失敗した国民年金の支払い方法についてのお話です
2021年の9月に自分が会社を退職して、それから奥様は国民年金保険料を支払う必要がありました。なので、当時以下のような支払い方を選びました。
・2021年9月〜22年の3月 単月の請求書支払い
・2022年4月〜24年の3月 前納で2年分ををクレジットカード支払い
前納での割引があり、クレジットカードでのポイントもつくということでその方法にしました。
24年の3月までの分は、その支払い方法でしっかり納付しました。
そして、今年の4月、2回目のクレジットカード支払いを迎えるはずでした。
2024年4月〜2026年3月分の2年分。
しかし、異変が起きたのです。
結論<皆さんに注意して欲しいこと>
ここでお話ししたい、自分が失敗したこと/落とし穴と感じたこと、つまり、皆さんに注意して欲しいポイントはこうです。
【落とし穴 その①】
クレジットカードの期限切れにはご注意。引き落とせなくなります。(まんまと引っかかりました)
【落とし穴 その②】
クレジットカードによっては期限切れしても自動更新してくれるものもありますが、そうでないものもあります。(自分のカードは自動更新してくれるカードでに該当せずでした)
【落とし穴 その③】
国民年金保険料の請求書を年金事務所にて発行してもらった場合、本人か郵送でしか受け取れません。(妻が不在だったので、当日受け取りできず郵送となりました。結果、前納期間が1ヶ月短くなり、割引額も減少しました)
【落とし穴 その④】
楽天PAYなどスマートフォンアプリ決済には上限額があり、30万円以上はできません。(まとめて前納を楽天PAYでできず、銀行窓口払いとなり、狙いの楽天ポイントがつきませんでした)
そもそもどんな支払い方があるのか?
国民年金の支払い方として、多様な支払い方が選べますし、それに応じて割引を用意してくれています。どうせ払うのだとしたら、割引してもらったほうがいいですよね。
支払い期間の選択(割引が効く前納もあり)
毎月納付に加えて、割引がきく前納方法として以下の方法があるのです。
・2年前納
・1年前納
・6ヶ月前納
・早割(当月末振替)
2年前納が最も割引額が大きくなります。(口座振替で割引額 16590円)
支払い方法の選択(ポイントのつく決済方法が選べる)
また決済方法にもいろいろあります。
①納付書で金融機関やコンビニなどでの支払い
②納付書で〇〇PAYなどのスマホアプリでの支払い(バーコード/QRコード読み取り)
③銀行口座振替
④クレジットカード払い
お得なポイントとしては、
・クレジットカードや〇〇PAYではポイントがつくので、納付する金額が大きければその分ポイントがつくこと。(例えば2年40万円の支払いで0.5%ポイントがつくとすると2000円相当のポイントになります。)
・銀行口座振替が最も割引率が高いです。(2年前納で比べるとクレジットカード払いと比べて、1300円お安い)
お得な順で言うと、おおまかに、④≒②≧③>① と言えます。
(ポイント率によって逆転する場合もありますが)
最初は、2年前納クレジットカード払いを選択しました
国民年金保険料の前納のサイトに、支払い期間と方法をまとめた表がありました。
2022年4月、自分はこの支払い方法の中で、クレジットカードで2年前納に決めました。
理由としては
・どうせ払うなら、まとめてスパッと払いたい
・2年前納にして割引を効かせたい
・口座振替が割引額は多いが、クレジットカードのポイントを考えるとこちらの方が有利
・自分が退職した2021年には、②はなかった(かな?)
と考えたからです。
クレジットカード払いの落とし穴
ここからは今回の経緯と共にお話ししていきます。
年金事務所からハガキと封書が届きました
今年の3月15日、年金事務所からハガキが届く
「国民年金保険料クレジットカード納付額通知書」
24年4月〜26年3月の2年分の国民年金保険料、398590円を、4月30日にクレジットカードから支払いますという旨でした。
早速、クレジットカードに紐付けしている銀行口座にその金額を振り込んで待機していました。
しかし、クレジットカードの引き去り明細を確認してもなかなか反映されない?なんかおかしいな?と異変に気づきました。
そして5月28日、年金事務所からの封書が届く
その封書には、こんなメッセージ。
「クレジットカード納付への切替手続き中またはクレジットカードの有効性が確認できませんでした」
そう、やはり引き落とせていなかったんです。
そして、封書には5月31日期限の4月分の請求書のみが同封されていました。
あれ?だとすると、そもそも2年払いをしようとしていた、残りの支払いはどうなるの?と疑問でした。
なんで?
そもそもなんで引き落とせなかったんだろうと改めて考えてみたら、気づきました。
YahooカードからPay Payカードへの移行
2022年4月の2年分の国民年金保険料の支払いは、Yahooカードで支払いました。
その後、Yahooカードは、2022年の秋口にPayPayカードに切り替わりました。
この際、クレジットカード番号は変わっていなかったので特に気にもしていませんでした。
有効期限切れでなく、有効期限の変更だった
しかし、その時に、有効期限とセキュリティコードが変わっていたのです。
Yahooカードの有効期限は、26年7月だったので、そのままであれば、今回の24年4月〜26年3月の2年分の支払いもできていました。
正直、ソフトバンクさん余計なことをしてくれたなという感想です。気づかなかったのは自分のせいなんですが、カードの切り替えはソフトバンク都合だったので。
カードの有効期限にはご注意
改めて、先ほどお話しした「国民年金保険料クレジットカード納付額通知書」を見てみるとこんなことが書いてあったのです。
有効期限に注意しなさい!って。
読んでませんでした。普通読まないですよね。(なんて自分勝手な言い訳!)
