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【「あの人だけはなぜ許せないのか」を読んで】自分を変えたい方にココカゼ!!

ずっと許せない人がいました

今日は、重い話です。

会社を退職して半年以上経過しましたが、重い悩みを 引きずっていました。

会社にいたある人に対して、ずっと心の中で許せない気持ちが残っていました。

もう会社も辞めたし、2度と彼に会うこともないし、過去より現在や未来に目を向けて進んでいこうと、頭ではわかっているんです。

でも無意識に、ふと頭の中に浮かんだり、夢に出てきたりで、その都度不愉快な気持ちになったり落ち込んだりと、かなり苦しんでいました。

そんな中、なにか「許す」をテーマにしている本がないかと探したところ、この本に巡り合いました。

題名:あの人だけはなぜ許せないのか
著者:富田 隆 (心理学者)
発行:主婦の友社

この本から教わった内容を、自分がどう消化していったかをまとめたいと思います。

許せなかった人はこんな人

以前の記事【自分変身チャレンジ】自分を変えたい方へココカゼ!を変えていきたいというお話しをしました。

その中で、自分の性格を悪化させた不条理な上司の話をしました。

「さらに、会社人生の中で、この点はさらに磨きがかかった気がします。

  • 不条理に自分のプロジェクトを潰そうとする上司
  • 会社の立場ではなく、自分の都合や価値観で、邪魔ばかりして協力しようとしない人
  • 内容を共有したはずなのに、さらに上に言われてころっと意見を変える上司

さまざまな自分にとっては不条理な人々に基本的な悪い性格を強化された気がしますね。」

今回許せない人はその中に含まれます。彼の特徴は、

①周りと意見が合わない。突拍子もないアイデアを出し周りが迷惑する。
②相手の意志を尊重せず、自分の意志を押し付ける。
③他人を管理、コントロールしたがる。
④自分の意見にそぐわないと、排除したり、相手の意思に反する仕事を押し付けたり、
仕事の邪魔をしようとする。
④保守的な考えで失敗したくない。

こんな上司でした。

この本から教わったこと

この本から教わったことは、以下の内容でした。

価値観の混乱

大量生産時代の共通の価値観から多様化する価値観に変化している現代、価値観の混乱が生じている。
自分の価値観だけが唯一だと思う人は、他者の価値観を認めることができない。
自分なりの価値観を見失ってしまう人は、他人の価値観に左右され、欲求不満を高め、攻撃性ばかりが強くなる。

許せないと感じる3つの意識

誰の心の中にもある「許せない」の大本となる意識は3つ。

①シャドウ
自分も知らないうちなる自分。無意識に出てくるもう一人の自分。
そのような人に会うと、理由もなくなんとも言えない違和感や不快感を抱く。

②劣等コンプレックス
小さな劣等感の複合体。人間はつい誰かと比較して劣っていると感じてしまう。

③価値観の空白
自分の大事なものがわからない。自発性を失う。

「気性」から見える本質

その人の性格傾向から生じる「許せない」という心がある。

①勝気
負けず嫌いで、競争心が強い。どうしても敵わない相手に対しては、激しい嫉妬心を
抱く。幼児性や未成熟、大人としての欲求を満たす手段を持っていない。

②弱気
自己肯定感が低い。完璧主義。「こうでなければならない」「こうあるべき」という
思いが非常に強い。自分の理想から外れたものを「許せない」と感じる。

③強気
思い込みが激しい。絶対的な自信がある。実際には何もやられていないのに、やられたと思い込み相手に倍返しする。

許せないと感じる心と向き合う

許せないと感じる心と向き合うと、自分を変えるヒントが隠されていることもある。

価値観に追われるより、価値観を追いかける。自分なりの価値観を持った生き方は楽しい。

自分の立場に当てはめてみると

この本の内容に当てはめてみて、自分が彼に対してもつ感情や意識をまとめてみます。

許せないと感じる3つの意識は?

