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後半戦、なんとかいいスタートが切れた!【浦和観戦記 名古屋戦】

リーグ後半戦のスタートは、因縁の名古屋との対戦

前節の鹿島戦は、前半2点のリードを後半なんとか追いついて意地のドロー。しかし、これで6戦勝ちなしが続いています。

リーグも対戦相手が一巡し、今節から後半戦がスタート。なんとしても白星で飾って、好スタートを切りたいところ。

対戦相手は、因縁の名古屋。しかもアウエイ。ここで勝ったら色んな意味で大きいぞ!と思っていました。

結果的には、怪我人が増えるという代償を払ったものの、なんとか勝ちきり好スタートを切ることができました。

試合全体を通して

やはりダブルボランチは攻守のバランスがいい!!

試合前の自分の注目ポイントとしては、鹿島戦の後半から採用した”ダブルボランチ”を継続するか否か?にありました。つまり、ヘグモ監督が学んだかどうか?です。

スタメンを見た時に確信しました。学んだに違いないと。

実際、敦樹選手と安居選手のダブルボランチでした。

守備が安定する

昨年の守備の仕方に戻った印象がありました。

名古屋のボール保持時の守備は4-4-2。リンセン選手と凌磨選手が積極的にプレスをかけて前線からコースを制限します。その後ろで、安居選手と敦樹選手が前向きでプレーできることによって、ボール回収する確率を高めます。

そして、不用意にディフェンスラインをハイラインにしないことで、スピードのある永井選手の裏抜けを防いでいました。

サイドバックが上がってもボランチがカバーするなど、かなり安定した守備ができている印象でした。

攻撃でもスペースが生まれてくる

名古屋は、浦和がアンカーシステムで来ると予想していたのかもしれません。浦和がボール保持してのビルドアップでは、名古屋は4-4-2で守備をして、永井選手と山岸選手がへ並列で浦和のビルドアップを防ごうとしていました。アンカーシステムだとボールを通すのに苦労しそうでしたが、ダブルボランチなので敦樹選手と安居選手が2人でボールを受けに来るため、それほど苦労していませんでした。

また、凌磨選手のトップ下の動きが絶妙でした。これも、従来までのインサイドハーフが2枚並ぶよりかは、スペースが生まれて彼のセンスのある動きを産んでいたんじゃないかと思いました。

また、名古屋の吉田選手のボールロストに何度か助けられましたが、左サイドのスペースを有効活用したソルバッケンらしい突破がこの試合のハイライトだったと思います。

やはり、怪我人の多発が心配

戦い方は良かったものの、やはり、怪我人の多発は今後に向けて不安材料です。

復帰戦の関根選手は、いきなり30分は厳しかったんじゃないでしょうか?

ソルバッケン選手、前田選手とさらに故障者が増えてしまったのは誤算でした。軽症であることを祈るばかりです。

名古屋はアフターチャージが多すぎる

名古屋も、浦和同様怪我人が多く、チームがうまく行っていないこともありますが、アフターチャージが多すぎます。

イエローカード7枚。これこそスポーツマンシップに反するのではないかと思います。

特に、パトリック選手のハイボールの競り合いでの腕や肘を使ったプレーはひどいと思いました。特に、91分の石原選手の顎に肘打ちしてイエローカードをもらったシーンは、意図的にしか見えませんでした。劣勢でなんとかしないとと焦りの気持ちはあったにせよ、もう少し冷静にプレーすべきだと感じました。

印象的だった選手たち

半端ねー! ソルバッケン選手

いやー、シーズン開幕当初から、このプレーを見たかった!!

対峙する吉田選手を何度となくかわすソルバッケン選手を見て、やはり実力を発揮したら半端ないなと思いました。足技でさらりと交わしたり、停止状態からの動きだしであっという間に相手を置き去りにするスピード。何度となく左サイドを突破しクロスやシュートを放つ。

そんなプレーを見ていたら、7月以降も契約延長してくれ!堀之内SD頑張ってくれ!と叫ばざるを得ませんでした。

トップ下が最適ポジション! 凌磨選手

彼が、トップ下にいると、攻撃がスムーズになる印象ですね。

しっかりボールキープできて、攻撃の起点になりますし、ゴールへの嗅覚を持っていて、得点シーンのように良いシュートポジションを取ってくれます。

守備でも、効果的なプレスができますし、鋭いプレスバックもしっかりしてくれます。

凌磨選手の最適ポジションはここだ!とこの試合を見て思いました。

存在感を発揮!! リンセン選手

リンセン選手、このパフォーマンスですよ!シーズン通してやってくれ!!と思いました。

相手選手のトラップミスを狡猾に狙ってボール奪取したり、ソルバッケン選手とのワンツーやスルーパスなど息のいいところを見せてくれましたし、内田選手をレッドカードに追い込んだ裏抜けは秀逸でした。

サンタナ選手とはまた違ったプレースタイルで、存在感を発揮したリンセン選手でした。

ショルツ選手の穴をしっかり埋めてくれ!! 佐藤選手

ショルツ選手の離脱が現実的となった中、佐藤選手が存在感を示してくれました。

特に守備時に相手選手を見失い失点するシーンがこれまで散見されましたが、この試合は違いました。気付いたのが、首振りの多さでした。永井選手はうまいこと視界に消えるようなポジショニングをしていましたが、佐藤選手はしっかりと視野に入れてこれまでのようにロストしたりせず、安定した守備を見せてくれました。

また、セットプレーでも、惜しくもオフサイドになってしまいましたが、武田選手のピンポイントのフリーキックにぴたりと合わせて、ゴールネットを揺らしてくれました。

また、素晴らしかったのがセットプレーでのマリウス選手とのコンビネーション。相手ディフェンダーを片方がブロックし、もう片方がフリーでヘディングするというプレーは、素晴らしかったと思いました。

ショルツ選手がいなくなることで、マリウス選手と共に浦和の守備を背負う本当の自覚が芽生えてきた気がしました。そして顔つきも幾分精悍になった気がしました。

調子を上げてきた!! 大畑選手

やはり、本職の大畑選手が左サイドバックのポジションにいると、守備もさることながら、左サイドからの左足で鋭いクロスを上げることができ、何度となくシュートチャンスにつながっていました。

特に、89分のクロスはサンタナ選手がうまくバウンドに合わせられませんでしたが、素晴らしいプレーだったと思いました。

オリンピックに向けてさらに調子を上げてもらって、出発前まではしっかりチームで高パフォーマンスを発揮して欲しいと思います。

次の試合は、ホーム 磐田戦

次は、6月30日(日)ホーム ジュビロ磐田戦です。

先月、アウエイ戦に行ったと思ったらもう順番が回ってきたという印象です。

前回は、悔しい引き分けでしたので、絶対勝利して2連勝といきたいものです。

※なお、本記事の写真は、自分が撮影した写真以外は、浦和公式サイトの写真を引用させていただきました。

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