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よく耐えた!この勝ちは大きい!【浦和レッズ観戦記(名古屋戦)】

前節はアウエイ広島に悔しい逆転負け

1-2のスコアで敗戦。

前々節のマリノス戦が素晴らしい試合だっただけに非常に残念な試合となりました。

いつもの後ろからのビルドアップというよりも、広島のハイプレスを回避する形でロングボールを多用する戦略で来たレッズ。結果的にはそれが裏目に出た感があり、全体的にバラバラになってしまって、ロスタイムで失点してしまう結果となってしまいました。

岩尾選手の良さが全く見えなかった印象がこの試合を象徴している気がしました。

続く今節のホーム名古屋戦。

優勝争いに踏みとどまるためにも必ず勝ち点3が欲しい試合。また、今年両クラブ間で色々な事件があって、正直負けたくない気持ちの強い相手でした。

湿度は高いけれども、風があるのが救いの気候の中、埼玉スタジアムに向かいました。

内容はどうであれ、勝ち切れたことが良かった!

初っ端からPRIDE OF URAWA!

この試合の重要性をサポーターはみんな理解していました。平日の金曜日なのに3万2千人。そして試合開始からPRIDE OF URAWA。帰ってDAZNで確認したら、7分もやってたんですね。それだけ気合の入る試合でした。

87分のWe are REDSコールからのPRIDE OF URAWA!苦しい選手たちの背中を押す地響きのような声が、自分でコールしながらも痺れました。

前半は浦和ペースだった

前半は、ビルドアップもできていてしっかり自分たちの形で攻撃が組み立てられていたと思います。小泉選手が下がって、マークを引き連れつつビルドアップに参加していたことが効いていたのではないかと思います。

カンテ選手がシュートできるシーンを多く作れていましたし、厚みのある攻撃が多くできていたかと思います。

後半開始早々から、小泉選手から安居選手へとスイッチして、前線からのハイプレスを強め追加点を狙っていきました。敦樹選手や関根選手の積極的な攻撃参加やシュートでチャンスを作るも追加点は取れず。

そうこうしているうちに名古屋の攻撃に厚みが出てくるのでした。

残り30分で名古屋が圧倒!

やはり後半開始の前田選手の投入が効いていた気がします。

なにか、嫌なイメージがあるんですよね。前田選手。裏を返せばいい選手だということ。キープ力、突破力、シュート力を兼ね備えていて、右サイドに開いて攻撃を組み立てて、後ろの選手のあがりを可能にし、攻撃に厚みを持たせることができていました。しかもフィニッシュまで持っていきます。何か家長選手みたいですね。

マリウス選手が対応するためにサイドに引き出されて空いたスペースを他の選手に使われ何度となく危ないシーンを作れらました。

ふと思うのですが、この夏補強した森島選手といい前田選手といい、最後出てきた久保選手といい、名古屋は新戦力がどうしてこんなに早くフィットしてスムーズな攻撃ができるようになるのでしょうか?浦和の新戦力がフィットするのが時間がかかるのはなぜなんでしょうか?

カンテ選手は、3月に浦和に来てから8月現在、5ヶ月くらいかかってようやくトップフォームになりつつありますが、時間はかかっています。中島選手、安倍選手もいつのなるのやら。そのあたりの要因解析をしっかりしないと、この優勝争いの苦しい中、即戦力が助けてくれないと既存の選手が消耗して、この厳しい日程を乗り越えられなくなると思うんですが。

それでも守り切っての勝利

残り30分を守り切っての勝利。あまりにも責められ続ける一方だったので、理想的な内容ではありませんでしたが、それでもいろんな嫌な流れがあった中、今日の勝利は大きな意味がありました。大事な勝ち点3をもぎ取ったと思います。

久々の We are DIAMONDS、最高でした!