①シャドウ
彼は自分とは全く逆の性格でした。自分にないところで良い点を挙げると、
・体育会的に大人数をまとめ上げる能力は、長けている。
・ストーリー性をもったしゃべりがうまい
・量産不具合を出さない視点での考え方が首尾一貫している
ただ、自分のシャドウなのか?と自問自答してみても、全くそうは思えません。

②劣等感コンプレックス
特に、彼と自分を比べて優劣を考えたことはありません。全く違うベクトルの人間だと思っているので。強いていうなら、社内の格付けが彼の方が上で、権限を持っていて、立場上、歯向かうには限度があったこと。

③価値観の空白
しがらみなく自由に、新しいことにチャレンジして、お客様に届けたいという価値観がありました。私生活でも自由を価値観に過ごしてきました。よって価値観の空白はないと思います。

「気性」から見える本質

自分の場合は、弱気+強気じゃないかと思います。

弱気の観点でいくと、「完璧主義」自分の理想から外れたものを「許せない」と感じるは該当している気がします。

強気の観点でいくと、思い込みが激しい、絶対的な自信があるは該当しています。

まとめると

自分の分析をしても、なぜ自分が原因で許せない気持ちが湧いてくるのか?よくわかりませんでした。

彼の立場に当てはめてみると

逆に、彼が自分に対して持っていたであろう感情や意識を、勝手な想像でまとめてみます。

許せないと感じる3つの意識は?

①シャドウ
彼は自分とは全く逆の性格でした。
勝手な推測ですが、自由にのびのびやっていた自分が妬ましかったのではないか?と想像します。

②劣等感コンプレックス
彼は保守的な仕事を続けていて、自由でのびのびやっていた自分に対し、コンプレックスを持っていたのではないか?と想像します。

③価値観の空白
保守的な仕事を続けていくことに関して、彼の本当の価値観がそこにあったのか?不明です。もしかしたら、彼のの価値観と実際が一致していなかったのでは?と思っています。

「気性」から見える本質

彼の場合は、勝気+強気じゃないかと想像します。

勝気の観点でいくと、負けず嫌いで、競争心が強い。

強気の観点でいくと、思い込みが激しい、絶対的な自信があるは該当しています。

まとめると

彼を想像しながら、彼の分析をしてみました。
やはり、彼は自分に対して3つの意識を持っていたと想像します。

結論として

結局のところ、彼自身が自身の価値観と実際のずれ、自身の心にジレンマを持っていて、その気持ちを自分にぶつけていたのではないか?と想像します。

そうであったのだろうと信じて、彼を許して、この苦しみから解放されたいと思います。

自分にとっての反省点は、当時の彼の価値観を確認することができていたならば、早めにこの苦しみを回避できたのではないか?と思うんです。相手の気持ちを慮る能力と実際に確認する勇気が足りなかったと思います。加えて、自分のやりたいことを押し通しすぎたのもあります。

この本のおかげで消化できました

今回、自分に加えて、彼の立場での思考を想像し、自分なりに結論を出すことができました。これは、想像でしかありませんが、相手に確認するつもりもなく、間違っていたとしてもそれでいいと思っています。

このように彼に対して深く考え、考えを改めることによって、許すことができたのです。
最近は夢にも出てきませんし、もうどうでも良い人という扱いにできるようになりました。

もしこれを彼が読んだとしたら、自身のことだと思って勝手な想像をして心外に思うかもしれません。でも、自分はあなたにずっと苦しめられてきたことを考えてください。あなたに恨みつらみを言ってるわけではありません。自分の気持ちを整理して、あなたを許したい、解放されたいとずっと思ってきたのです。

加えて、会社の中でも同じように思っている人はたくさんいると思います。
今後、自戒の念を持って、自身の価値観に素直に生きてくださいというのが、自分からのアドバイスです。

許さないという気持ちも許すという気持ちも、自分にしかできません。
この本が教えてくれた
「許せないと感じる心と向き合うと、自分を変えるヒントが隠されていることもある。」
その通りだと思います。

許せない人がいる方、辛いとは思います。
ですが、この本を読んでみて立ち止まってしっかり考えてみる、深掘りしてみることをオススメします。一人でも多くの方が、自分のようなこういう苦しみから解放されることができればと思っています。

今回は、以上です。それでは!!!

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