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失望と期待【浦和レッズ 西野TD退任と堀之内SD就任】

昨日、西野TD退任と堀之内SD就任が発表されました

先日来、スポーツ紙で報道されていた浦和レッズ 西野TD退任と堀之内SD就任の発表がありました。

スポーツ紙で報道されて以来、このことに関して自分の気持ちを整理してきましたので、このニュースを聞いてそれほどびっくりはしませんでしたし、ああ来たか!くらいの気持ちでした。

そして昨日は公開練習日。見学に行きました。その時点では未発表ではありましたが、その雰囲気を感じたのです。明らかにその雰囲気を醸し出していました。きっとそこにいた皆さんが気づいたのではないかと思います。

普段、公開練習では姿を見せない堀之内氏がずっと練習を見守っている。

西野氏は練習を見守りながらも、終盤ヘグモ監督と話し込む姿がみられました。

この様子を見て、もうチーム内でこの人事はオープンになっているに違いないと確信しました。

そして、夕方の発表。だよなあという感想でした。

西野TD退任に対する自分の考え

理性より感情が勝ってしまう

彼に対する率直な意見はこうです。

彼に対する理性と感情。自分の中で双方の意見が錯綜し合い、結局のところ感情が勝ってしまいました。やはり許せない。でもしょうがない。そんな感想です。

理性で考えると

次のステップが彼のキャリアアップにつながり、それが彼の望んだものだとするならば、彼の将来を容認せざるを得ません。人それぞれ価値観は異なり、それを他人が束縛することはできないのですから。

また一般的に、転職する人は正直残った人のことなど考えてはいません。自分の経験上、そのように転職や移動していく人材を見てきました。移動先に行きたいから行くわけで、正直もう心はそこにないのです。そういうものとドライに考えるしかないのです。

感情で考えると

紆余曲折色々あったものの、これまでの功績という点では、浦和サポーターは彼の貢献度合いに対しての一定の評価をしていたでしょうし、自分としては素直に感謝の気持ちを述べたいと思います。ありがとうございました。お疲れ様でした。

しかし、今のところ公式の発表はないものの、報道によると同一リーグの他クラブの強化部に移籍とのこと。まさに禁断とも言えるこの移籍は、情の深い浦和サポーターからしたら受け入れられるものではないと感じます。彼への期待が大きかった分、失望の感情が大きいと思います。

それは、

・同一リーグの他クラブへの移籍に伴うサポーター感情を煽ること。
・同一リーグの他クラブへの移籍に伴う情報漏洩により、戦力ダウンの恐れがあること。
・シーズン中の移籍というタイミングで、今後のチーム強化に影響がないのかということ。
・まだ波に乗れていないチーム状況への悪影響。
・「浦和を背負う責任」というキーワードのもと選手たちに求め続けた道義的責任。

という理由からです。

特に、何度も言うようですが、「浦和を背負う責任」という言葉の重みを唱える立場の人が簡単に同一リーグの他クラブにドライに移籍する。契約上は問題でしょうけれど、人道的、道義的にそんな非道なことができるのかと思ってしまいます。

しかし、それらの批判も承知の上、浦和に2度と帰ってくることはないと覚悟の上での決断なのでしょうから。しょうがありませんね。

彼本人から、この道義的責任に対する説明は欲しかったのですが、コメントにはありませんでしたし、見限るしかありません。

本当に残念なのは

浦和レッズというクラブやサポーターがロイヤリティ(忠誠心)を持つ特性を持っていることを自ら著書に書いていたことです。

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それを知っていながらのこの行動。

彼の本を読んで、心酔した自分が馬鹿だったと正直思いました。

でもそれは勝手に自分が信用しただけ。結局、過度の期待は裏切られるということを学びました。

それでも浦和は続いていくということ

自分を含めて、監督・スタッフや選手に期待しすぎて失望を繰り返すのが浦和サポーターだと思いました。

教訓としては感情移入しすぎてはいけないと言うことですね。失望が大きくなりますから。でもそれは本当は悲しいことです。思いっきり信頼できないってことですから。

本来ならば、浦和サポーターが期待し過ぎるほど熱中できて、波はあれど今回のように大きな失望を伴うことがないように、全てにおいてクラブ経営していって欲しいと思います。

彼が去っていったとしても、浦和というクラブは続いていきます。これからはもう彼の記憶は消して、内側に矢印を向けて前向きに進んでいきましょう。

彼が浦和から引き抜きをしようとしたら許さない

ここまでなら感情が理性を勝っているものの、まだまだ我慢できるレベル。

しかしこれからの彼の行動次第で、堪忍袋の尾が切れる可能性もあります。

それは彼が狙って浦和の人材を引き抜く可能性。

クギを刺しておきたい。仮にそんなことが起きたら、更なる非人道的な行為として断固反対、糾弾することになるでしょう。

浦和レッズの対応は?

今回のことで、クラブとしての対応が適切だったか?わかりません。

特に問題なのは、同一リーグの他クラブへの情報漏洩です。

サッカーの世界でも、F1のようなガーデニング休暇は必要じゃないか?と思います。

ガーデニング休暇とは、

ガーデニング休暇(英:gardening leave)とは、退職や雇用契約の終了によって離職する従業員に対し、一定の給与を保証した上で取らせる長期休暇の事を指す。 これは高位の退職者(チーム代表やエンジニアリング部門の責任者など)が競合チームに移籍する可能性が極めて高い場合、最新技術の流出を防ぐ目的でよく使われる。

退職者にはガーデニング休暇中も給与が支払われるが、期間終了までは守秘義務や非競争条項などの雇用条件を守らなければならない。休暇を与える事でチームは退職者が持つ技術やノウハウの陳腐化を期待できる。

ガーデニング休暇の期間についてはレギュレーションといったF1のルールで定められているわけではなく、各国の雇用法や退職者と雇用主との間の契約次第だが、3ヶ月や半年といったものが多い。ただ年単位に及ぶ場合もある。

こちらからの引用させていただきました。

即座に他クラブに移動が可能とするのではなく、1年単位でガーデニング休暇を取らせるくらいの契約をこれからは考えておくべきかなと思います。

堀之内SDに対する期待

先ほど教訓として期待しすぎては行けないと言ったものの、このネガティブな状況を打破してくれるには、新しく就任した堀之内SDに期待するしかありません。

現役時代から彼の人となりやプレーを見ていますが、必殺仕事人という印象です。セットプレーでヘディングシュートを何度も決めた得点感覚も持っていましたね。また、浦和レッズのリーグ優勝を知る貴重な人材でもあり、レジェンドでもあります。

それに、実直で真面目、冷静で頭がいい、姿勢がいい、熱いハートを持っている、浦和出身で浦和へのロイヤルティが人一倍強いということが言えます。

彼のこれまでのフットボール本部での業務は、スカウトや契約交渉を主にやっていたということ、マチェイ監督の就任に大きく貢献したそうです。今シーズンの補強に関しても大きく貢献していたに違いありません。このことから、チーム強化という意味では経験・実力ともに十分なのではないかと思います。

また、TD職がいまだ不在ということなのですが、堀之内SDを補佐する形で社外から新しい考え方や風を吹かしてくれる人材を登用してくれることを期待します。

まずは、監督、スタッフ、選手たちとしっかりコミュニケーションをとってもらって、このネガティブな雰囲気を吹き飛ばして欲しい。そして、これからの夏の補強に向けた活動をしっかりやって欲しいと思います。

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