そして読み進めていくと、もう1つ大事なことがわかったのです。
「指定代理納付者」が発行するカードは改めての手続きは不要
そして、自分のカードはVISAのPayPayカード。確かに該当していません!!!
また、ソフトバンクさん、しっかりしてください!!って感想です。
今思うと、うまく落とし穴にハマった感じがしています。
楽天PAY支払いの落とし穴
残りの分の支払い方を決めに年金事務所に
クレジットカードの引き落とし失敗の原因がわかったところで、改めて2年払いはできないのか?5月29日に、年金事務所に相談に行ってきました。
もう24ヶ月(2年)前納払いはできない
初っ端の回答は、こうでした。
・この時点では、24ヶ月(2年)まとめて払いはできませんとのこと。
・24年4月分は、送付された請求書で支払いをしてください。
23ヶ月前納払いはできるが、、、
それでは、24年5月以降の支払い方が問題です。
前納の選択肢としては、以下の2つでした。
① 前納請求書を新たに作成してもらって支払い
このやり方で問題なのは、請求書は本人手渡しがルールであること。妻が当日旅行で不在だったため、夫である自分でも受け取りができない。結局郵送するしかないと言うことになりました。それで請求書の受け取りが6月になってしまうことに。
その結果、前納の期間が23→22ヶ月と、さらに1ヶ月少なくなってしまうのでした。
・5月は単月の請求書支払い
・24年6月〜26年3月の22ヶ月分の前納
② 新たにクレジットカード支払いの申請して支払い
このやり方で問題なのは、クレジットカードの承認が降りるのに時間がかかると言うこと。(約2ヶ月)その間は、単月の請求書払いになると言うことでした。
その結果、前納の期間がが23→20ヶ月と、さらに3ヶ月少なくなってしまうのでした。
・5,6,7月は単月の請求書払い
・24年8月〜26年3月の20ヶ月分のクレジットカード前納
クレカ払いか?楽天PAY請求書払いか?
その2つの選択肢でどっちを選ぶか考えましたが、2年前になかった変化点があったのです。
それは、楽天PAYで請求書払いができるようになったことです。
バーコードやQRコード付きの請求書なら、楽天PAYで支払いができますし、クレジットカード払いに比べて、前納の期間を増やすことができます。しかも楽天カードから楽天キャッシュにチャージして楽天PAYで支払えば、0.5%のポイントもつきます。
これだ!と思って、上記①の方法を選びました。
結局、楽天PAYでの22ヶ月前納払いに落ち着く
年金事務所での最終的な相談結果はこうです。
・5月単月分の請求書
・24年6月〜26年3月分(22ヶ月)の請求書
を楽天PAYで支払うということになりました。
請求書は、月を跨いで6月に送付されてきました。
楽天PAY支払いの落とし穴
あれ?楽天Pay支払いできない!
早速、年金事務所で決めた請求書をもとに、楽天Payの請求書払いを始めました。
まず、24年5月分の請求書支払いは、OK。
次に、24年6月〜26年3月分(22ヶ月)の請求書支払いを、あれ?請求書にあるはずのバーコードがない!!
年金事務所の人が間違えたのかな?と思いながらも、同封の紙に目をやるとなんとも信じられない文章が書いてあるのを発見!
30万円を超える金額の納付書には、バーコード印字されない、つまり楽天PAYなどで支払えないということなんです。
支払額は、30万超えてますよ!!そりゃ、まとめて前納ですから。
年金のサイトにも堂々と書いてありますね。
なんでできないの?改善求む!!
と思いました。
前納できる、楽天PAYで支払える、というのなら、その両方の条件を満たすようにするべきでしょう!!
と思いました。
なぜなのか?理由を問いたいと思います。
結局、PAY EASY で支払い
銀行口座から直接払込ができる”ペイジー(PAY EASY)”で支払いました。
振り込み手数料はありませんでしたが、当然ポイントなしです。
結局、支払いはいくらだったのか?
24ヶ月前納に対して、今回の支払額は4443円多い
結局のところ、支払額どうだったのということで計算してみました。
<月々払い定額>
413880円
<24か月前納額(クレカ払いできたとして)>
396597円(割引額 17283円)
※クレカポイントが0.5%分、1993円割引されるとして
<今回の支払額>
401040円(割引額 12840円)
※4,5月 16980円ずつ/以降22ヶ月前納額 367080円
24ヶ月前納に対して、今回の支払額は4443円多いという結果になりました。
とほほです。仕方ありませんね。
他の支払い方と比較しても安く、ベストを尽くしたはず
ちなみに、楽天Pay払いができなかったことで、今回の支払額に比べて、今回選択しなかったクレカや口座振替での支払いの方が安かったかもしれません。計算してみました。
<クレカ支払額>
401603円(割引額 12277円)
※4,5,6,7月 16980円ずつ/以降20ヶ月前納額 335360円
クレカポイントが0.5%分、1677円割引されるとして
<口座振替支払額>
402190円(割引額 11690円)
※4,5,6,7月 16980円ずつ/以降20ヶ月前納額 334270円
今回の支払額に比べて、どちらも支払額が多いことから、今回の支払い方は正しかったと思います。(楽天ポイントがつかなかったとしても)ベストを尽くしたとして自分を慰めます。
皆さんは、自分のように失敗しないように、落とし穴にハマらないようにぜひ注意してくださいね。