いい予感を持てるようになる方法は?
題名:予感力
人生を決める!なぜか「ツキ続ける人」の習慣術
著者:西田文郎
発行:イースト・プレス
前回、こちらの記事でこの本の感想をまとめてみました。
この中で、いい予感を持てるようになる方法が紹介されていました。
・ポジティブな未来を考える「こうなれたらいいなぁシート」「こうなるシート」
・周りに感謝の気持ちを抱くための「六方拝」
簡単にいうと、ポジティブな思考をすることと、それをするために周りに感謝の気持ちを持つことのための方法です。
今回、実際にこの2つの方法をやってみたいと思います。
「こうなれたらいいなぁシート」「こうなるシート」
こうなれたらいいなぁシート
今の自分にはない、将来の自分のあるべき姿を、置かれている状況など前提条件なく考えてみるシートです。
「柔らかくてやさしい風になりたい」
色々考えてみるとこれにつきます。
「柔らかくてやさしい風になりたい」
どっかで聞いたことのあるような文章になってしまいましたし、風になるってカッコつけてどういうこと?って感じですね。
簡単に言うと、死んだ時にあの人自由だったね、優しかったねと言われて死にたいということ。今の自分が、絶対そう言われないだろうからです。
小田さんの歌
自分が大好きな小田さんの「風のように」という曲の中に、こんな言葉があります。
・そして僕は強くなるより優しくなりたいと思う
・あの風のようにやわらかく生きる君が初めて会った時から誰よりも好きだった
こんなイメージですね。
自分では、かなり背伸びした言葉です。
こうなるシート
「こうなったらいいなあシート」をより現実的に考えるシートです。
自由に生きる
柔らかくという言葉は、自由という言葉と同じ意味だと思っています。
自分の生き方、進むべき道は自分で決める自由と責任を持つことが、思い通りに柔らかく生きていく、自由に生きることにつながっていく気がします。
強くなるより優しくなれる人間になりたい
周りを思って、サポートできて、朗らかで優しい言葉をかけられる人間になりたい。心の底からそう思います。
「こうするシート」も追加
もう少し具体的にやることに落とし込めたらと思って、オリジナルの「こうするシート」を考えてみました。
具体的に一生涯やり続けること
一生涯、つまり死ぬまでやることを考えました。
これらのことは、できていることをやり続けることです。
・彩湖でランニングできる体をキープ(死亡年齢=健康寿命)し仲間を増やす
・埼玉スタジアムの北ゴール裏で浦和レッズを力の限りサポートし仲間を増やす
・楽しくクルマを運転し続けしクルマ仲間を増やす
・ブログを続ける
これらのことは、できていないことをやれるようになってやり続けることです。
・周囲の人々に優しくする
・笑顔を絶やさない
・感謝の気持ちを忘れない
3つの運動(頭、体、心の運動)を絶やさない
一生涯やり続けることをやるためには、自己紹介でお話ししている3つの運動を欠かさないことが大事だなと思います。
3つの運動とは、
・頭の運動・・・好奇心と学びを続ける
・体の運動・・・メンタルとフィジカルを鍛える、まさに運動の継続
・心の運動・・・感動と感謝を持ち続ける
六方拝をやってみる
感謝の気持ちを抱くための方法として、本書には、お釈迦さまが唱えた六方拝というものが紹介されています。周囲の人に(どんな嫌な人でも)ありがとうという感謝の気持ちを持ち続ける方法です。
東方向・・・両親や先祖
先祖
祖父、祖母は戦時中に混乱の時期を満州で過ごしていました。終戦後に帰国して厳しい戦後の世の中を生き抜いて子孫を繋いできてくれました。そのことに感謝します。彼らがいなければ、自分は存在していませんから。
両親
両親も戦時中は満州で過ごしていました。母親には満州でのいろんな経験を聞いていますが、現代では考えられないような苦労をして生き抜いて、日本に引き上げたのち、自分たち兄弟を育ててくれている。彼らが出会って自分がいること、その苦難を乗り越えての暮らしの中、自分を育ててくれたことに感謝しています。
西方向・・・家族(配偶者、子供)
奥様
今まで我慢して、なんとかついてきてくれてありがとう。会社生活で疲弊した自分が心に壁を作り、頑固でめんどくさい人間になっていました。それが普段の生活にまで影響して、本当に苦労かけました。
そして母親として、子供が矢面に立たされた時には、凄い形相で子供達を守るパワーを発揮してくれてあの時のママを本当に尊敬しています。母の力の凄さを垣間見ました。彼らも、あなたのおかげで、しっかりと成長してくれたと思っています。
これからは、ママが我慢しないでいいような自分になっていきますので、苦労させた分これから楽しい思い出を作っていきましょう。
子供達
生まれてきてくれてありがとう。健康に成長してくれてありがとう。
君たちとのこれまでの思い出は、何者にも変えられないものであり、ありがたい授かり物のようなものです。
これからも、健康に元気に過ごしてもらいたい。そしてこれからも埼玉スタジアムで一緒に浦和をサポートしていきましょう!
