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ソリッドなサッカーで完勝!!【浦和レッズ観戦記(札幌戦)】

リーグ3位をかけた最終戦

ACL武漢戦から中3日でまたも厳しい日程。

しかし、広島との3位争い、すなわち、ACL2出場に向けた争いは、この試合で決まります。

浦和としてはなんとしてでも勝って、広島の引き分けか負けを期待したいところ。広島と対戦する福岡に頑張ってもらうしかありません。

そして、この試合は、プロデビューして長く浦和に在籍して活躍し、現在札幌に所属する小野伸二選手の現役最後の試合。その試合がなんと浦和との対戦だなんて、何てシナリオだろう!と思いますよね。

ということで、小野伸二選手にお別れを言うのを兼ねて、アウエー札幌戦に参戦してきました。

クオリティーの高い守備を見せつけ危なげなく勝利

前半ロングボールを多用し裏を狙い続けます

札幌の特徴的な守備として、マンマークディフェンスというのがあります。人についてくるため、パスカットされやすく、攻撃の組み立てに苦戦します。また、マンマークの相手に抜かれると絶対的ピンチになる札幌は、激しいチャージ、つまり荒いプレーで止めようとします。結果的に怪我する頻度が増えるのです。(昨年の対戦で、荒野選手が松尾選手に抜かれた後、足裏で松尾選手のアキレス腱あたりを踏んだことはいまだに忘れられません。)

その対策として今回、ロングボールを多用し、ディフェンスラインの裏を積極的に狙う作戦を展開してきました。ディフェンスラインを下げて、札幌の守備範囲を広げることにも成功し、チャンスを作っていました。

・12分のショルツ選手からブック選手へのロングフィード
・14分の関根選手の左絵のサイドチェンジがブック選手へ
・16分のマリウス選手から佳穂選手へのロングフィード
・17分のショルツ選手からブック選手への裏へのロングフィード

守備でも、32分 岩尾選手のパスカットからカンテ選手のシュートに繋がったシーンのように、しっかりとしたポジショニングから積極的なパスカットを狙いショートカウンターを見せていました。

そしてしっかりとした守備ブロックで、攻撃が売りの札幌を自由にさせません。札幌は、得点するためには。最後のパスの精度をもっともっとあげないといけませんでしたね。

小野伸二選手が前半20分で交代

長く公式戦に出場していなかったとは言え、瞬間瞬間で垣間見る小野伸二選手の技術は素晴らしいものでした。

3分の宮澤選手からのロングパスをワンタッチで前線の小柏選手に出したシーン、17分に小柏選手に出した決定的なパスは、さすが伸二だなと思うプレーでした。

18分ラストプレーでのフリーキックは直接狙っていたら、現役最後のフリーキック弾となってドラマチックな展開になってしまいそうでしたが、狙わなくてこちら側としては助かりました。

伸二選手がピッチを去る時、全選手が花道を作り、監督やスタッフも前に出て見送ったシーンは、美しいシーンでした。

そして、伸二選手が去った後、浦和サポーターはしっかり切り替え、声援がシフトアップして行ったのです。これからが真剣勝負だぞと言わんがばかりに。

後半は中島選手、安居選手の投入で攻撃が活性化

後半投入された中島選手は、ドリブルや、カンテ選手とのコンビネーションで、攻撃を活性化させチャンスを作っていきます。

52分、右サイドからドリブルをして、ペナルティエリア内に進入した大久保選手がスルーパスを出そうとして、そのボールが対峙していた宮澤選手の手に当たりPKをゲット。ショルツ選手がしっかり右に蹴り込み先制します。

中島選手は、61分ドリブルしてカンテ選手に出したスルーパス、64分には関根選手からのスルーパスを受けようとしましたが収まらなかったシーン、67分には、左からカンテ選手にクロスを出したシーンと、明らかに攻撃の中心となっていました。

そして、71分、ついにゴールが生まれます。ショルツ選手からのロングフィードをカンテ選手が頭で前線に落とし、それを受けた中島選手が、反転し、キックフェイントをして、対峙した馬場選手のタイミングをずらして、股抜きでの地を這うようなゴール!!2点目です。

その時、隣にいた娘が「すごいゴールだった!!」と絶叫していました。でも、実はその瞬間を見ていなかったのです。その直前の68分の中村選手のプレーがPKだったのではないかと、ライン際でいつまでも抗議しているミシャ監督に目が行っていて、最高のシーンを見過ごしたのです。本当に迷惑なものです。いつまでの引きづらない!切り替えが大事ですよ!ミシャ監督!

その後の実況の方と解説の曽田氏のコメントが象徴的でした。

「浦和は、シュートを打たせませんね」
「シュートはおろか、クロスも許しません」
「浦和の強さ、強かさが光った」
「守備面の強度。中盤、そして最終ラインが、強く行くところはいくし、その切り替えの速さがこの試合のベースを作った。」
「守備に行って、取れない時の止まり方が良い」

最終的には、しっかりとしたクオリティの高い守備ブロックで守り、決定力高く得点を決めた危なげない完勝と言えます。

小野伸二選手引退セレモニー

試合終了後は、ミシャ監督、杉浦氏に不愉快な思いをさせられながらも、伸二選手のために待っていました。

残念な気持ちでいっぱいです!!【札幌戦後のミシャ監督のスピーチ】残念なミシャ監督のスピーチ リーグ最終戦のアウエイ札幌戦に参戦してきました。本来は、試合観戦記を最初に書きたいところでした。 し...

このために来たのですから。

浦和のサポーターは伸二選手の感謝の気持ちを込めて、

浦和に入団してプロサッカー選手生活をスタートして数々の怪我に悩まされながらも、魅惑のプレーで我々のハートを鷲掴みにしてきた伸二選手。そして、素晴らしい人格といつも明るく屈託のないスマイルが誰からも愛されてきました。

これからの第2の人生、今までの経験を活かして、日本サッカー界全体を引っ張っていけるような活躍を祈っています。埼玉の地から応援しています。

お疲れ様でした。

※なお、本記事の写真は、自分で撮影した写真以外は、浦和公式サイトの写真を引用させていただきました。

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