豊田スタジアムでの試合前後で起きた事象について
今回の事象に対して、自分が思った感想。
「間違ったら素直に謝れる大人になろう!」
ということです。
間違っても自分の非を認めず、周りに与える影響も考えず、感情的かつ強情に反抗する人。世の中でそういう人をいっぱい見てきましたが、自分は常々そういう人になりたくないなと思ってきました。
今回、名古屋グランパスというクラブと、諍いを起こした浦和サポーターにそのことを感じましたので、そのことについて自分の意見をお話ししたいと思います。
名古屋グランパスに対しての意見
結論
まず、自分の失敗を認めよう。変なプライドは捨てよう。
そこから全てが始まるし、それができないとボタンの掛け違えが始まる。
名古屋グランパスが、2階席を立ち見可能なアウェイ席に指定したことは、サポーターの安全性を軽視した判断であり、明らかに間違いである。
豊田スタジアムからも立ち見禁止されていることや、昨年は立ち見禁止にしていたことから間違いは明白である。
また、浦和側から指摘がある前に行われた、京都サンガ、FC東京サポーターを2階席立ち見で応援させて、危険に晒していると言う事実。
そうでありながらもいまだに自分の失敗を認めていない。(「豊田スタジアムSスタンドの運用変更について(3/28)」で席変更について表面的には謝っているものの、言われたから変更したという印象が強く、自分たちが勝手な解釈をしていたことに対し謝っていない。)
仮にも世界のトヨタがサポートしている企業として、恥ずかしい。市場問題に真摯に向き合って誠実に対処してきた尊敬する章男前社長に、この名古屋グランパスの対応をどう考えるか?意見を聞いてみたい。
その間違いに端を発する大人気ない発信
結局、その間違いを素直に謝れないことから端を発する、試合後の浦和レッズに対する発信は、さらに名古屋グランパスの品位を著しく落とす結果になっています。
名古屋側の4/10のリリース「浦和レッズ戦における浦和サポーターの違反行為について」のこの部分、
「アウェイ応援席」の座席位置について、3/18(土)のチケット発売前には名古屋グランパスと浦和レッズ両クラブ間で確認を終え、その後3/19(日)の浦和レッズ発信から試合開催まで追加の協議を行った事実はないにもかかわらず、2階から1階への座席位置変更の協議を継続しているかのような発信
に対して、浦和は昨日のリリース「名古屋グランパス様による4月10日の情報発信について」でこうコメントしています。
【名古屋グランパス様リリース抜粋②】
「3/19(日)の浦和レッズ発信から試合開催まで追加の協議を行った事実はないにもかかわらず、2階から1階への座席位置変更の協議を継続しているかのような発信」浦和レッズによる発信内容は「協議を行なってまいります」としており、「行なっています」「行いました」と記してはおりません。加えて、当該発信以降にも弊クラブからは協議を持ちかけていたという事実には触れず、弊クラブからEメールにて、2階席での立ち見の安全性に関する名古屋グランパス様から関係各所への確認の有無に触れた際にも、その点にはご回答をいただけなかった経緯もありながら、結果的に協議が実現しなかったことを理由に弊クラブがファン・サポーターのみなさまに対して虚偽の報告を行ったという受け取り方もできてしまうこちらの表現は不適当であると考えております。
この言葉から、浦和が3/19以降に名古屋に対して、アウェイ席の変更について協議の要請をしているにもかかわらず名古屋側が応じなかった事実や、浦和側からおそらく安全面での指摘をされても名古屋側が回答しなかった事実が明確になっています。これこそが、自分たちの間違いを素直に謝れなかったことから起きたこととしか考えられません。また、これがさらに次につながっていくのです。
【名古屋グランパス様リリース抜粋③】
「チケット振替の対応について、当初から振替に必要な座席数を確保し、試合当日のスタジアムでは名古屋グランパスが対応することを両クラブで確認を終えていたにもかかわらず、浦和レッズのスタッフが振替対応を行うと誤認させるような発信」早期に振替券が予定枚数終了になったことに対し多くのお問い合わせを頂戴していたことから、正当な権利を持つ浦和レッズサポーターのみなさまが引換券を入手できず、ロアースタンドでの観戦可否についてご不安に思われているという状況を私どもは把握しておりました。そのため浦和レッズから名古屋グランパス様へ、対応方針についての情報を発信いただけるよう複数回に渡ってお願いいたしましたがいずれもご賛同いただけませんでした。そうした一連のやり取りの中で、「振替に必要な座席数の確保」という情報は確かに得ておりましたが、名古屋グランパス様が当該情報を発信されていない中で弊クラブからその情報を発信する訳にもいかず、弊クラブスタッフが現地でサポートさせていただく旨の発信を行うことで浦和レッズサポーターのみなさまのご不安を少しでも取り除こうと試みた次第です。加えて、それを実行するために通常時の2倍以上の人数でアウェイゲーム対応の体制を組み当日を迎えました。「浦和レッズのスタッフが振替対応を行うと誤認させるような発信」とのご指摘ですが、弊クラブによる発信内容は「サポートいたします」としており、名古屋グランパス様のスタッフ様へのお取次ぎや動線案内など、端的に申せば私どもでできる範囲のことを何でもやろうという考えでスタッフは現地入りしております。言わずもがなこれらの行為は名古屋グランパス様にご迷惑をおかけすることを目的とした訳ではなく、豊田スタジアムまで駆けつけてくださる浦和レッズサポーターのみなさまのサポートを申し出たことに対し、あたかもスタンドプレーであるかの様なご指摘は事実に即していないと考えております。