そして2人、少しは仲良くしてください。
南方向・・・お世話になった師
尊敬できた上司達
会社の中で、尊敬に値する方は2人のみでした。その方達には、自分のメンタルの弱さを救ってくれたというか、強く導いてくださって本当に感謝しています。
会社の中で苦しんだ時には、彼らの笑顔を想像して、彼らならどう言っただろうか?どう考えるか?を考えて、それが自ずと指標になったりしてきました。
これからも彼らの生き方を指標にずっと生きていきたいと思います。
いじめられた上司達
逆に、自分をいじめてくれた方々。いじめの理由は、自分の行動が彼ら自身の損得に影響することと自分に対するやっかみだということはわかっています。なので本来ならば、感謝の気持ちなど持つことが難しいというか、今となっては距離を取れたことを嬉しく思っています。
ですが、一歩引いて俯瞰して、人生のうちのほんの一部と考えてみた時に、反面教師として自分がそんな人間にならないようにと考えさせられ、自分の生き方や考え方を強固に確立させてくれたとも思います。そんな意味では、感謝したいと思います。
自分にとって悪影響しかない人や物事でも、振り返ってみると自分のためになっていたということもあるということを肝に銘じて、ポジティブにこれからの人生を生きていきたいと思います。
お世話になった会社の創始者や先輩たち
師という意味で、40年近く働かせてくれて、いろんなことを教えてもらった会社に感謝。創始者のフィーロソフィーや、会社の価値観や考え方に学ばせてもらい、その影響を受けて自分の人生観や考え方もポジティブにチャレンジングになってきたと思う。
そういう意味で、創始者や会社を存続してくれていた自分たちの先輩たちには感謝しています。
北方向・・・同僚や友人知人
同僚
会社の同僚達にも、色々と人生勉強させてもらいました。会社の特性のせいもあると思いますが、B型ばかりの自由奔放な個性的な人ばかり揃っていて、その価値観の違いにO型の自分は相当苦労しました。でもそんな人たちとの出会いがなければ、学べないことばかりですし、彼らに感謝したいと思います。
また、同じプロジェクトを進める中でのチームメンバーとは、一体感のあるチームを形成でき、目標を達成する時の達成感を味わうことができ、みなさんに本当に感謝しています。
そして、昼休みにくだらない話で盛り上がって、ちょっとでも会社での苦しさを紛らわしてくれた同僚達。ちょうどコロナの時期にプロジェクトがうまくいかず、コロナのせいで出社できずその何気ない時間がなくなった時に、それが自分を救ってくれていたことに気づきました。彼らには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
友人知人
高校や大学の友人達は、10代、20代を楽しい時代を過ごした仲間。彼らもアラカン世代になって、それぞれ異なった環境で人生を送ってきています。でも、再会すると、何かその時の思い出がタイムカプセルを開いたように浮かんできて、楽しい貴重な存在です。感謝感謝です。
知人
近所の人や顔見知りレベルの人に対して、気軽に声掛けする性格ではないので、今の所は感謝するほどの関係があるわけではありません。
しかし、今後、自分自身が心を開いて、何気なく付き合えるようになった時、彼らの存在のありがたさを痛感して感謝の気持ちを持つかもしれません。それはまだ先になりそうですが。
天方向・・・太陽や空や宇宙や大気
四季
当たり前のことですが、日本には四季があります。おかげで、1年の中で節目のある生活ができると思います。また、夏や冬のような厳しい季節のおかげで、春や冬の気持ちの良さを際立たせてくれていると思います。もし、四季がなかったら、1年間を単調に過ごしてしまいそうです。なので、四季はありがたいなと思います。
太陽や空
自分は日光浴が好きです。春、秋の気持ちの良い感じ、冬のポカポカした感じ。(夏のギラギラに負けそうにはなっていますが)気持ちを穏やかにさせてくれるというか、癒しを感じます。
それ以前に、もし太陽がなければ、ずっと夜ですからね。白夜か?想像できませんね。気持ちが滅入りそう。やはり、太陽は人間が明るく穏やかに生きていく上で欠かせないものです。
風
自分は、春や秋の気持ちのいい気候での穏やかな風が大好きです。そんな穏やかな風に吹かれて、日光浴しているとこの上ない幸せとありがたいなあという気持ちになります。もし風がなかったら、そんな気持ちを味わえないと考えると、自分にとっては生きていく上で不可欠なものだなと思います。
もちろん、同じ風と言っても、夏は熱風、冬は寒風、時には強風と、厳しい時もありますが、そういった厳しさの中で人間は鍛えられていきますし、春や秋の風がより一層気持ちよく感じるようになりますね。
大気・空気
空気も、人間が生きていく上で不可欠なもの。なかったら生きていけません。
