浦和の25年シーズンを振り返ります
浦和の2025シーズンが終了しました。
今年は、今年こそは、期待あふれるシーズンでした。
大型補強を敢行し、特に前線のタレントは豊富すぎるほど充実していて、爆発的なサッカーが期待されました。チームも優勝を目標とすることを口にして、その言葉が真実味を帯びてきたなと思う開幕前ではありました。優勝を口にすることは残念ながら毎年ではありますが今年こそはと期待させられました。
そして結果的には、
・リーグ戦は、早々に優勝戦線から離脱し、7位。
・天皇杯、ルヴァンカップもあっけなく早期に敗退。
・クラブワールドカップは善戦したものの3戦3敗。
という、まさに期待外れのシーズンでした。
そして、個人的には、浦和というクラブへの興味が段々と薄れてきたことを感じざるを得ませんでした。
結論としては、来シーズンは一歩引いて浦和をみようと考えました。
今シーズンの流れを振り返ると同時に、自分が書いてきた「浦和レッズ観戦記」を読み返すことで、自分がどう感じていたかを思い出し、どうしてそういう結論に至ったかをまとめてみたいと思います。
今シーズンを一通り振り返ってみます
振り返ってみると、今年1年、いい時もあれば、悪い時もありました。
しかし、自分の感情としては、いい時は一瞬、ほとんどが苦しくかつフラストレーションがたまる時間を過ごしていたと感じています。
もはや恒例とも思えるスタート失敗
今年も、毎年恒例ともいうべきスタート失敗でシーズンがスタートしました。
開幕戦の神戸戦ではソリッドな戦いで引き分けて希望を持たせたものの、京都、湘南、柏と勝利できず、初勝利は、第5節の岡山戦まで待たなければなりませんでした。
その中でも、特に酷かったのが柏戦。監督がリカルド監督に変わったばっかりの柏に完成度の高いサッカーを繰り広がられて、もう屈辱の敗戦でした。
その観戦記を振り返ってみます。
観戦記で自分が書いたのは、
・戦い方に引き出しがない
・戦い方がチグハグ
・状況にあった戦い方ができていない
・怖がっているように見える
・右サイドが明らかに狙われている
ということでした。
シーズン序盤で、大量補強をしたこともありますが、マチェイ監督は昨年からも指揮をとっていましたし、シーズン前にはキャンプをみっちりやったことを考えると残念でなりませんでした。そして、リカルド監督はその真逆。その対比を考えるとより残念さが増しました。
やっと調子に乗り始めて5連勝
J2昇格組の岡山に勝って、今シーズン初勝利。そこからは、徐々に浦和らしさが表現できるようになって、上り調子になっていきました。
そして、上昇の起点となったのは第9節の福岡戦。カウンターで失点し負けはしたものの、チームとしてはやりたいサッカーをして終始圧倒した試合でした。
次の町田戦で、その流れを確実なものにした気がしました。その観戦記を振り返ってみます。
観戦記で自分が書いたのは、
・守備では、連動したプレスとハイラインキープ
・特徴的だったボールホルダーに対する寄せの鋭さ
・攻撃では、ロングフィードとワンタッチパスが多くみられた
・ついに選手がイキイキとプレーし始めたぞ!
ということでした。
次節の京都戦の記事では
・一体感がましてきた
・マチェイ監督の戦術が浸透してきた
というコメントでした。
5連勝のスタートとなったわけですが、ここに書いたことをシーズン終盤まで試合内容として表現できていたならば、優勝戦線に確実に残っていたと思います。
逆にこの5連勝がなかったらと想像すると、降格の憂き目に遭っていたかもしれません。
また、サンタナ選手が怪我していた時期で、フォワードに松尾選手を起用していた時期でした。ネガティブに考えれば、マチェイ監督が意図的に起用していたのではなく、消去法での起用が当たったとも思えました。
ガンバに負けてからイーブンな状況が続き、CWCへ
ガンバ戦で、連勝が5でストップ。浦和がやりたかった内容を、ガンバにやられて0-1の敗戦。試合途中のケガで早期に交代となった、西川戦の不在が後を引いてしまった気がします。
そこからは、勝ったり負けたりとイーブンな試合が続いて、クラブワールドカップに突入。
クラブワールドカップ3戦は、現地観戦しましたが、結局全敗。その観戦記を振り返ってみます。
観戦記で自分が書いたのは、
・2度とこの感情を味わいたくないというのが本音
・4年後リベンジに向けての具体的戦略を真剣に考えてほしい
・そのためにも直近の選手補強はマスト
ということでした。
内容としては浦和の狙ったサッカーが展開できた時間は多かったと思います。しかし、対戦相手の世界的ビッグクラブが持つここぞというときのチーム全体の一体感のある攻撃力と、個人個人の決定力に大きな差を感じました。
また、リーグ優勝をするためには、フォワードとサイドバックの戦力不足が明らかだったので、そこに期待していた時期でしたね。
CWC後の再スタートの試合で衝撃の敗戦
クラブワールドカップが終わり、浦和にとってリーグ戦が再スタートしたのがFC東京戦でした。自分はこの試合、気持ちを新たにいいスタートを切ろうと鼻息荒く味スタに乗り込んだのですが、衝撃の逆転負けでした。その観戦記を振り返ってみます。
観戦記で自分は、
・どうやっていくのか?具体性がない
・今の戦力で優勝できると思っているのか?
