台風が来る中、開催が危ぶまれた試合
ルヴァンカップ準々決勝第2戦、主力で臨んだ試合から、中2日。
台風が来ているだけに、中止になってくれたらコンディションが不利な状況を一旦キャンセルできるのにと自分は思っていました。
昼過ぎに開催の通知。それを聞いて、えーっやるのー?と思いました。
でも結果は、いいほうに予想外。パフォーマンスも内容も結果も良かった試合で、ほんとチームの成長、熟成を感じました。
磐田 完全に受けに回っていた
磐田は後ろでつなぐサッカーを志向しているのとことでしたが、浦和に比べて、パススピードも遅く、後ろで繋いでも前に当てる事ができない。サイドチェンジも失敗が多い。ボールが届かなかったり、アウトしたり。前半特に、恐る恐るやっている印象でした。
加えて前線のプレスや、浦和のボールホルダーへの寄せが甘いために、浦和が自由にビルドアップできる。ショルツ選手や、敦樹選手のドリブルでの持ち上がりにも下がりすぎて、アプローチしない。
浦和が前線からプレスするチームに弱いことをスカウティングで知ることができるはずなのに、それをやらなかった磐田は、逆に浦和にとっては組みやすくなった相手となってしまいました。
完全に受けに回っていましたね。前半は。
浦和 成長している
DAZNの解説者が試合途中言っていました。
「何か難しいことをやっているわけではないんですよね。シンプルな攻撃なんです。」
でも、そう見えるプレーこそが、高度で難しいことだと思うんです。
パスを受けるために相手と重ならない的確なポジショニング、パススピード、トラップ、ワンタッチパス。PSGとの試合の経験が生きてきたのかなとも思いました。こう言った技術面に加えて、チーム全体の意思統一がしっかりできてきている。
全盛期のバルセロナだって、簡単にパス回ししているように見えてましたものね。
また、後半押し込まれてもしっかり守っていなして、隙を狙ってカウンターと、試合巧者ぶりがでてきている。
ただ回すだけではなくて、状況に応じて速いサッカー、カウンターを併用するハイブリッド戦術になってから、得点力が劇的に向上してきました。選手の特徴を活かした戦術。岩尾選手が悩んでいた問題の解が解かれつつあります。
なにか、ワンランク、ステップアップした印象をうけました。
いいときの小泉選手が戻ってきた
この試合、1番輝いて躍動していたのは、小泉佳穂選手だと思います。
昨年のシーズン当初の小泉選手は、切り返しの鋭さで相手を翻弄し、間合いよく取り切る守備で、本当に見ていて楽しい選手だなと思っていました。
ところが、相手に分析されてマークがきつくなってくると、フィジカルの弱さを露呈し、ボールロストが増え、らしさが消えていきました。
でも、ここ数戦、先発で特に真ん中で使われるようになってからどんどんよくなってきています。まさに戻ってきています。というか、レベルがワンランク上になりましたね。
読みや判断が早くなったと同時に、体幹や足の速さ、持久力などのフィジカル面の向上が目を見張るものがあると感じます。
相手に飛び込むタイミング、味方にパスを出す、ボールを手放すタイミングと素晴らしいと思うんです。相手からのあたりも強くなって、いざとなったら走り勝って逃げれる。
80分過ぎでもピンチで全力で戻る。93分でもまだ攻撃に出れる。すばらしい。
シュートもコースが見えてる。(話はそれますが、解説の方がコースのことを花道って言ってましたが、いい言葉ですね。)
2ゴール2アシスト。数字にも表れています。
小泉選手の復活は頼もしいばかり。今後、江坂選手との同時起用で、またもう一段階レベルアップしてくれるのと、いつものかわいい笑顔が見れるのを期待しています。
知念選手を使って欲しかった
70分、怪我あがりのショルツ選手は大事をとって交代。
おっ、これは知念選手のリベンジか!と思って期待したら、安居選手との交代。結局、敦樹選手を、ショルツ選手の位置で使ったんですね。
知念選手使って欲しかったと思いました。まだ、あの、名古屋戦の精神的ショックは残っていると思いますし、試合でしか取り返せないでしょう。試合慣れして選手層を強化するためにも、次回に期待しましょう!!
勝って兜の緒をしめよ
結果的には、大量6得点でシャットアウト。
台風が来てる中、あんなに大勢の浦和サポのみなさんが駆けつけたおかげだと思います。ほんと感謝感謝です。
ただ、勝って兜の緒を締めよ。次は、ACL ジョホール戦。相手がどんなチームだか見当もつきませんが、川崎が苦戦したチームらしいので、しっかりと準備して戦ってほしいものです。
自分と娘も、声出し応援参戦いたします。自分も今週、しっかり準備して金曜日の試合に臨みたいと思います。
それでは!!