なんとなく自然にできることが多くなってきた
昨年の春、会社を辞めて半年経った頃、できるようになったことをまとめた記事を書きました。
そして今、会社を辞めて2年が経過。
最近、よく思うのは、これをやらなきゃ!とか、絶対これやろう!などのように、意気込んでやろうとすることがなくなった反面、なんとなく自然にというか無意識にできることが増えたなと思うんです。
今回、そんな話をしてみたいと思います。
それは時間的余裕のおかげかも
実は自分は、昔から憧れていたり、やってみたかったことがあっても、すぐにはやらないというかやれない性格でした。どんな些細なことでも。とりあえずやってみる精神は全くありませんでした。
しかし、最近、そんなできなかったことに対して、意気込まなくても自然にできるというか、やっている自分に気がついたのです。
理由としては、
・時間的などの制約が取り払われた。
・自分に対して矢印を向ける時間が増えた。
・気持ちが穏やかに、前向きになった。
・心に余裕ができて、自然に受け入れられるスペースが生まれていた。
ということがあると思います。
色々とできるようになったことはありますが、最終的には、時間の余裕が生まれて、その時間を豊かに使えるようになったということが言えるかもしれません。
どんなことができるようになったか?
皆さんにしてみれば、こんなことできなかったのと思われる話かもしれません。お恥ずかしい話ですが聞いてください。
気持ちの変化
自分という偏屈だった人間が徐々に改善されつつある気がします。
周りに対して気づきが多くなった
ランニングの後のクールダウンをしている時の木陰でのセミとカマキリの戦い。昔はうるさいなくらいしか思わなかったことです。
何か、1日しか生きられないセミの一生を考えた時の切なさや、カマキリの生きるための必死さ、結局は世界は生きるか死ぬかなんだななど思いながら見ていました。
そんな感じで、外出中に見る周囲の人、植物、動物、建物など、景色の中に自然な気づきが多くなってきました。また、その変化を楽しむことも。
これはやはり、心の余裕から生まれることだと思いますね。
人を許すことができるようになった
会社を辞めてすぐは、会社員時代に許せなかった人たちを思い出して苦しんだ時期もありました。
また、家族に対しても、ちゃんとドアを閉めなかったり、物を片付けなかったりと言ったことに対して、イライラする気持ちを持っていました。
しかし、今思うに、人間は多種多様な考え方や習慣を持っていて、それらを許し受け入れながら共存しているのです。自分がこうあるべきという考え方は、他人にとっては、全くそうではなく、単なる押し付けになることも多くあります。
そういった許す気持ちを持つことによって、自分で勝手につくてきたルールを他人が守ってくれないという無駄なイライラを解消することができるようになってきたのです。
感謝の気持ちを持てるようになった
これは、まだまだなんですが、まずは、妻に対しては感謝の気持ちで接することができるようになりました。
妻がいるからこそ、今の自分があるし、子供たちとの素晴らしい家族生活も送ることができました。その感謝の気持ちを表面に出し続けて、今まで苦労させた分をこれからの生活で罪滅ぼししていきたいと思います。
また、この記事に書いた感謝の気持ちを持つことに関しては、まだまだなので、無意識に頭の中に置きながら自然に改善していけたらいいなと思います。
カラダの変化
体組成計を買ったこと。そこから始まる自然な流れのお話です。
自分のカラダを管理できるようになってきた
今年に入って、体組成計を買った、たったそれだけのことで、自分のカラダは一変しました。数値化するというのはすごく大事ですね。自分自身、ストイックな方なので、数値化されると、目標を立ててそれを実現しようとしてしまうんですね。
でも、これはすごくいいことでした。体脂肪率に問題があった自分は、それを低減するために色々と調べました。その中で、カラダのことや運動、食生活について、いろんなことを学べましたし、自分のカラダを管理することができるようになったのです。
食生活を自制できるようになった
以前、特に習慣化していたのは、ビールとラーメン。両方を減らす努力をしてみて、気づいたことは、意外にそれらを飲食しなくても大丈夫なこと。