そして常に綺麗な空気が吸えるのも当たり前ではありません。クルマや工場などの排気が大気汚染につながることに対して、全人類がフォーカスしてこの問題を解決しようと頑張っています。そんな取り組みをしている人々に感謝します。自分としては、感謝の気持ちを持ちながら、大気汚染につながらないような使い方や商品を購入することを頑張るしかありません。
雨や水
水は地球上の生き物が生きていく上で不可欠なもの。なかったら生きていけません。植物や食する野菜もそう。
そして空気同様、綺麗な水が飲めるのも当たり前ではありませんね。市や町の公共サービスで浄水して綺麗にしてくれているおかげで、日本では水道水を飲めるのです。感謝すると共に、水を大事にしないといけません。
そして、水の大元である雨も、自分としては嫌いではありません。晴耕雨読とはよく言ったもので、雨の日は室内で何か心が穏やかになると言いますか、読書に最適ではありますね。そんな意味で雨の日にも感謝です。
異常気象や天災
台風や、大雨などの天災は、穏やかな気候をありがたく感じさせてくれます。
また、異常気象は、地球温暖化によるものが大きいため、大気汚染と同様、企業がCO2低減にフォーカスしてこの問題を解決しようと頑張っています。そんな取り組みをしている人々に感謝します。自分としては、CO2を出さない取り組みを考えないといけません。
地方向・・・食物をもたらしてくれる大地
大地
我々が住む家の土台となってくれている大地。もし大地がなかったら、人類は生活していけません。しっかりとした大地、土地に住めることのありがたさを感じます。
また食物をもたらしてくれるという意味でなくてはならないもの。もし大地がなかったら、栄養のある野菜や果物、木の実などの食物を食べることができませんし、人間は生きていけません。
そんな意味で、土壌汚染しないようにしないといけませんね。
植物
風に揺れる木々の葉の音、そこに集まる鳥達のさえずり、そこをすり抜ける柔らかな空気が本当に気持ちがいい。そんな雰囲気を作れる木々が大好きです。
また色とりどりの花も、人間に癒しの気持ちを与えてくれますね。
また野菜や果物などは、人間が生きていく上で不可欠。なかったら生きていけません。
その他
その他、物や無形な物に対する感謝の気持ちを付け加えました。
所有している道具
クルマ、自転車、パソコンやスマホなど、自分の所有している道具だと思うものは、すごく感謝の気持ちがあって大事に使っています。本当に欲しいと思ったものしか買いませんし、そう思って買ったものは、自分の相棒というか、仲間や友達のようなもの。いつも自分の思った通りに動いてくれてありがとうという気持ちで、長く付き合っていけるように大事に扱っています。
埼玉と浦和レッズ
サッカーに全く興味のなかった自分が、埼玉の地に住むようになって、浦和レッズの虜になってしまいました。このパラダイスとも抜けられない沼とも思える場所、埼玉に感謝しています。
そして何より、浦和レッズに感謝しています。会社生活で苦しい時も、浦和レッズを心の支えに頑張ってこれました。会社を辞めた今、浦和レッズを中心に自分の生活が回っていますし、生きていく上で必要不可欠な物です。なかったらとか考えたら、これまでまともに生きてこられなかったんじゃないかと思ってゾッとします。
なので、浦和レッズを創設した人々やこれまでの歴史を紡いできた人々に感謝しています。そして今頑張っている、クラブ、監督、スタッフ、選手達、全員に感謝の気持ちを伝えたい。また、いろいろありますが、浦和のサポーター同志にも頼もしさと感謝の気持ちを感じています。
クルマやF1に代表されるモータースポーツ
自分の生業となったクルマに感謝の気持ちでいっぱいです。その中でも、子供の頃から特に興味があったF1。これに出会わなかったら、自分の人生は全く違うものになっていたでしょうし、情熱的に生きてこられたかどうか?わかりません。
そんなクルマやF1の存在とその歴史を紡いできた人々に感謝の気持ちでいっぱいです。
故郷 福岡
故郷である福岡は、自分にとっていろんな思い出が刻まれている場所でかけがえのないもの。本当に誇らしく、いつ戻ってもいい場所だなと思います。そして、心の拠り所というか、いつもホッとする、癒される、ありがたい場所です。
最後に
今回、この2つの方法を考えてみての感想としては、
・自分の今後やっていくことが整理できた気がした。
・今までになかったポジティブな気持ちと感謝の気持ちが湧いてきた。
そして、「いい予感」が持てるようになってきた気がしました。
頭の中を整理するのに、2,3日かかりましたが、やってみた価値はすごくあったと思います。
みなさんも、一旦立ち止まって、考えてみるのはいかがでしょうか?今後に向けて新しい道が見えてくるかもしれませんよ!