・本気でリーグ優勝するという覚悟があるのか?
・クラブ全体がプロフェッショナルになりきれているか?
・Jリーグを無双する戦いができないと世界では勝てない
・誰のためのクラブなのか?
・正直、応援する気持ちが消え失せている
こんなことを書いていました。
後半完全に攻められ続け、走り負けていたという試合内容もそうですが、クラブワールドカップ前に思ったように勝利が納められていなかったことやクラブワールドカップで感じたこと、8月の移籍期間に満足な選手獲得ができていなかったことが背景にあって、クラブの姿勢に疑問を持った時期でした。
下位チーム相手にチームは上向きになっていくも喜べない
その後は、下位チームとの対戦の中、新加入の小森選手の活躍もあって徐々にチームは上向きになっていきました。その観戦記を振り返ってみます。
山形戦、横浜FC戦、名古屋戦とここ3戦で起きた変化として、
・ボール保持時の流動的なポジションチェンジが素晴らしい
・ボール非保持時の守備の変化
・小森選手がチームに与えた好影響
・各々選手らしいプレーができるようになった
・選手固定の功罪に対する反省が見られる
ということを観戦記に書いていました。
サビオ選手が自由にポジションチェンジをするシーンが多く見られ、それに伴って周りの選手が有機的にポジションチェンジするといった流動性と一体感を感じるプレーが見れていたのがこの時期でした。
しかし対戦相手に失礼ながら、下位相手ならこれぐらいできて当然だろうというか、できなければあり得ないとも思っていました。上昇機運ではありながらも、ぬか喜びはしていませんでした。
柏戦、天皇杯のFC東京戦と連敗し、そこから完全失速
やはり、ぬか喜びをしてはいけませんでした。またも柏に逆転で敗戦した後は、負けが混んで完全に失速状態に陥ります。28節の新潟には勝てたものの、33節の神戸戦で意地を見せた勝利までは低空飛行。神戸戦までのその観戦記を振り返ってみます。
観戦記で自分は、
・後半失速病がなかなか治らず
・決定力という簡単な言葉で済まされない問題
・西川選手のパスミスの連発は痛かった
・やりたいサッカー、試合をコントロールできる時間は増えてきた
と書いていました。
その後、横浜、広島と惨敗。調子の良かった時期のビルドアップは消え失せ、グスタ選手の頭上をボールが飛んでいく縦ポンサッカーに終始し出します。こうなるとゴールなど取れるはずがありません。7戦1ゴールという情けない状態に陥りました。
横浜戦後にはこう思いました。
・戦っているように見えない
・チームがバラバラ
・これまでに感じたことのない屈辱を感じた
・昨年からの成長がない
屈辱の惨敗が多すぎました。今年は。
最終節で希望を持たせたが、時すでに遅し
最終節の川崎戦。正直何も期待せず、マリウス選手、サンタナ選手の最後ということで参戦。しかし、予想外の圧勝で終わるのでした。
この試合は、5連勝していた頃の
・ハイプレス、ハイライン
・積極的な姿勢
・流動的なポジションチェンジ
・相手への寄せの速さ
・全員がイキイキプレーしている
そんな内容でした。
サポーターみんなが思ったと思います。「やればできるじゃん!」って。しかし時すでに遅しでした。
総じて思うこと
試合内容、戦術含め一貫性がなく、成績に安定感がない
浮き沈みの激しいシーズン
今期良かった試合は、一体感のある試合で相手をコントロールし、圧倒して勝てた試合でした。
・ホーム岡山戦
・アウエイ町田戦
・ホーム神戸戦
・ホーム川崎戦
反面悪かった試合は、正直屈辱以外のなにものでもない試合。いいようにやられてほんの少しの意地も見せてくれない残念な試合でした。
・ホーム柏戦
・アウエイFC 東京戦
・アウェイ柏戦
・アウエイ横浜マリノス戦
・アウエイ広島戦
これらの試合は勝たなければいけないシーズンの分岐点のような試合であったし、そんな試合で負けてしまうということは自分にとって精神的ダメージが大きかったのでした。
今シーズンの振り返りのところでお話ししたように、浮き沈みが極端なシーズンでした。いい試合をしたかと思ったら、次の試合は大敗みたいなことが多かったと思います。安定性に欠けていましたね。
パスを繋いでのビルドアップを放棄したのが要因ではないか?