好きなことは間違いないのですが、とりあえず、ラーメン、とりあえずビールになっていて、本当に食べたいわけではない時にでも食べていたことに気づいたのです。要は、無駄に飲食していたということなんです。
皆さんもよくあると思いますが、食べたいわけでもないけど、そこにあるからお菓子を間食したり、口寂しいからという理由で飴を舐めてみたり。
そういう時に、自分で立てた目標を達成するためという制約が効果を発揮して、食生活を自然に自制できるようになったのです。
筋トレを習慣にできた
以前は、体脂肪率を低減させるために、走れば良い、距離を伸ばせば良いと思い込んでいました。なかなか体脂肪率が減らずに、色々調べて、それは間違いだったことに気づいたんです。そして、筋トレで筋肉を増やして基礎代謝を上げたほうがよっぽど効果があることを知ることができました。
それ以来、週2回の筋トレを習慣化してきました。また、マシンで行う回数を当初は、20回程度しかできなかったのが今では40回ほどできるようになってきましたし、腰回りのインナーマッスルの強化によって腰痛も改善してきました。
体型もスッキリしたのはもちろんのこと、予想しなかった効果としては、姿勢が良くなったことと、胸が開くようになってきたり、50肩気味だったのも解消できました。いいことづくめでしたね。
趣味
埼スタの北ゴール裏で応援できるようになった
2年前までは、指定席で観戦することが多かった自分。それもそれほど毎試合観戦ではなく、どちらかというとDAZN観戦が多かったのです。
北ゴール裏は、以前までは場所取りが激しく、ずっと立っていないといけないこともありましたし、試合をゆっくりみれないのもあって敬遠していたのは事実です。
それが、昨年あたりから、娘と一緒に観戦に行く機会が増え、娘の勢いと、声出し解禁がゴール裏から始まったことで、そこから、自然と北ゴール裏の住人となってしまいました。
自分たちは、北ゴール裏の向かって右、バックスタンド寄りの中段くらいの位置ですが、毎試合行っていると、いつも周囲に陣取る人たちは決まっていることに気づきます。まさに住人ですね。
サッカーの戦術を理解できるようになってきた
サッカーの観戦記を書くようになって、サッカーの戦術を理解しないとと思い、YOUTUBEでの戦術解析の動画で勉強したり、戦術に関する本を読んだりするようになってきました。
戦術を学ぶと、サッカーがまた一段と楽しくなってきましたし、選手たちが何を考えてどのように戦っているか?を少しは理解できるようになってきたかなと思います。
ランニングフォームの改善ができた
腰痛などの怪我に端を発して、自然に調べて気づいた、仙腸関節と腸腰筋。それを改善することで正しいランニングフォームを身につけることができました。
ただ何も考えずに、闇雲に走ったりしても、怪我するだけですし、やはり、筋肉の仕組みを自はじめとするカラダの構造を学ぶことは、非常に大事だなと感じました。
料理ができるようになった
妻の家事の負担を減らしてあげようと初めてみた料理。クックパッドを見ながら見よう見まねで初めて見ました。今思うと、野菜や肉の切り方も危なっかしかったろうなと思います。
今やそんな作業も余裕ができましたし、2品同時並行で作れるようになるなど、自然と進化したなと思います。また、レパートリーも増えてきましたし、クックパッドのレシピを少しアレンジしたりもできるようになってきました。
奥様もいつも美味しいと喜んでくれますし、料理自体楽しいと感じることも意外な発見になりました。
本を読めるようになった
理系の自分にとっては、文字を追いかけることは苦手なものでした。その上、会社員時代は、疲れた週末に集中して本を読むことなど全くできず。
それが今や1ヶ月4冊くらいのペースで読んでいますね。以前の自分から見れば、明らかな進歩です。そして趣味の領域に入り込んでいます。
時間に余裕ができたことと、習慣化できたことは大きいですね。あと、さいたま市の図書館の充実。大きな図書館が近くに4つほどあって、蔵書も充実していています。アプリで検索、予約できたりすることも可能なので非常に便利なのです。
本から学ぶことが多いですし、ブログで感じたことを発信することで、自分の身になります。
これからもずっと続けていって、いろんな知らない分野のことを学んでいきたいと思っています。
