2024年シーズンを簡単に振り返ります
2024年は、大型補強でリーグ優勝を夢見ることができたシーズンの開幕となりました。
しかしながら、攻撃の形が出来上がってきたものの、失点が増えてなかなかスッキリ勝つことができませんでした。ハードな練習の影響か、怪我人が増えて本来の戦力を十分に発揮できない状況が続きました。
そんな中、まさかの主力で中心選手3人の離脱。背番号を背負っていた押しの岩尾選手も含み非常に落胆しました。そこから明らかに不調を極め、特に雨のホームの試合は勝つことができず、ヘグモ監督の電撃解任につながりました。
マチェイ監督がその後を引き継ぎ、初戦のガンバ戦はしっかり勝ち切ったものの、その後は勝ち切れない試合が続き残留争いに巻き込まれました。
最後の2戦のアウエイ福岡戦、ホーム新潟戦も現地観戦しましたが、試合の感想も正直書く気にもならなかったことがこのシーズンを象徴していたと思いました。



2024年シーズン全体を振り返ると、期待からの失望の落差が激しく、自分としては奈落の底に落とされた気がしました。自分の中で浦和の誇りが消失したシーズンとなりました。2度とこんなシーズンは経験したくないとまで思いました。
2025年は、クラブワールドカップもありますし、着実で効果的な補強を含む、地に足をつけたチームづくりを行なって、安定した試合展開、成績を収めることができることを期待しています。
2025年シーズンの新加入・復帰選手記者会見
そして、1月7日に2025年シーズンの新加入・復帰選手記者会見が開かれました。
移籍してきた選手たちが、本当に来てくれたのかとホッとしました。かなり前から噂になっていたにもかかわらず、公式発表が年末、年始になったということで、やや疑心暗鬼になっていましたので。
会見の全体的な印象としては、緊張感と責任感を持って浦和の選手として戦ってくれる、そんな覚悟を全員から感じることができました。
また、例年に比べて、真面目で固い印象の会見でした。質問者の質問が固い質問に偏っていたこともあって、もう少し砕けた質問をして欲しかったなあと思いました。
サビオ選手
サビオ選手の第1印象は、受け答えに暗くて元気がないなと思いました。一般的なブラジル人のイメージからはかけ離れた感じでした。
反面、ブラジル人というよりも、日本の武道家のように感じました。実直で真面目で責任感を感じました。すごく頼もしく、期待を裏切らない選手だと。プレー以前にそのメンタリティ、人格に惚れ込みました。

改めて、YOUTUBEでこれまでのサビオ選手のプレーを見るともう圧巻の一言。攻撃面ではなんでもできるし、特に停滞した状況で個人技での突破もできるのは今の浦和にとっては非常に価値があると思います。
また、同じブラジル人のサンタナ選手とのホットラインにも期待です。昨季、サンタナ選手は本来の実力を発揮できずに終わってしまった印象ですが、サビオ選手との連携で得点王も期待できるのでないかと思いました。
そして背番号は8番。ブラジル人で8番というと、ラファエル・シルバ選手を思い起こします。彼が残した功績は忘れられないもの。サビオ選手にもそれ以上の功績を残して欲しいと思います。
金子選手
金子選手の第1印象は、受け答えがしっかりしていて落ち着きがあること。メンタル面で安定していて大人だなと思いました。これは、プレーする上で非常に大事だと思います。

YOUTUBEで金子選手のこれまでにプレーを見ると、サビオ選手と同じく圧巻、日本人離れした突破力が印象的でした。瞬間的な動きだしで相手を置き去りにするプレーは、三苫選手に勝るとも劣らないレベルだと感じました。しかも左足から繰り出されるキックやシュートの精度が高い。かといって、右足のクロスだって高レベル。素晴らしい選手です。
自分は、昨年のACLで見た光州FCのアサニ選手を気に入っていて、浦和に来てくれないかなと思っていました。しかし、アサニ選手同等以上の金子選手のプレーを見て、アサニ選手が必要ないなと思いました。
松本選手
正直、広島は今、好循環のクラブとして、正のスパイラルを駆け上がっているように見えます。しっかりとした監督を長期で据えて、実力者を補強、海外に移籍する選手への穴埋め補強も迅速、新スタジアムによる観客数の増加と盤石なクラブ経営のように思えます。
そんな盤石な広島を飛び出して、浦和に加入する決意をしてくれた松本選手には心を打たれましたし、感謝と尊敬の念を抱かざるを得ません。安定を選ばず、子供の頃から浦和でプレーしたかったという夢を追い求めて移籍を決断するなんて。今この文章を書いていても涙がこぼれそうになってきます。
会見で見た彼には、今回の移籍に対する覚悟と浦和に対する深い愛情を感じました。だからこそ、苦しい状況でも浦和のために頑張れる選手だなと思いました。