名古屋はやはりレベルの高いチームになっている

昨年までの名古屋の印象は、やはり守備が固く、外国人の個人技をベースにカウンターで得点をとる印象のチームだと思っていました。

今回対戦して、それから一段とレベルアップしていることがよくわかりました。それは攻撃の厚みが上がったことです。サイドの森下、野上両選手も積極的に攻撃参加しますし、稲垣選手、内田選手の守備範囲の広さと、積極的攻撃参加することで、攻撃に厚みを出す。加えて、前述の通り新戦力が多彩な攻撃を演出する。さらにユンカー選手がいる。これからも浦和にとって厄介な対戦相手になっていくことは間違いありませんね。

ただ一言言わせてもらうと、ラフプレーや時間稼ぎのプレーが多いのは、レベルの高いチームなだけに非常に残念。
・22分の河面選手の岩尾選手へのスライディングは、明らかに危険だし、イエローカード2枚目が妥当だと思います。
・前半終了間際のカンテ選手のスライディングに当たってもいない足を痛がって明らかに時間稼ぎする稲垣選手。
・50分の永井選手、内田選手のラフプレー。
・55分の野上選手のカンテ選手への肘打ち。
そういう面でもレベルアップして、正々堂々と戦うプレーを見せるチームになって欲しいと思います。

印象的だった選手たち

トップフォームに近づきつつあるカンテ選手

いやーやっときましたね!!最初に大原で観たのが3月22日。その日の練習で見たしなやかな身のこなしと強烈なシュート。それがいよいよ実戦で本領発揮する時期になったのです。

いやー振り向きざまのシュート!スタジアムにいた全ての人が完全に裏切られたタイミングでのシュートでしたね!あのランゲラック選手が一歩も動けないなんてそうそうありません。それだけ意表をついたスーパーゴールだったですね。

ゴール後に観客席の誰かに向かってハートマークを示していたように見えましたので、家族が来日していたのでしょうか。それならばパフォーマンスは上がってきますね。

これで2戦連続ゴール。サマーブレーク明けから、プレーの精度が上がってきている気がします。下がってからのサイドへのチラシのパスや、ヘディングの競り合い、地を這うようなシュート、コンディションが上がってきているのがよくわかります。また敦樹選手、大久保選手、明本選手と言った周りの選手とのコンビネーションも確実に向上しています。浦和の攻撃の中心選手となったと言えますね。

これからは、カンテ選手がスタメンフォワードとして起用されることが多くなるでしょう。その場合、佳穂選手や中島選手との組み合わせを考えるとどんなプレーを見せてくれるのかワクワクが止まりませんね。

復活の狼煙 佳穂選手

5月のACLの決勝の後、色々と苦悩している様子がプレーから伺えた佳穂選手。

髪色も加入当時の金髪に戻して心機一転のスタメン起用となりました。しかも目つきが鋭い。気合を感じました。

前半のみのプレーとなりましたが、ボランチの位置まで下がってビルドアップに参加するとともに、相手マークを引き付け、マンマーク気味の名古屋のポジショニングを混乱させていました。相手が、ハードプレーの稲垣選手だっただけに苦労はしていましたが。

27分のコーナーキックのこぼれを拾って放ったシュート。あれが入っていれば、気持ち的にもさらに上向きになっていったのではないか?と思いました。それでも良かったと思います。

森下選手に走り勝った 大久保選手

広島戦後にSNSで色々な批判にあっていた大久保選手。

でも今回改めて思いましたが、大久保選手はすごいですよ!!

この数試合、90分フルで出ていて、あれだけアップダウンを繰り返して、最後まで足が攣る様子を見せていません。今回は対峙する日本代表の森下選手も厄介なプレーを連発していましたが、最終的には79分に森下選手の方が先に足が攣って交代することに。すごいスタミナを持っています。

そして今回のDAZNでの福田さんの解説で分かったこと。後半名古屋に圧倒的に責められ、最終ラインを上げられないでいた浦和。その中でも大久保選手が持つと一人ドリブルで持ち上がってくれます。そして途中で止まります。

素人考えでは、早く攻めようよ!って思うのですが、福田さんの解説では、最終ラインを上げる時間を作っているとのこと。そこまで、全体を考えてプレーしているんだなと思った時、大久保選手はすごいんだなと思いました。

森下選手と交代した丸山選手もドリブルでちぎっていましたしね。

池田伸康コーチが補習でさらに成長させてくれるに違いありませんし、ブレークまでもう少しな感じがします。サポーターはポジティブに期待して待ちましょう!!

次は、ACLプレーオフ

次は、中3日、8月22日にACLプレーオフ 香港の理文戦です。

いやーまた痺れるACLの戦いが見れるのは本当に幸せです。

どんな相手か皆目見当がつきませんが、リスペクトを怠らずも、スッキリ勝って本戦にコマを進めましょう!

※なお、本記事の写真は、自分で撮影した写真以外は、浦和公式サイトの写真を引用させていただきました。

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