一抹の不安を感じながら、スタジアムに向かう
こんにちは。今日も、浦和の話で失礼します。
昨日のホーム 京都サンガ戦。前節のガンバ戦後の不穏な状況から、昨日は一抹の不安を感じていました。
きっとチョウキジェ監督は正々堂々がっぷり四つに組んでくるはず。負けたりしたら、何かが起きそう。大丈夫かな?
なんて弱気に思いながら台風の影響も残る逆風の中、埼玉スタジアムまでの道のり、自転車をこいで向かいました。
試合後、帰宅してDAZNで復習した上で感想をまとめたいと思います。
京都が進化している
ボールを取ったら、人数かけてダイナミックに走り込む、カウンターを仕掛ける。そんなチョウキジェ監督のサッカーのイメージを持っていました。
昨日の京都は、そのイメージとは全く違い、進化してるって思いました。
しっかり、握って、後ろからビルドアップ、中盤の有効なパス、前線でのコンビネーション。すばらしいと思いました。
フォワードのウタカ選手の攻撃のリンクへの貢献はすごいと思いました。さりげなくさがって受けたり、左右に流れて、周りの選手のスペースを作り、攻撃をオーガナイズしていく感じ。フォワードというより、司令塔的な働き。逆にフォワードとしての脅威は感じられませんでしたが。
あと、アピアタウィア久選手。仙台時代に見た彼は、チーム状況が悪いのとルーキーだったこともありますが、恐る恐るプレーしていた印象がありました。その試合では、浦和に大敗してましたね。
でも昨日は、見違えるパフォーマンス。センターバックとして積極的な守備、後ろで回す時は、落ち着いたボール回し、プレスをかわす技術。松尾選手のスピードについていけず、PKを与えてしまいましたが、スロー映像をみるとかなりギリギリ。
本当成長しているなと思います。チョウキジェ監督さすがです。
前半30分から浦和のビルドアップが安定し始めた
試合開始から、幸運にもPKをもらえて先制できたものの、京都の連携した前線プレスで、前半30分あたりまでビルドアップに苦労させられました。特に、ショルツ選手がもった時は、持ち上がりを警戒してか、猛然とプレス。チョウキジェ監督のチームらしい気迫を感じました。
でも明らかに前線の運動量が落ち始めた、前半30分あたりから浦和ペース。
ボール支配率もあがって、ビルドアップも安定してきました。
後半に入っても、浦和ペースだった後半開始早々。武富のヘディングの同点弾は、彼を褒めるしかありませんが、その直後の被弾は自滅によるもの。西川選手のミスパスは残念でした。なぜ、あんなに焦って危ないパスを岩尾選手に出したのか?想像できません。
純粋なFWの選手がいたら、、、
その後は、攻めまくり、チャンスありまくりでしたね。
終わってみればシュート20本枠内シュート12本。この数字が物語っています。
今までのリカルド監督のコメントは、「チャンスは作れているが決定力がなかった」という言葉、多くありました。
今回も言葉的には同じなのですが、いままでとは全然違ってきてると思うんです。
今日のチャンスは、本当にゴールに直結するチャンスばかりでした。チャンスの質というか、レベルはかなり上がってきていると思うんです。
遅攻だけでなく、リスタートでの岩尾選手からのロングフィードで、モーベルグ選手の得意な一対一のシーンを作り出したシーン。また江坂選手とモーベルグ選手の前線でのコンビネーション。
今までに見られなかった攻撃の幅ができつつあると感じています。
なので、あとは、生粋のフォワードの選手。
ゴール前で動き直して、センタリングやこぼれ球などを抜け目なく狙ってゴールゲットできる選手。今日の試合、興梠や武藤、ユンカーやリンセンがいたらと、たらればを考えてしまいます。リンセンの合流までは、我慢ですね。もうすぐです。
岩尾選手、松尾選手に期待
岩尾選手 パフォーマンス上がってきてます
岩尾選手が、ボランチのレギュラーとして定着し始めてから、パフォーマンスが相当上がってきていると思います。
ビルドアップの安定化、中盤からのサイドチェンジ、リスタートで見せたモーベルグ選手へのロングパス。ロングシュート。多彩なセットプレーに頼もしさを感じます。
しかも、毎戦ほぼ90分出続けているコンディショニングもすごいです。
今、チームの中核、リーダーとしての存在感、引っ張っていく決意まで感じます。
チームの中で遠慮がなくなり、チームメイトへの理解が深まり、判断が早くなってプレースピードも早くなっています。また、これからチームをマネージメントしていくという責任感まで感じます。
彼が頭が良く思考が深いことは、数々のコメントから明白です。自分は、岩尾選手のコメントを読むのが大好きで、その言葉の背景を推測するのが一つの楽しみになっています。
郡馬戦後のバス囲みでのチーム代表として、サポーターとの話合いをしたと聞いています。
勝手な推測ですが、そこで責任感をしっかりと感じたことが好影響をあたえているのではないか?と思います。
これからも期待しています。
松尾選手 もう少しでブレークできる!!
帰宅後のDAZN復習でわかった、解説の水沼さんの松尾選手に対する厳しい言葉。
16分、21分のサンガの選手から足首を踏まれて痛がっている松尾選手へ、解説の水沼さんからの厳しい言葉。
「(後ろ方くるDFからの)逃げ方を覚えないと。多少痛くてもすぐに立ち上がらないと。」
いやいや、踏まれてますから。2回とも。映像でわかりますよ。その後、
「俺は狙われているすごい選手だと思ってほしい。期待されているプレーヤー。楽しみでしかない選手だから。」
やや、フォロー気味ですが、本心だと思います。
ほんと、3回の決定的チャンスはあったし、ハットトリックの可能性もあった。
浦和でのブレークまでもう少し。お待ちしております。
京都サンガは清々しいチームですね
チョウキジェ率いる京都サンガは、ほんと清々しいチームですね。ほんと、そう思います。正々堂々と戦う。こんなチームとやると、結果はともかく嬉しくなります。そう思えば、チョウキジェ監督が率いていた湘南に対してもそう思っていました。
試合終了後、サンガの監督、コーチ、選手全員の浦和サポーターへの挨拶は
素晴らしかった。スポーツマンの清々しさ感じました。
今回も、チョウキジェ監督はやっぱり優秀な監督だなと再確認した試合でした。
それでは、次回また!!