YOUTUBEで松本選手のこれまでにプレーを見ると、まさに8番のプレースタイル。ボランチの位置からの飛び出しは非常に効果的だし、難しい状況でのシュートを決めれる決定力を持っていると感じました。守備能力はまだわかりませんが、昨季、海外移籍した敦樹選手の穴がやっと埋められると思いました。
長倉選手
長倉選手は苦労人。浦和ユース出身ではありますが、アマチュアからスタートしてJ1まで成り上がってきた選手です。そんなストーリーは、サポーターの気持ちを打ちます。
会見で見た彼は、朴訥な喋りながら、芯の強さと揺るがない決意のようなものを感じました。

YOUTUBEで長倉選手のこれまでにプレーを見ると、体を張ってタイミングよくゴール前に飛び込むプレーと、その得点感覚、強度の高いプレーが印象的でした。
昨季は、サイドからのクロスボールに対して、入るタイミングが遅くかったりして中にいるべき選手がいなくてゴールに繋がらないシーンが多々ありました。見る側としてはそんなシーンにイライラが募りました。そういう意味で、その穴を埋めてくれるような彼の補強は素晴らしいと思いました。
サビオ選手や金子選手とサイドから良質のクロスが上がってきて、それを長倉選手がタイミングよく入ってきて、サラッとゴールを奪う。そんなシーンが頭に浮かびました。
柴戸選手
柴戸選手のスピーチには、すごく重みを感じました。浦和にいたかったけれど町田に移籍したことが苦渋の決断だったこと。そして浦和に帰ってこれて本当に嬉しいこと。埼玉スタジアムで浦和の選手としてまたプレーできることに対して本当にワクワクしていること。そんな心に溢れる幸せのようなものが滲み出ていました。

昨季、町田に在籍していながらも、さいたま市内で見かけることがありましたし、ということはご家族はまだこっちにいるんだろうなと思っていました。その意味で絶対に戻ってきてくれるんだろうなと思っていました。
昨季、町田での怪我するまでのプレーは圧巻でした。守備でのボール奪取に加えて、前線へのスルーパスやミドルシュートを決めるなど攻撃力も強化していました。
浦和の昨季は、ボランチでの守備の負担が安居選手に集中してしまい、安居選手のコンディション維持が難しく感じました。その意味で、今季柴戸選手が復帰することによって、その負担が減り、長く試合の多い今シーズンを乗り切れるような気が来てしました。
しっかりと怪我を治して、昨季の町田で示したハイパフォーマンスを、今季の浦和で披露してくれることを期待しています。
荻原選手
クロアチアから復帰した荻原選手のこの会見での第1印象は、海外初挑戦のクロアチアのクラブでいろんな苦労をしてきて、人間的に大きく成長したなと感じました。

そして、まだまだ上のレベルのクラブでのプレーを目指していることを語っていました。きっと、5大リーグへのステップアップも考えていたのでしょう。しかしながら、一旦浦和に戻って、クラブW杯で活躍したならば、再びその夢に挑戦することも可能でしょう。それまで、浦和で眩いばかりの光を放って欲しいと思います。
また、その愛すべきキャラクターで、チームの中のコミュニケーションの潤滑油になる重要な役割を果たして欲しいと思います。なぜなら、荻原選手のようなキャラの選手が他にはいないからです。
利樹選手
浦和に加入後、1年半でサクッと横浜FCに期限付き移籍して行った時には、浦和を見捨ててもう帰ってこないのではないかと思ってしまいました。それが見事に復帰してくれたのは嬉しい限りです。

横浜FCでは、献身的な前からの守備で、横浜FCのJ1昇格に大きく貢献したと聞いております。マチェイ監督のサッカーは、前線のハイプレスは非常に重要なキーになると思います。相手にボールキープされ押し込まれた時に、押し返すことができるきっかけになる非常に重要なプレーだと思います。
また、長倉選手のところでもお話ししましたが、今年は高精度なクロスやスルーパスがボンボン出てくることになりますから、得点チャンスは以前に比べて確実に上がってきます。利樹選手にも多くのゴールを期待したいと思います。
早川選手
ファジアーノ岡山から戻ってきた早川選手は、以前のやんちゃ坊主感そのままでした。しかしながら、岡山でいろんな経験をして一皮剥けた気がします。

