連勝を勝ち取りたい今節の対戦
前節の清水戦はなんとか勝ちき、りやっとのことで2勝目。
今節もこの流れで、なんとか連勝して波に乗りたいところでした。
対戦相手は、故郷福岡のチーム、アビスパ福岡。2022年までは勝てるイメージしかなかったんですけどね。2023年、24年と2年連続、帰省に合わせて現地観戦するも勝てず。2023年のルヴァンカップの敗戦で潮目が変わってしまった気がします。
今では、苦手なのか?と感じさせるものがありました。
この試合ではその苦手意識を払拭する勝利を得て欲しいものでした。
しかし、結果的には、押し込みながらもセットプレー流れの失点が決勝点となり敗戦。悔しさが残る試合となってしまいました。
試合全体を通して
ロングボール多用したが悪くなかったと思う
自分は、いつも試合後にDAZNでもう一度試合を見返して、自分なりに感じたことをまとめてブログに書きています。その後、YOUTUBEでの有識者の方々のコメントと答え合わせをして、自分の観戦力をあげようとしています。
ここ最近はその答えがあっていて、随分と自分の観戦力があがってきたなあと実感していました。ですが、この試合は、最初に有識者の動画を見てしまったのですが、自分の意見とは全く違っていました。
具体的には、ロングボールに対する意見の相違。
自分の意見では、悪くなかったと思いました。相手のプレスに対して苦し紛れに蹴っているのではなく、相手の両サイドの裏をようなロングフィードを多用していて、狙ってしっかりと蹴っていると感じました。
4分、右サイドの石原選手から、右に流れたサンタナ選手へのロングフィード。14分、石原選手から、右サイドに流れた松本選手へのロングフィード。29分、左のマリウス選手から、右の金子選手へのダイアゴナルなロングフィード。46分、左サイドの長沼選手からスピードのある松尾選手を狙ったロングフィードなどなど。
しかも、ロングボールのこぼれ球を凌磨選手を中心にしっかり拾っていくことができていた。
ハイプレスからのミドルブロック
試合開始から、予想していた以上に浦和のハイプレスが功を奏します。開始早々は、ハイプレス・ハイラインができていいました。浦和のペースで試合が進みます。
前半30分過ぎ、4バックだった福岡が、ボランチ松岡選手が下がってダウン3をやる頻度が増えてから、ハイプレスがはまらなくなりました。
徐々にミドルブロックになっていきます。それでも守備がハイラインを保てればよかった。しかし、守備陣の悪い癖は治っておらず、ディフェンスラインが下がっていきます。
現状の浦和の守備は、いい塩梅のところが少ないというか、スイートスポットが狭いなと感じました。
福岡は後半早々の名古選手の投入でセットプレー勝負に出る
後半始まって6分経過した時点で、福岡は北島選手に代えて名古選手を投入します。結果的に、福岡がこの時点でセットプレー勝負に出てきたことに後で気づきました。
幾度となく、危ないボールを供給。決勝点となったコーナーキックも名古選手と完全に流れを変えた選手だったと思います。
グスタ選手を使って欲しい
それでも、有識者の方と意見があったのは、グスタ選手を使って欲しいということ。
毎回言っていますが、グスタ選手と凌磨選手がボランチの理想の組み合わせだと思っています。
相手のハイプレスを交す能力、確実なビルドアップを担う能力、攻撃の展開力を考えると使わないのは本当に勿体無い。
守備の不安定さは改善ポイントながらも、鹿島戦で見せた守備の強さを安定して見せられるようになれば、凌磨選手とのスタメンは実現するのではないか?と思います。
印象的だった選手たち
攻撃のキーマンになりつつある 松尾選手と金子選手
松尾選手のコンディションが明らかにあがってきています。この試合でも、左サイドの裏に走り込み、クロスを上げるなどチャンスを作りました。59分のコーナーキックのこぼれ球を間髪入れずに左足を振り抜きました。惜しくもキーパーにセーブされましたが、目の覚めるような見事なゴールでした。
前節故障により不出場でした金子選手は、この試合でもそれを感じさせないプレーを披露してくれました。75分に交代するまで、右サイドで起点となっていました。46分に左サイドからの松尾選手のクロスのこぼれを右足でシュート、その後クロスを上げるなどらしいプレーを披露。62分には、西川選手からゴールキックをピッタっと足元で収める。71分にこぼれ球をキープして相手と競り合いながら前進するシーンは痺れました。

この2人は、徐々にコンディションが上がってきていることを感じます。この2人が早くトップコンディションになって、複数得点に貢献する日がいち早く来ることを願わざるを得ません。
安定したプレーを見せた 長沼選手
怪我で出場できなかった荻原選手に代わり左サイドバックで出場した長沼選手。
前回スタメンで出た湘南戦では、どうしたのかと心配になるくらいの出来でした。しかしこの試合では安定したパフォーマンスを見せてくれました。
対峙する相手が岩崎選手や紺野選手と厄介な選手ばかりでしたが、1対1でほとんど負けることはありませんでした。攻撃でも積極的に前進していき、ビルドアップにしっかり貢献できていたと思います。
心配になった サビオ選手
反面、心配なのがサビオ選手。前節、浦和に移籍後初ゴールを見せ、ここからいい流れが期待できると思っていました。
この試合、コンディションを考慮してか、後半、75分に金子選手と交代で出場。しかしながら全体的に中途半端なプレーしか見せることができませんでした。

右サイドのポジショニングで試合はスタート。しかし、なんとなくふらふらとポジションを変えて左サイドへ流れるなど、どこに行ってしまうのか?と不安になりました。
73分に中途半端なフリックで相手へボールを渡してしまい、紺野選手のシュートにつながってしまいます。
81分には、ボールカットするも出しどころに迷います。90分のフリーキックも、ゴールのはるか上。
味方とのコンビネーションを向上させて、自らのコンディションを上げる。時間がかかりそうですが、実績のある選手だけに、じっくり焦らず待つ必要がありますね。
次の試合は、アウエイ 町田戦
次は、4月13日(日) 町田ゼルビア戦です。
昨年の国立での試合では、終盤追いつかれての悔しい引き分け。その雪辱を晴らすと共に、優勝を狙うのならば、勝利して首位町田との差を確実に縮めたいところです。
※なお、本記事の写真は、自分が撮影した写真以外は、浦和公式サイトの写真を引用させていただきました。