今期の浦和は、後ろからの前進に関して、ふたつの方法を取っていました。
①ロングキック主体
ロングボールを使って、前線の選手のポストプレーとこぼれ球を確実に回収して前進する
②パスによるビルドアップ
後方からしっかりとパスを繋いでビルドアップし前進する
好調な時は、その二つをしっかりと使い分けて、攻撃に繋げられていたと思います。特に5連勝の頃は本当に頼もしかった。
しかし、アウエイ柏戦以降負けが混んでくると、ビルドアップのミスで失点をすることが多くなりました。そして対戦相手はここぞとばかり、ハイプレスを仕掛けてくるようになりました。浦和は危険回避とばかり、後ろからつなぐことを放棄してロングキックばかりになっていきました。自分には怖がっているとしか見えませんでした。個人的には、この時期にしっかりと勇気を持って、パスによるビルドアップを続けてほしかったと思います。正直、選手及び監督のメンタリティが足りなかったと言わざるを得ません。
この時期、テリン選手が加入した時でした。ロングボール一辺倒の戦術に、流石のテリン選手でも、相手ディフェンダーにしつこくマークされ続ければなかなかキープできませんし、この時期の戦い方は、彼の良さを引き出せてはいなかったと言わざるを得ません。結果、点が取れない試合が続いていきました。
反面、最終節の川崎戦のような内容であれば、彼の良さが引き出せると思います。
試合後半失速の課題
試合後半失速問題は深刻
特に勝てない時期の後半失速問題は深刻でした。
試合の終盤、交代選手が出てきても、全くと言っていいほど、試合の流れを変えることができず、逆に失速していきました。この現象に、サポーターはフラストレーションを溜めたと思います。これほどの選手層を揃えていながら、攻撃の活性化がなぜできないのかと。
強化部、監督のマネージメントの責任では?
シーズン前の大型補強で攻撃陣が充実したと思う反面飽和状態とも言えて、マネージメントできるのか?というのが周囲に言われていたことでした。
結果的に、今期多くの選手がシーズン中に浦和を去っています。
・前田選手(3/27)
・本間選手(3/27)
・長倉選手(6/5)
・二田選手(7/2)
・吉田選手(7/7)
・原口選手(9/5)
このことは厳しい言い方をすればこれらの選手たちが浦和でプレーすることを諦めた、見放された結果だと思います。さらに残念なことに、彼らは移籍したチームでイキイキとプレーしていました。
結局は充実した選手補強をうまく使いこなせず、逆に自分自身で選手層が薄い状況を作り出してしまったとも言えます。
原因としては、
・強化部の選手補強の考え方や方針の甘さ
・固定メンバーを使い、新しい選手の起用を勇気を持ってできない監督の力量
があると思います。ドライな厳しい言い方をすれば、強化部や監督の能力不足と言わざるを得ません。
本気で優勝を目指しているんですか?と問いたいのです。
正直、強化部も監督にもうんざりしていますし、辞任して欲しいのが本音です。明るい未来が想像できないからです。
でも今のところ人事的な変化がありません。そうであるならば彼らには大いに反省して欲しいし、これまでの経験をしっかり未来に活かして欲しいと切に願います。
究極と言えるほどの、謎の内弁慶
ホーム戦だけの成績を抽出すると鹿島に次いで2位だったと聞きました。
反面、アウエイの勝利は3試合だけ(町田、横浜FC、岡山)。町田戦は国立開催でほぼ浦和のホームとも言えるべき試合でしたので、実質2試合です。そして引き分けが多い。勝たなければならない下位チームとの対戦で引き分けたりしていました。
浦和のサポーターは、アウエイでも多くのサポーターが参戦しますし、アウエイでもホームの雰囲気を作れるサポーターと言えます。
しかし、こればっかりは謎。考えられる原因としては、メンタリティ的に相手に負けていたくらいでしょうか?