彼のトップ下での気の利いたプレーと飛び出しは有効です。そして、なんといっても一昨年マチェイ監督の秘蔵っ子として重宝され器用されただけに、成長したプレーで勝利に貢献して欲しいと思います。
根本選手
根本選手の背番号は28番です。昨季まで、ショルツ選手が背負っていた番号なのです。まさか、新人でこの番号を背負うとはとびっくりしたとともに、その覚悟たるや半端ないなと思いました。
会見での受け答えは、大卒の選手らしくしっかりしていました。左利きで、ヘディング、縦パス、ロングパス、対人プレーが特徴ということ。長身で体格もしっかりしています。しかもイケメン。マリウス選手とコンビを組めば、イケメンディフェンスコンビが結成できますね。

プレーは見たことがないですが、流通経済大学出身の選手はポテンシャルがあるのは実績済みです。先輩である敦樹選手のように、開幕スタメンもあるのではないか?と思いました。期待しています。
照内選手
ユースから上がってきた照内選手に密かに期待しています。

プレーを見たことがないので、全く根拠のないのですが、興梠選手のような何かフォワードとしての嗅覚鋭くゴールを奪うようなプレーをするのではないかとその外見から感じました。
最近のユース上がりの選手は、本当にポテンシャルのある選手ばかりで、将来性が期待できると思います。
クラブスタッフの補強にも注目
選手補強だけではなく、クラブスタッフの補強も効果的な部分が感じられました。堀之内SDが昨年の失敗を取り戻すための策をしっかり打っているのではないか?と感じました。
誰がチームを引っ張っていくのか?心配
キャプテンというよりも、チームのまとめ役がいるのかというのが心配でした。
特にチーム状況が悪くなって行った時に、チームの雰囲気を明るくというか勇気づけられる選手がいないと感じます。
キャプテン候補だと勝手に思っている、凌磨選手や元気選手、関根選手は、気持ちで引っ張るという印象なのです。反面、周りにハードに要求しすぎてうまくまとまるのか心配なところです。
かといって、興梠選手、宇賀神選手のような年長者が引退して、西川選手しかいません。
そんな中での、阿部勇樹氏のロールモデルコーチ就任は、そんな役割があるのではないかと思いました。選手のメンタリティをキープする上で最も効果的な人事だと思いました。
本当は選手の中でそういう選手が出てきて欲しいところではあるんですけどね。現役時代の阿部選手や槙野選手のような人が。
昨年のような怪我人の続出は2度と見たくない
昨季のように、いくら大型補強をしても、怪我人が続出して試合に出場できないのでは意味がありません。
ヘグモ監督の練習に問題があったのではないか?という話もありましたが、フィジカルコーチ観点でそれを止めるようなことができなかったのか?_とも思いました。
そんな中での池田誠剛ハイパフォーマンスコーディネーターの就任は、さらなる選手たちのフィジカル面での管理という観点で素晴らしい補強なんじゃないかと感じました。
今年初の公開練習に行ってきました
1月9日の相当寒かった朝、今年初の公開練習を見に行ってきました。開門前は今まで見たことにないくらいの長蛇の列、マスコミのクルマもどんどんきて、自分も含めて周囲の今季の浦和レッズに対する期待をひしひしと感じました。
今年の実力者揃いの補強を実感
ミニゲームで見せてくれたプレーから垣間見れたのは、今季の補強は本当にリーグでトップレベルの実力者揃いだなと感じました。
サビオ選手、金子選手は、左右のウイングの位置でプレーしましたが、個人技とスピードは、圧倒的!スゲーっと思わず口にしてしまいました。
松本選手もパスの精度や前進する動きが素晴らしく、マチェイ監督も直々に8番の動きをするように指導するなど期待感を見せていました。
既存の選手との相乗効果を期待
そのミニゲームの中でも、マリウス選手からの鋭い縦パスをさらっとトラップしてドリブルして左サイドを切り裂いていったシーンを見て、新加入選手と既存の選手との相乗効果が期待できるなと感じました。
鋭く早いパスを出しても最も簡単にトラップして次のプレーに行こうできるサビオ選手が、マリウス選手の後ろからのチャレンジを引き出してくれると感じました。
また、中島選手や本間選手などトップ下の選手との関係性で相手を抜き去ったり、グスタ選手のサイドチェンジで決定的なシーンを作り出したりと夢が広がります。
また、松尾選手や前田選手など、既存の選手が新加入選手とのライバル争いの中で本来のパフォーマンスを発揮し、チームとして好循環になっていくことも想像できます。
しかしながら地に足をつけたチームづくりを期待
しかしながら、実力者を揃えただけで、好成績を得ることができるわけではありません。それは昨年のチームがそれを証明しています。
なので、シーズンが始まるまで、過剰なぬか喜びはしません。本番をしっかり見てから喜びます。
来週から行われる沖縄キャンプで、どれだけ地に足をつけたチームづくりができるかにかかっていると思います。期待しています。
※なお、本記事の写真は、自分が撮影した写真以外は、浦和公式サイトの写真を引用させていただきました。