2022年ACL優勝で得た出場権
今年5月に、前任のリカルド監督の置き土産ともいうべき2022 ACL決勝が行われました。そして、厳しい戦いを競り勝ち、浦和は2022ACLチャンピオンを勝ち取りました。
その結果、12月13日に開幕した2023クラブワールドカップ(CWC)の出場権を得たのでした。
クラブワールドカップとは?
大陸別のチャンピオンクラブが一堂に集いトーナメント戦を行って、世界一を決める大会です。浦和は、アジア大陸のチャンピオンとして出場します。
浦和のオフィシャルサイトから引用させていただきます。
■FIFAクラブワールドカップサウジアラビア2023概要
開催期間 2023年12月12日(火)~12月22日(金)
開催地 サウジアラビア【2023 FIFAクラブワールドカップ サウジアラビア参加チーム】
AFCチャンピオンズリーグ2022優勝チーム 浦和レッズ(日本)
CAFチャンピオンズリーグ2022/23優勝チーム アル・アハリFC(エジプト)
Concacafチャンピオンズリーグ2023優勝チーム クラブ・レオン(メキシコ)
CONMEBOLリベルタドーレス2023優勝チーム フルミネンセFC(ブラジル)
OFCチャンピオンズリーグ2023優勝チーム オークランド・シティ(ニュージーランド)
UEFAチャンピオンズリーグ2022/23優勝チーム マンチェスター・シティFC(イングランド)
開催国代表 アル・イティハドFC(サウジアラビア)■マッチスケジュール
【M3】準々決勝
12月15日(金)
クラブ・レオン(メキシコ) vs 浦和レッズ
プリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアム/17:30(日本時間23:30)【M5】準決勝
12月19日(火)
vs マンチェスター・シティFC(イングランド)
キング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアム/21:00(日本時間20日3:00)【M6】3位決定戦
12月22日(金)
M5敗者 vs M6敗者
プリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアム/17:30(日本時間23:30)【M7】決勝
12月22日(金)
M5勝者 vs M6勝者
キング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアム/21:00(日本時間23日3:00)
出場クラブは、錚々たるビッグクラブ。否が応にも気持ちが昂ります。
浦和は初戦、クラブ・レオン(メキシコ Concacaf(北中米カリブ海サッカー連盟クラブ代表)と激突。勝利したら準決勝は、世界のマンチェスター・シティFC(イングランド)との対決。それにも勝利したら決勝戦進出です。
※詳細は、クラブワールドカップオフィシャルサイトを参照ください。
こんな案内が拡散されました
先週末、Xでこんな案内が拡散されました。
また、前日にありました今季最後の公開練習でも、サポーター有志の方たちがこのビラを配っていました。
こんな熱い思いのか書かれたビラ読んだら、もうそりゃいくしかないでしょう!ということで、2日連続、浦和レッズの練習場である、大原サッカー場に行ってきました。
2018年12月9日に行われた天皇杯決勝の直前にここ大原サッカー場でのサポーターの激励は記憶に新しいところですが、それを遥かに超えた、1000人とも言われる浦和レッズサポーターが集結し、史上最大の送り出しになっていきました。
30分前に行ってみると
集合時間の30分前に大原サッカー場に到着。
すると、いつもの見学エリアには、今まで見たことのない人、人、人。
時間を増すごとに、人が押し寄せてきます。浦和の持つすごいパワーを感じます。
グラウンドの周りは弾幕がびっしり
グラウンドを見てみると、埼玉スタジアムで試合中に見る弾幕が一面埋め尽くしてました。隙間なくびっしり。
当日、選手たちはこの雰囲気の中で練習し、気分を高めたのだろうと思います。
これらの弾幕をおそらく埼玉スタジアムの倉庫から運んできて、貼り付けてくれたんだと思います。準備することの大変さや労を惜しまないところは、浦和のサポーターの素晴らしいところだと思います。本当に、準備してくれたコアサポーターの方達には頭が下がります。
監督、選手たちはグラウンドに登場
当初は、選手たちがクラブハウスの上から現れるということでしたが、グラウンドに出てきてくれることになり、グラウンドの前に移動。観客席の最前列に陣取ることができました。
右を見ると、中に入りきれなかったサポーターが、グラウンドの脇にあるトレーニング用の登坂台の上にまでびっしり。溢れんばかりとはこのこと。すごい雰囲気です。
左側を見てもサポーターだらけ。
事前に個人的に心配していたこととしては、近所迷惑になるんじゃないか?ということでした。大原サッカー場は、周辺に民家もあるため、まだ夕刻ではありましたが、さすがに大声を出すのは問題だろうと思っていました。なので選手が出てきても音量を抑えて、激励するのではないか?と予想していました。
しかし、そんなことは全くありませんでした。選手が出てくる気配を感じると、太鼓の音と埼玉スタジアムで聞こえる第一声が。そこからはもう、まさにゴール裏と化し、全く遠慮のない魂のこもった全開の声出しでした。
近所の人たちも、一緒に混じっていたのかもしれませんし、浦和という土地柄、理解のあるご近所さんたちだったんだなと思いました。
実際の光景はこちら
昨日、リリースされた浦和レッズ公式YOUTUBEに、その時の映像がありました。
そして選手たちの表情を、浦和のオフィシャルサイトから引用させていただきます。
この写真、個人的に気に入っています。
西川選手、嬉しそう。
佳穂選手、スゲ〜って感じの顔ですね。大久保選手は引き締まった、やってやるぞという顔していますね。
敦樹選手は冷静を装っていながら、ハートは燃えたぎっているに違いありません。
ショルツ選手にも熱い思いが伝わったに違いありません。
カンテ選手は、これで本当にお別れです。クラブワールドカップで得点王になって惜しまれつつ引退して欲しいと思います。また、引退後やこの風景含めた浦和というクラブの素晴らしさを、地元スペインで話し広めていって欲しいと思います。
選手たちは、このサポーターの思いをしっかり受け止めてくれて、ハートに火がついたのではないかと思います。
選手たちは疲労困憊だとは思いますが、世界が見ている大会で良い試合をして、いろんな意味で今年の有終の美を飾って欲しいと思います。
こんな素晴らしいサポーターの一員で幸せです
浦和のコアサポーターは、色々とやりすぎて問題を起こします。しかし、本当に熱い想いにあふれたアイデアや行動力のあるサポーターはいないと本当に感心します。
今回のイベントに際して、彼らが細かな配慮や安全面にも気を配っていたことを、忘れずに追記しておきたいと思います。
・交通整理をして、近隣の交通整理に妨げにならないように誘導する。
・過密になって将棋倒しなど事故が起きないようように、自主的に適宜誘導していた。
・子供達が見えなくならないように、子供達を最前列に誘導するという配慮をしていた。
色々言われますが、素晴らしい奴らなんですよ。
こんな素晴らしい雰囲気を作ってくれた、コアのサポーターの皆さん。本当に感謝します。ありがとう。素晴らしい経験ができました。
この日は、浦和史上ずっと語り継がれる日になったと思います。そこの一員になれたことは、すごく幸せでした。
本日、初戦のクラブレオン戦(23:30〜)
本日の夜、いよいよ初戦のクラブレオン戦です。
放送は、FIFA+で見ることができます。
しっかり勝って次に繋げられたらと思います。