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いい予感を持ち続けよう!【「予感力」を読んで】

予感力って何?

この本を見つけた時には、題名に惹かれました。

「予感」に「力」を付け足して、「予感力」という言葉。何か備わった能力のような言い方が気になって読んでみました。

題名:予感力
人生を決める!なぜか「ツキ続ける人」の習慣術
著者:西田文郎
発行:イースト・プレス

その冒頭で出てくる、インパクトのある言葉。

「予感はかならず実現する」

正直、「えっ」と思いました。

いい予感を持っている人はどんなことでもうまくいって現実のものとなるという、ちょっと宗教がかったありえないような言葉。

そこからスタートするこの本は、読み進まないわけにはいかない本でした。

「予感は必ず実現する」という言葉

いい予感の重要性

みなさん、普段、こんなことを口にしたり、耳にしたりすることはありませんか?

「今までこの相手にはずっと負けているけど、今日は勝つ気がする。根拠はないけど」
「何かそんなやな予感がするんだよな」
「今日は天気がいいし、何かいいことが起きそうな予感」
「今日、宝くじ買ったら当たりそうな予感」

自分もよく口にしています。今まで自分にとって予感という言葉は、今まで生きてきた中で培ってきた自分の経験や記憶によって、無意識にこの次こうなるんじゃないか?と未来を予測するものだと思っていました。

それが本書によると、根拠のない直感やインスピーレーションで〈いい予感〉を持つことによって、数々の失敗を克服して、いい予感を実現する、つまり成功するというのです。

例えば、

「俺は、オリンピックでメダルを取ることができる」
「〇〇大学に合格できる」
「あの女性をモノにできる」
「社長になって、世の中を変える」
「これは面白い!起業してみよう!儲かるに違いない」
「きっと将来フェラーリに乗っている」

周りから「そんなのできっこない」と言われそうな夢や願望、自分の望む姿をイメージしているのですが、それが根拠や理屈のない、ひらめきや直感、インスピレーションで生まれていることが大事だと思います。それによって、脳がそちらの方向に導かれ、「いい予感は必ず実現する」につながっていくのです。そして、そのいい予感を持ってすぐさま行動することが大事なんですね。

反面、時間をかけて理屈で考え出すと今までの経験や常識が邪魔して「できっこない」という「悪い予感」に上書きされてしまうというのです。

未来に対するワクワクした感覚がいい予感を作る

スポーツ選手の「いい予感」の例として、女子ソフトボールチームについての記述がありました。

「ソフトボールは北京が終わったらオリンピックの正式種目じゃなくなってしまいます。やっている子供たちは夢がなくなっちゃうから、どうしても金メダルをとってあげたいんです」
こうした使命感と感謝が土台となった、自分たちの我欲を超えた目的は〈肯定的クオリア〉WO作るのに最も有効です。

こんな純粋な動機、子供たちが喜んでくれてその気持ちを大事にして成長していく未来を想像するとワクワクする感覚が、戦う選手たちにいい予感を宿らせるというのです。

また、こんな言葉はチーム全体のモチベーションを上げて、一体感を高めてくれる言葉ですし、非常に重要だと思います。

自分の経験上では

自分も今まで、進学や就職や退職、結婚、家を建てるなど、人生の中で大きな決断はありましたが、それほど真剣に考えた訳ではなく、ピピっときたのような根拠のない直感で決めたことが多い気がします。そういう意味では良かったのかなと思います。

また、会社でのプロジェクトを立ち上げる際にも、まさにひらめきや直感、インスピレーションでテーマ選定していた気がします。根拠や理屈は後付けでした。

しかし、選択する時や、変化する時は、いい予感で選択できていた気がしますが、それを続ける時が難しいのです。失敗する時があるから。失敗したり苦境に立った時に、いい予感を持ち続けるのはすごく難しかったなと思います。

失敗の受け止め方が違う

失敗は失敗ではなく未来を叶える必然の過程

〈いい予感〉に関して、印象的だった言葉を引用させていただきます。

〈いい予感〉に満ちたクオリアを脳に持っている人は、目の前で起こるどんな現象も〈素晴らしい未来をかなえるための必然の過程〉に見えています。(P29)

つまり、失敗を失敗だと思わないということなんです。だから、それだけを捉えて落ち込まない。

この考え方は自分には全くありませんでした。大きな失敗をして、プロジェクトがうまくいかなくなった時にこのような大局的な考え方ができず、局所的になってしまい、失敗を引きずってしまったのです。

また、自分の中では、こうでなければならないと考えることが多く、そんな考え方が自分自身を縛っていた気がします。そして鬱に。いい予感は持っていたんですが、持続することができず、忘れてしまっていたんですね。

そんな苦難を、こんなの失敗じゃないし実現に向けての単なる過程に過ぎないと思うことができていたらどんなに楽だったか?今思えばあの時この本を読んでいれば、あんなことにならなかったかもしれません。

スケールの大きな「いい予感」であることが大事な気がする

「〇〇大学に合格できそうな予感」のような直近の身近な「いい予感」ではなくて、

「将来、〇〇になって誰々を救える/喜んでもらえる存在になる」のようなスケールの大きな夢のような「いい予感」を持てるのが、失敗をもろともしない考えを持てるメンタルが維持できるような気がしますね。

予感力を高めるには?