今回のアウエイ座席の変更について、浦和レッズサポーターに対する名古屋の運営サイドの対応が問題だったことは間違ありません。振替券の発行がスムーズにいかず、それにまつわる名古屋側の発信が不十分でした。また、それを浦和からリクエストしていたにもかかわらず対応しなかったことにも問題があります。
その後、浦和側がサポーターを第一に考えて誠意を込めて対応しようとしている行動に対して、名古屋側は自分たちの仕事が不十分だったことを棚に上げて、相手にクレームを言う行動。このことに対して自分はひどく憤りを感じざるを得ません。彼らは、自分達自身で名古屋グランパスというクラブの品位を落としてるとしか言いようがありません。
やはり、名古屋側が非を認めないまま来ている中で、変なプライドが邪魔して誠意を持った対応ができないと言う残念な結果になっていると考えます。
名古屋の企業体質は大問題
この1件だけではなく、昨年の川崎との延期試合の件も含めて考えると、名古屋グランパスという企業の体質は大問題です。
社会常識として考えても、社内でのいろんなところの判断がおかしいことが明確になった今回の事象だと思います。この世の中、社内の都合や自らのプライドだけで行動して、お客様を見ていない企業は、いつか滅んでいくのは自明の理です。
なので、心から名古屋グランパスの企業改革が必要だと感じます。そうでないと、この先どのクラブからも相手にされないクラブとなっていくでしょう。
章男元社長の介入、喝が入ることを切に希望します。
今回の1件で、他のクラブに客観的にどちらが正しい対応をしたか?を聞いてみたいものです。残りの全クラブが浦和であるというに違いありません。
今、自分の心境としては、名古屋は正直近づきたくないクラブですし、できることならレンタルで出しているユンカー選手を引き上げてもいいのではないか?と思うくらいです。
諍いを起こした浦和サポーターに対しての意見
とは言え、それはそれでこれはこれ。諍いを起こした浦和サポーターは問題外です。
結論
まず、素直に生きよう。
そして、浦和をサポートする目的とその行動が周りにどう影響するかを冷静に考えてから、行動しよう。
そして本当に反省してほしい。
冷静に考えよう
禁止エリアに横断幕を掲載することに対して、名古屋側から指摘があったら、知りませんでしたとなぜ素直にやめないのか?喧嘩腰になったり諍いに転じてしまうのか?そうすることが、浦和レッズの選手たちをサポートすることにつながると思うのか?冷静に考えればわかることだと思います。
そういう行動によって、クラブの方が必死で頑張ってきた結果としての収益を減らし、全身全霊を傾けてプレーしてくれている選手たちが獲得した勝ち点を剥奪する可能性があるということ。そんな影響があることがちょっとでも頭の隅にあるのであれば、そういう行動はできないはずです。
またこれが名古屋グランパス側に明らかにツッコミのネタを与えてしまった結果になっています。これがなければ、全て、浦和側に非がない状態で、名古屋から色々言われようとも簡単に対応できたのに。
本当に彼らには双方のクラブ関係者に迷惑をかけていることを猛省してほしい。
埼玉スタジアムでも、横断幕の掲載に関して、サポーターと警備員さんが大声で揉めているシーンを見かけたことがあります。自分が見たのは、バックアッパーの北の端で、侵入禁止のパイロンを飛び越えたところにフラッグを掲載しようとしていました。警備員さんは、安全面でダメだと話をしていたのだと思いますが、完全に口論になっていました。彼にも同じことが言えると思います。
昨年、声出し問題で立花社長からの声明があった時に書いた記事があります。彼らにはこちらも読んでもらいたいです。
浦和レッズを愛する者たちとして、胸を張って「自分は浦和レッズのサポーターだ!!」って言えるような行動をそれぞれがしていこうではないですか!!
浦和レッズの対応は素晴らしい
それにしても浦和レッズの対応は素晴らしいと思いました。
・事実関係をしっかり整理
・謝るところはしっかり謝罪
(浦和レッズサポーターによる違反行為について(処分の決定))
・言うべきところはしっかりいう
・「サポーターのために」が伝わる行動とその心がこもったコメント
そして、最後のコメントは、凛とした姿勢を感じることができました。
■浦和レッズのファン・サポーターのみなさまへ
私ども浦和レッズは、浦和レッズの一員であるファン・サポーターのみなさまによる、チーム、選手、そしてフットボールへの情熱を悪用し、意図的に歪曲した事実をオウンドメディアに掲載するなどして扇動することはこれまでも、そしてこれからも絶対にいたしません。
当然ながら、事実誤認や作業ミス等で誤った情報を掲載してしまった場合には適宜謝罪、修正を行わせていただきますが、今回の名古屋戦での席割変更に関する一連の投稿はそのいずれにも該当しないため、削除、修正の予定はございません。
また本件、本来でありましたら選手、チーム、そしてファン・サポーターのみなさまをサポートすることに全力を注がなくてはならないクラブが、この様にみなさまの目に触れる形で上記やり取りを発信することとなり誠に申し訳ございません。
浦和レッズは、豊田スタジアムでファン・サポーターのみなさまと共に闘い、勝ち点を獲得できたことに大きな意味を感じております。
ここからは、今週末に控えた新・埼スタでのホームゲームや、月末に始まるACLファイナルなどに全身全霊を傾けてまいります。
これからも共に、闘ってまいりましょう。
もやもやした気持ちが清々しくなりましたし、Twitter等で浦和サポーターがコメントしているのと同じで、「浦和のサポーターでよかった!!」と思った今回の浦和の対応でした。
もうこんなことに時間を取られているほど我々は、暇ではありません。品位高く、高い視点で物事を考えましょう!
月末にはACL決勝を控えています。先を見て前に進んでいきましょう!