ブログ活動をできるようになった
ブログをやり始めたキッカケというか理由は特にない気がします。それこそ、自然に始めていました。
何か、自分が発信するもので人の役に立ちたいといったぼやーっとした考えから、自然と始めていた気がします。
今や、1記事を書き上げる、やり遂げる達成感を感じます。何か自分の仕事、ライフワークとしてやっている気がします。
自分の好奇心を鋭敏にしてくれたり、言いたいこと頭の中でまとめる作業で頭をスッキリさせてくれますし、精神的なモチベーションという意味でも、すごくいいことだと感じています。
死ぬまで、ブログは書き続けたいですね。
映画やドラマを見れるようになった
以前は、映画は2時間拘束される、ドラマは、何十話も見続けることで時間を取られるという感覚がありました。
それがやはり時間の余裕によって、それらを見れるようになりましたし、実は自分自身、心の運動、感動を求めているのかもしれません。
アメリカのテレビドラマ「This is us」を全て見ましたし、その家族愛にすごく感動しました。映画はサスペンス系が多いのですがよく見ています。
また、副産物として、英語の勉強にも良いなと思いました。字幕版で必ず見るようにしているのですが、映画内での日常会話の中で、自然な表現の仕方を勉強できますし、ヒアリングの勉強に最適だと思います。
その他
図書館で作業できるようになった
スタバなどカフェでパソコンを開いて作業している方をよく見かけますね。今まで、そんな人たちに憧れを持っていて、自分もやってみたいと昨年MAC BOOKを買いました。
それから1年、そのために買ったはずなのに一向に外での作業をすることもなく時間が過ぎていました。アラカンの自分としては、ちょっとカフェにいる人の中に飛び込めない自分がいたのです。
で、最近、近くの図書館の何気なく気になっていたパソコンが使えるコーナーをちょっと勇気を出して借りてみて、それからそこで作業することができるようになりました。
大宮図書館というところなんですが、資格の勉強や仕事をしている社会人や、勉強している大学生や高校生に混じって作業していると、何か勝手に同志のように感じたり、一体感を感じて、彼らから刺激をもらえる気がします。また、施設も新しく気持ちがいいですし、作業の合間に見える外の景色も素晴らしいのですごく気が休まります。
なので、カフェで作業するよりもよっぽどいいことに気づきました。新たな居場所を発見したという気持ちです。
相続登記などの手続きができるようになった
この年齢になると、徐々に必要になってくる仕事があります。相続関連の手続きや不動産管理についてです。
自分の実家は、亡き父の名義のままだったので、相続登記の手続きが必要でした。時間があることから自分でやってみようと思い、ネットやYOUTUBEで色々調べてやってみました。実際やってみると意外と簡単だったなと思いました。(家族関係が単純だったこともありますが)
これから、家の管理やいつの日か不動産売却の仕事があるんだろうなと思いながら、それもまた新しい経験だと思っています。
振り返ってみて思う大事なこと
これまで、できるようになったことを振り返って思うのは、
・肩肘はらず、身構えず、とりあえずやってみること。
・簡単な目標を持つことが無意識に行動できることにつながる。
この二つが大事だなと思いました。
アラカン、アラセブの皆さんも、退職したら、海外移住するなどのように壮大な目標を実現しようとか、鼻息荒くすることはないと思います。もう周りに自慢して見栄を張る必要はありませんし、そういう歳ではありませんからね。あまりにも意気込んでも疲れるだけですから。
少しずつ、自分が楽しみたいことや、改善したいことの小さな目標を達成して、できることを増やしていくことも素晴らしいことだと今つくづく思います。
今後自然とできるようになりたいこと
これから、なんとなくできるようになりたいことを考えてみるとこんな感じです。
・自然と笑顔を作ること
・自然な挨拶
・自然な会話
・東京散歩
・奥様とのカフェブレイク
・英語再学習
・ピアノ演奏
・社会貢献できるいろんなアイデアを出したい
また1年後に、果たしてできるようになっているか?新たにできるようになることが増えていって、自分が進化しているかが楽しみです。