昨日、中村俊輔選手の引退試合をTV観戦しました
昨日、三沢競技場で行われた、中村俊輔選手の引退試合をスカパーで観戦しました。
ちょっと色々と感動したので、この記事にまとめたいと思いました。
中村俊輔選手 お疲れ様でした
中村俊輔選手は、1997年から2022年までの25年間、44歳まで現役を続けていたということで、本当に長い現役生活お疲れ様でした。
国内では主に、横浜Fマリノスで活躍して、海外でも華々しい活躍をされ、日本代表としても長い間活躍されました。
浦和サポーターの自分にとっては、正直、遠い存在ではありました。しかし圧倒的な技術に裏打ちされたプレーが周囲の耳目を集めていたことで、ずっとリスペクトを持って見ていました。
そして、メンタル面でも、かなり厳しい状況に追い込まれたことも覚えています。トルシエ監督時代に代表選考されなかったことです。きっとあの時は苦しい時期を過ごされたと思います。ですが、その次のジーコ監督から代表に定着して、日本代表の中心選手になっていくことになりました。
なんといっても、左足から繰り出される正確なキックは、小野伸二選手、遠藤保仁選手と並ぶ芸術品と言っても過言ではありませんでした。この引退試合でも、全く衰えていない技術を見せてくれて、フリーキックを決めてくれていました。
本当にお疲れ様でした。
スター選手の共演、彼らの技術は衰えていない
まさにドリームマッチ
そして、その引退試合を祝うために集まってきた選手たちはもう当時の一流スター選手揃い。選手リストを見た時に、興奮が止まりませんでした。(俊輔選手引退試合 スカパーサイトから引用させていただきます。)
◆出場選手・主審◆
YOKOHAMA FC FRIENDS
監督:奥寺康彦
GK:南雄太 竹重安希彦
DF:早川知伸 田所諒 田代真一 武田英二郎 伊野波雅彦 カルフィンヨンアピン 星キョーワァン
MF:瀬古樹 松浦拓弥 小野智吉 齋藤功佑 佐藤謙介 奥大介 中里崇宏 内田智也 三浦淳宏 小野信義 松井大輔 中村俊輔
FW:久保竜彦 城彰二 瀬沼優司 永井雄一郎 福田健二 大久保哲哉 渡邉千真 草野侑己J-DREAMS
監督:山本昌邦
GK:川口能活 楢﨑正剛
DF:内田篤人 坪井慶介 駒野友一 松田直樹 田中マルクス闘莉王 長友佑都 中田浩二 三都主アレサンドロ 加地亮 中澤佑二
MF:阿部勇樹 遠藤保仁 中村俊輔 中村憲剛 今野泰幸 福西崇史 本山雅志 明神智和 稲本潤一 小野伸二
FW:大黒将志 佐藤寿人 玉田圭司 大久保嘉人 高原直泰 鈴木隆行主審:家本政明
もう、この時代を知っているサッカーファンにとっては、まさにドリームマッチです。浦和関連でも、永井選手、坪井選手、闘莉王、阿部選手、小野伸二選手と往年のスター選手が名を連ねていました。
彼らの技術は衰えていなかった!
そして、実際の試合が始まるとさらに、興奮と笑いが止まらない楽しい試合となりました。
選手たちは、現役引退している人がほとんどで、かなり太っていたり、全くボールを触っていない人もいて、当然ながら走れません。そして、勝負のかかった試合でもありませんからプレースピードやインテンシティなど期待しません。
ですが、彼ら一人一人が見せる技術というのは、現役のままで、またみんな個性があったなあと思いました。本当に魅了されました。
・俊輔選手のフリーキック
・アレックスのドリブル
・小笠原選手のスルーパス
・加治選手の右サイドからのクロス
・坪井選手のスライディング
・小野伸二選手のエンジェルタッチ
・福西選手のゴール前の嗅覚
・中澤選手の守り
・今野選手の引退試合なのに空気の読めない不必要な守備
こんな選手たちの現役時代を彷彿とさせるプレーを見れて本当に幸せな気分になりましたし、彼らの凄さを改めて感じました。
選手たちがみんな楽しそうだった
同窓会のようだった
そうなんです。まさに同窓会に集まってきたかのように和気あいあいとしていて、みんな笑顔だったのもすごく嬉しかった。
きっと彼らも、久々に昔一緒に戦った仲間と会って、一緒にサッカーできる幸せを感じていたと思います。
現役時代は、ライバルとも凌ぎ合い、同一ポジションの選手たちは、正直いがみ合っていたに違いありません。それは、一般社会でも同じですから。ですが、長い時が過ぎて、そんなしがらみや因縁も水に流して、サッカーをみんなでやれることの素晴らしさをすごく感じた気がします。
それを見て、本当に微笑ましく思いました。
選手インタビューは抱腹絶倒
また、試合の間に、試合に出ていない選手がされるインタビューも抱腹絶倒。
特に、中澤選手と稲本選手が、プレーしているアレックス選手や今野選手のことを「空気が読めない」などといじり倒していたのには、本当に笑い転げました。
それぞれの選手たちの人間関係や、個性や特徴が今になって垣間見れて本当に面白かったです。
こうやって歴史が紡がれていくんだなと感じました
先輩が紡いできた歴史があるから現在がある
俊輔選手が子供の頃、父親に連れられてサッカーの試合を始めて見たのが、この試合が行われた三ツ沢競技場だったということなんですね。「日産自動車vs読売クラブ」の試合だったそうです。そういう意味で、引退試合をここでできることを嬉しく思うと語っていました。歴史というか、運命なんですね。
また、日本サッカーは、ここ数年で、圧倒的に強くなってきています。海外挑戦する選手はもう珍しくなくなりました。海外に行くだけではなく、そこで活躍してステップアップして、遠藤航選手のようにリバプールという世界最高峰のクラブで活躍する選手もいるのです。そして、ワールドカップでは、ドイツやスペインを倒してしまうところまで来ています。
ですが、今活躍している彼らも、子供の頃、中村俊輔選手の世代のプレーを見て夢を持ってサッカーを続けてきた結果なのだと思います。そんな先輩たちが紡いで来た歴史というものがあって今があることを、すごく感じたこの試合だったなと思いました。
これからの未来を想像するとワクワク感が止まらない
この試合に参加した以前の日本代表クラスの選手たちは、今いろんな道に進んでいます。サッカーの指導者になった人もいれば、解説者やタレントや、他の競技の指導者になって方もいるそうです。(中澤選手はラクロスのコーチをやっているとのこと)カリスマ性のあるこの世代の人たちが、自らの貴重な体験を若い子たちに伝えて、指導者として活躍していって欲しいと思います。そうすれば、間違いなく現役の次の世代は、更なる飛躍を遂げるはずです。
そして、日本がワールドカップの決勝を戦えるようになったり、Jリーグのクラブが世界的な人気を博して世界進出していく未来を妄想すると、楽しみで仕方なくなってしまいました。何かそんなところまで、想像できるような試合だったなと思いました。
まだ見てない方は是非見てください!
特に日本サッカーを長く見てきた方でまだご覧になってない方。
是非ご覧になって見てください。本当に楽しい時間を過ごすことができますよ。太鼓判です。
※スカパーに会員登録すれば、無料で見ることができます。俊輔選手引退試合 スカパーサイトを参照してください。