そんな「いい予感」を持てるために、本書の中にこんな方法が書いてありました。

「こうなれたらいいなぁシート」「こうなるシート」

本書の中で、著者が小学生の子どもたちを指導する際に用いる二つのシートがあると言います。

こうなれたらいいなぁシート

こんなシートです

・未来の夢を膨らませる
・できる・できないは考えない
・バカになって書くこと

まさに、いい予感を生み出すシートですね。子供の自由な発想がどんどん湧いて出てきそうです。そしてワクワク感が止まらない気がします。これによって、脳の中の脳幹や大脳辺縁系を「不快」ではなく「快」の方向に振ることができるというのです。

しかし、これを大人がやってみるとすごく難しいと思います。常識や固定概念でできない、そんなことできっこないよな、という悪い予感が邪魔してしまうから。それを取っ払って、本当にバカになって自由な発想でやると決めてかからないといけませんね。

こうなるシート

こうなれたらいいなぁシートができたところで、こうなるシートは、現実的な解答を書くシートです。

こうなれたらいいなぁシートで、「ドラえもんのタケコプターで空を飛びたい」と書いたのなら、こうなるシートで、「将来タケコプターを作る技術者になる」なんて書く子がいたら素晴らしいですよね。本当に20年後に作っているかもしれませんから。

そんな時、大人は、「タケコプター作るなんてバカなこと言わない」みたいなことを子供に言ってはいけません。その子の将来の芽を詰んでしまうことになり兼ねませんから。

自分も、自分の「こうなれたらいいなぁシート」と「こうなるシート」を今後考えてみたいと思います。

予感力を高める習慣

マイナス思考を捨て去ることが大事

脳の中の脳幹や大脳辺縁系を「不快」の方向に振る、つまりマイナス思考を持つことで、「いい予感」が生まれず、将来成功できない、成長できない方向に自分を導いていってしまうのです。

スポーツ選手は「うまくいっているイメージを持つ」とか「優勝を勝ち取っているイメージを持ち続ける」といったポジティブなイメージトレーニングをされていると思います。「明日の試合、うまくいかないやきっと。」とか、「優勝できる訳ないじゃん」とか思っている選手は、日々勝負事に関わっているスポーツ選手としては不向きであると思います。

また、サラリーマンの世界でもいろんな人がいて、自分の経験上、クルマの将来やユーザーの使われ勝手を真剣にイメージして自分の夢や哲学を語れる人はポジティブ思考でまっすぐ成長していきますし、利己的で上司の顔色しか見ない人はネガティブ思考で周りの不満を増大させるだけの働きしかしません。

あとは、やはりその差は顔に出ますね。ポジティブ思考の人はやはり笑顔が基本で、優しい微笑みを持っています。目尻のシワが優しい。

反して、ネガティブな人は、額や眉間にシワがあり、苦虫を噛んだような顔が基本。

マイナス思考を持つことは人生の時間の無駄なような気がしますし、できるだけ排除できるように努めれると良いと思います。

そのための習慣

本書には、マイナス思考を取り去るための習慣をいくつか挙げています。その中でも自分が注意しようと思う習慣を挙げてみます。

①人を褒め、自分も褒める
②周りの人に笑顔で接する
③笑えない時に笑ってみる
④「うまくいっているときのイメージ」を持ち続ける
⑤物事を全て簡単に考える(やってみると意外と簡単なことが多いとも言える)
⑥「マイナス言葉を使わない」

自分ができているか?というとなかなか難しいことばかりですが、自分の頭の片隅に置いていれば、予想外のことや嫌なことが起きてマイナス思考が少しでも頭をよぎりそうになったときに注意すれば改善していくはずだと思います。

実は本当に大事な習慣は?

しかし、本書は、最終的に「感謝と愛情を持つこと」が非常に大事と言っています。

〈感謝の心〉は究極のプラス思考

スケールの大きな〈いい予感〉を思い浮かべるには、他人のために何ができるか?というイメージを持つことが大事だと思います。

周りの人や環境に感謝の心を持っていれば、義務のような縛られた感情ではなく、自然と何かしてあげたいという奉仕の気持ちが表れてくる、そんな気がします。

感謝の気持ちを抱くための方法として、本書には、お釈迦さまが唱えた六方拝というものが紹介されています。周囲の人に(どんな嫌な人でも)ありがとうという感謝の気持ちを持ち続ける方法です。

・東方向・・・両親や先祖
・西方向・・・家族(配偶者、子供)
・南方向・・・お世話になった師
・北方向・・・友人知人
・天方向・・・太陽や空や宇宙や大気
・地方向・・・食物をもたらしてくれる大地

周りに、感謝の気持ちを持つことで、ネガティブな考え方が消え、ポジティブな考えに満たされていく。そして、周囲のために貢献できないか?という気持ちが生まれてくるということなんですね。

自分の六方拝、今後ゆっくり考えてみたいと思います。

「どんなことをするか」より「どんな気持ちでやるか」

この言葉は、自分の心にかなり刺さりました。

「どんなことをするか」より「どんな気持ちでやるか」

つまり、自分中心で「どんなことをするか」というより、他者中心で「どんな気持ちでやるのか」ということが大事と言っていると思います。

自分の中で、大事にしていきたい言葉です。

そして、感謝の心について、以前アップしたこちらの記事に通じるものがあると感じました。

自分を変えるヒントだ!【「GRATITUDE 毎日を好転させる感謝の習慣」を読んで】1年前、自分を変えたいと思っていたのに 昨年の6月にこのブログをスタートして、今までの自分を変えていきたいと思いこんな記事を上げました...

これからも、習慣として持ち続けていかないといけないと再認識しました。

最後に

この本を読んで、昔から薄々感じてはいましたが、

「何でも、気の持ちよう」

「未来は自分で作ることができる。自分次第。」

ということ。つくづく再認識しました。

みなさんも、感謝と愛情の気持ちを大事にして、プラス思考で「いい予感」が浮かびまくるような自分のありたき人生を送っていこうではありませんか!

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