クラブがその要因をしっかり分析して、来シーズン以降を考えて欲しいと思います。
個人的な感情
今シーズン、初めてのシーズンチケットを購入、クラブワールドカップの参戦の準備も着々としながら、意気揚々と参戦したのですが、シーズン後半になるにつれて、気持ちはダダ下がり。最後には明らかに気持ちが離れてしまいました。
CWC以降気持ちはダダ下がり
優勝を目指すと言いつつ、クラブワールドカップ以降は、
・勝つべき試合で勝てない
・大敗してしまう
・何をやろうとしているのかわからない
・後ろ向きのサッカー
そんなシーンを見ながら、フラストレーションとストレスが溜まり、だんだんと自分の浦和に対する気持ちが離れていきました。
シーズン終了間際は、天皇杯やルヴァンカップも敗退していたこともあり、リーグ戦の試合間隔がかなり空いていました。これまでは、そんな時は、浦和レッズのネタを欲したり、早く浦和の試合を見たいと思っていました。しかし、浦和レッズがない生活に何も困らない自分がいました。
ここ4年浦和レッズに近づきすぎた
そしてさらに思ったのが、ここ4年、浦和レッズに近づきすぎたということでした。
2021年、会社を退職してから、本格的に浦和レッズを現地観戦しだし、これまでほぼ毎試合ゴール裏で声を張り続けました。
ACLの優勝は輝かしい成績でしたが、それ以外はリーグ優勝という目標に対してあまりにも現実との乖離が激しかった。
なぜそうなっているのか?サッカー自体もそうですが、クラブ全体の組織運営を深く考え始めました。そして、クラブの本気度を疑い始め、クラブ全体に対する不信感を持ち始めたのです。
クラブの言動と行動の不一致。これにつきます。
試合を見るたびに不愉快な思いをする、それに疲れてしまいました。ポジティブな目で浦和というクラブを見ることができなくなっってしまいました。
来季の自分のスタンス
浦和の立ち位置や実力を冷静に判断し、期待しすぎない
以前、OBの福田さんがYOUTUBEの番組で、
「クラブは現状を正しく理解していないのではないか?それが重要ではないか?」
「それがしっかりとできれば、目標との差が明確にでき、やるべきことが明確になるから」
と言っていました。
この言葉に激しく同意してしまいました。
ACL優勝してクラブワールドカップに出場したことは、クラブにとって本当に価値があることですが、リーグ戦とは全く別物。冷静にJリーグの他チームと比較した時、戦力的にもサッカーの内容的にも中位のクラブであることは否めません。
自分としては、その現状を客観的に冷静に判断して、期待しすぎない、一歩引いて浦和を見ていくスタンスでいきたいと思います。無駄に期待して疲れてしまわないように。
クラブには、その現状を正しく理解して欲しいし、優勝という目標の差を埋めるために本気で考え抜いて行動して欲しいし、自分の冷めたスタンスを吹き飛ばして熱くなれるようにしてほしいです。
シーズンチケット更新はしませんでした
来シーズンのシーズンチケットは更新せず、状況に応じて行きたくなったらスタジアムに行くスタンスにしたいと思います。
現地観戦主体か?DAZN観戦主体か?どちらの比率が多くなるかは、クラブ次第です。
自分みたいなサポーターは多いんじゃないかと勝手に思っています。Jリーグ創設以来のサポーターをこんな気持ちにさせてしまうのは、正直、今危機的な状況じゃないかと思うんです。
サポーター全員がいつもいつも未来永劫クラブを応援し続けてくれると言う考えを持っていたら、未来はありません。
クラブの関係者に少しでも自分の気持ちが届いて、今まで以上に本気で考えてクラブ運営して欲しい。
そして、自分が再び熱く応援できるようなクラブ、チームになってくれる時が来ることを淡く期待しています。





























