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意識の高さが如実に出た!!【浦和レッズ観戦記(横浜戦)】

アウエイでの前回対戦は完敗

マリノスとは、2月のJリーグ第2戦で対戦して、0-2のスコアで敗戦。

しかし、後半興梠選手の投入から流れが変わり、それ以降負けなし街道を突っ走る起点となる試合になりました。

その時の観戦記を読み返してみると、岩尾選手から勝者のメンタリティが不足しているという主旨のコメントがありました。

岩尾選手のコメントから振り返る【浦和レッズ観戦記(横浜マリノス戦)】昨年のチャンピオン、マリノスとの対戦 開幕戦のFC東京戦に参戦し、先週1週間は自分の心が低空飛行。 気持ちを持ち直そうと火曜日の...

サマーブレイク前、最終戦のセレッソ戦の前までは負けないレッズ、勝者のメンタリティを徐々に増強してきたレッズ。しかし、セレッソ戦とサマーブレイク明けの天皇杯名古屋戦は、完敗、かつ名古屋戦では浦和サポーターのグラウンド乱入問題のおまけ付きで、非常に悪い流れ。

これを断ち切るには強い気持ちと勝者のメンタリティが本当に重要だと思いつつ、埼玉スタジアムに向かいました。

埼スタに到着

スタジアムでは、夏休みのイベント、縁日をやってました。

晴れているのに雨が降り出したと思ったら、虹が現れました。縁起がいい!!

新加入の中島選手の提灯もありました。

意識の高さが如実に出た試合だった

サポーターも気合が入ってた!

天皇杯名古屋戦の暴動の影響があるのではないかと心配していましたが、そんな雰囲気はまるで感じさせない北ゴール裏の風景。

そんな嫌な雰囲気を吹き飛ばすかの如く、首位戦線に残るための重要な試合にボルテージは上がり、いつにない音量の声援が飛びます!!

4万越えのサポーターが見守る中試合が始まります。

得点以外は素晴らしい試合だった

昨年のリーグ王者、マリノス相手に互角以上に渡り合って、全員のポテンシャルを十分に発揮した素晴らしい試合でした。得点を取ること以外は。

全員の意識の高さ。試合開始からすごく感じました。

まずは守備。コンパクトで距離感もよく、相手のボールホルダーに対して寄せるタイミングが絶妙で、相手に自由にプレーさせません。

そのいい守備からの攻撃がまた素晴らしい。「ゴールへの意識を全員が持っている」と解説の片野坂さんがコメントしていましたが、まさにそれ、全員のベクトルがゴールに向かっていました。

そして全員の判断スピードが早いことが明らかでした。まさに意識の高さです。その意識が生み出すプレーは、プレースピードを速くします。

良かったところを挙げてみると、

・前線の受ける選手のポジショニングが良い。
・後ろからの縦パスがグサグサ刺さる。
・裏をとるプレーが多い。
・サイドチェンジを多用していて相手の守備を翻弄できている。
・保持するところと、ロングボールを蹴るところの使い分けができている。
・フリックなどのワンタッチプレーが多い。
・前線への攻撃参加人数が多い。
・シンプルに追い越す選手を使って前進できている。
・プレーサポートがしっかりできている。

これらの項目は、今までできてなかった部分、課題であった部分であったと言えます。それらを明らかに改善できていたことが、素晴らしい試合だったことを示しています。

本当に得点だけが足りませんでしたが、自分としては、今年1番の試合内容だったかなと思います。

このメンタルが続けば、そもそもポテンシャルのある選手たちなのですから、これからの状況も好転していくに違いありません。絶対継続していきましょう!!

でも優勝を目指すならば勝たなければならない試合だった

試合後のマチェイ監督インタビューを、浦和レッズのホームページから引用させていただきます。

「今日はかなりいいゲームをプレーできたのではないかと思います。今日の選手たちの仕事に、敬意を払いたいと思います。今日のゲームプランをしっかりと実行してくれて、決定機もつくってくれました。今日足りなかったのは、決定率でした。それによって大事な勝ち点2を取りこぼすことになりました。

チームのプレーする姿を見ると、うれしいものがありました。F・マリノス戦での我々の目的は勝つことでしたので、そこはよくなかった点です。ただ、この勝ち点1を得ることによって、首位との差が7から6に縮まりました。先を見据えて、これからも今後の試合に向けてしっかりと準備していきたいと思います。大事な試合が待っています。また、(中島)翔哉ができるだけ早くなじむように、環境を整えてあげたいと思っています」

ポジティブなコメントながらも、やはり勝ち点2を取りこぼしたと、勝ちたかったという気持ちが表れています。サポーターも皆同じ。

この試合で、一段レベルアップしたと感じていますし、勝ち切れるチームへとさらなるレベルアップができることを願っています。

中島選手や安部選手、さらに補強されるであろう外国籍選手たちも加わって、いろんな外乱を吹っ飛ばすくらいのさらなる飛躍を期待します。

印象的だった選手たち

全てにハイパフォーマンスだったショルツ選手

個人的には、ショルツ選手がまさに鬼神のような活躍だったと思います。

セレッソ戦、名古屋戦と本当に悔しい負けで、誰よりも悔しかったに違いありません。その気持ちを炸裂させるようなプレーが連発しました。

縦パスが刺さりまくる

ショルツ選手からの鋭い縦パスがサイドへ中央へとグサグサ刺さっていました。数えるだけでもこんなに縦パスが通っています。

・酒井選手へ 8分、21分、29分
・カンテ選手へ 17分
・大久保選手へ 54分
・敦樹選手へ 61分(クリアされたボールをワンタッチで)

