を走る車両に接触する)
②すれ違いの際、左側走行自転車が車道にはみ出し、後方からの自動車と接触する。
【迷惑】以下のような主にすれ違いで迷惑を被る。
①減速、後方の車両を振り返って確認など、本来不必要な操作をする必要があり迷惑。
②接触を避けるためにハラハラするなど不愉快な思いをする
交通ルールを守らずに、右側走行している人にとって
【危険】以下のような接触事故により怪我する可能性がある。
①自転車同士、正面衝突する。(最悪の場合、その後、車道を走る車両に接触する)
②すれ違いの際、右側走行自転車が車道にはみ出し、前方からの自動車と接触する。
(対面しているので相対速度が高く非常に危険)
③右側の側道から出てくる車両と接触する。(側道から出てくる車両のドライバーにとっては、左側から自転車は本来来る方向ではないんで、右側走行自転車を確認できない可能性があるため)
【迷惑】違反している人ですから迷惑はないですね。
車道を走っている自動車のドライバーにとって
【危険】以下のような接触事故を起こす可能性がある。
①自転車同士のすれ違いの際、左側走行自転車が車道にはみ出し、車道の自動車が引いてしまう。(自動車にしてみれば、左側走行車は見えているので②の場合よりは比較的安心)
②自転車同士のすれ違いの際、右側走行自転車が車道にはみ出し、車道の自動車が引いてしまう。(自動車にしてみれば、左側走行自転車に右側走行車が隠れて見えずらく、突然出てくるように見えるためより危険)
【迷惑】以下のような主にすれ違いで迷惑を被る。
①減速、右に幅よせするための後方の車両の確認など、本来不必要な操作をする必要があり迷惑。
②接触を避けるためにハラハラするなど不愉快な思いをする。
側道から大通りに出てくる自動車のドライバーにとって
車両が、側道から大通りに出ようと左折しようとするシーン。
【危険】以下のような接触事故を起こす可能性がある。
①右側の側道から出てくる車両のドライバーにとっては、左側から自転車は本来来る方向ではないんで、右側走行自転車を確認できず、双方接触する。
【迷惑】以下のような迷惑を被る。
①左側からくる自転車を発見してどきっとする
②接触を避けるためにハラハラするなど不愉快な思いをする。
交通ルールを改めて確認
自転車の交通ルールについて、前述させていただいた北九州市の自転車のルール&マナー(交通ルールについて)が非常にわかりやすかったので参照してください
自転車は車道を左側走行が基本
車道の右側を通行した場合は、通行区分(右側通行)違反に問われることとなります。
【罰則】3ヵ月以下の懲役又は5万円以下の罰金
ちなみに歩道走行も禁止だが例外あり
歩道を走行した場合、例外を除いて自転車は走行禁止。違反すれば、
【罰則】3ヵ月以下の懲役又は5万円以下の罰金
例外に関しては、こちらの記事が的確に説明されていましたのでリンクさせていただきます。
「自転車の歩道通行」ってNG?歩道通行できる例外3つをわかりやすく解説
読んでいただいた皆さん、いかがだったでしょうか?
あれ、そうなんだと交通ルールを改めて認識した方も多くいらっしゃると思います。そんな方は、これから先、自転車の右側走行をやめてくれればいいです。
自転車の右側走行の危険性や迷惑について、少しでも多くの方が本質的に理解してくれて、そういう乗り方をする方が減っていってくれることを期待しています。
それでは!!