ショルツ選手の縦パスは明らかに攻撃のスイッチというか起点となるため、この回数が多いことが、攻撃的なプレーができていたかのバロメータになると思います。

持ち上がってペナルティエリアまで前進

ドリブルでの持ち上がりも今回一段と迫力がありました。98分の 関根選手とのワンツーパスから持ち上がるシーンは、もう絶対勝ってやるという執念を感じました。

ピンチのシーンでも神クリア

守備も完璧。アンデルソン・ロペス選手を完封していましたし、カウンターでピンチになった、64分のマルコス・ジュニオール選手とのバトルのシーン。もう痺れました。

「縦横無尽」敦樹選手

まさにBOX to BOXのプレーでまさに縦横無尽の活躍でした。

中盤では、刈り取る刈り取る

中盤での守備は、まさに相手中盤のチャンスを摘み取る気迫あるプレーを連発。53分 ヤンマテウス選手を刈り取るシーンはもう圧巻でした。

ワンタッチプレーでゴールチャンスを演出

今回の敦樹選手の攻撃に顔をだす回数はもう目を見張るものがありましたね。しかもワンタッチプレーなど判断が速くスピーディー。

・16分のカンテ選手のシュートを演出したワンタッチクロス
・29分 ワンタッチが連続したシーン。安居選手→カンテ選手→敦樹選手→早川選手
・38分 完全なる決定機の演出。酒井選手→敦樹選手のワンタッチクロス→カンテ選手のシュート。
・61分 ショルツ選手からの縦パスを関根選手にセンタリング

もう数多くの決定機を演出しているのがわかります。

素晴らしいサイドチェンジ

そして、今回敦樹選手だけではないのですが、サイドチェンジの意識が高かったのもよかった点です。47分 敦樹選手のサイドチェンジから、関根選手、大久保選手と繋いだシーンは、相手の守備を散らすプレーで素晴らしかったと思います。

積極的なシュートも

思い切りの良いシュートも良かった。31分 左からのミドルと37分大久保選手からのボールをシュート。惜しくもゴールにはなりませんでしたが、可能性を感じました。

エウレル選手も嫌がる 大久保選手

天皇杯名古屋戦の大久保選手は、ミスパスが多く、どうしちゃったんだと心配しましたが、3日経ったら別人に変身していました。

一対一の守備の成長

今回の大久保選手のプレーで一番印象的だったのは守備。特にエウベル選手との1対1のバトルを圧倒していたこと。

24分のエウベル選手との一対一に勝った後、直後の25分に再びエウベル選手に対峙しようとする時、酒井選手に俺がやるよという感じのと合図をする大久保選手が非常にかっこよく頼もしく思えました。

酒井選手、敦樹選手とのコンビネーション

54分のショルツ選手→大久保選手→敦樹選手→興梠選手→大久保選手のパス回しに代表されるように、周りの選手とのコンビネーションが抜群で、攻撃に素晴らしいリズムと流れを作り出していました。

積極的な裏への飛び出し

加えて中央に進入して、裏に飛び出してフォワードの位置で決定的なシーンも作っていましたね。

・30分 大久保選手のフリック→カンテ選手→酒井選手のアーリークロス→大久保選手の裏への飛び込み
・36分 中に入って積極的に背後を取る

もう少しなんですが、興梠選手の動きなどを学んで、入るタイミングを養っていって欲しいと思います。

中島選手 浦和デビュー

82分に中島選手投入。本人曰くぶっつけ本番での浦和デビューとなりました。とは言え、コンディションも周りとの連携もまだまだ。8月は厳しく重要な試合が続きますので、できるだけ早くコンディションを上げてもらって、チームの勝利に貢献できるようになって欲しいと思います。

いってらっしゃい!!ザイオン選手

最後にザイオン選手。試合前にシントトロイデンへの期限付き移籍が発表になり、試合終了後に挨拶がありました。

残念なのは、知らなかったであろうサポーターがかなり帰ってしまったこと。試合終了直後に場内アナウンスをしていたら、帰る人も少なかったのにと思ってしまいました。戻ってきている人もかなりいましたけど。

まずは、試合に絡んでレベルアップして、オファーがあったとされるマンチェスターユナイテッドのようなビッグクラブへの移籍、日本の正GKになってワールドカップに出場する、浦和に戻ってくるという流れでお願いします。その時の移籍金を浦和が払えるか?が課題ですが。

ミレコーチは引き続き、ザイオン選手のシントトロイデンでのプレーを見て分析しアドバイスするとのこと。良い先生を持って幸せですね。

次は、アウエイ 広島戦

次は、1週間空いてアウエイ広島戦です。

昨年、惨敗した悔しさを思い出して、優勝戦線に残るためにも絶対負けられません。

是非スッキリ勝ちましょう!

※なお、本記事の写真は、自分で撮影した写真以外は、浦和公式サイトの写真を引用させていただきました。

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