ちょうど一年前の今頃も残念な事件がありました
昨年のちょうど今頃、7月26日にこの記事を書きました。
声出し応援を禁止されているのも関わらず、一部サポーターが鹿島戦などで声出し応援をして、罰金2000万円を取られたもの。
Jリーグから罰金の理由として、浦和レッズの初動に問題があったという話もありましたが、そもそもはサポーターがルールを守らずにクラブに迷惑をかけてしまったという事実は、全く言い訳ができない、残念極まりない事件でした。
そして、昨日また、天皇杯名古屋戦で見るに耐えない浦和サポーターの暴動が起きてしまいました。
もうこれも、全く同じ。全く言い訳ができない、残念極まりない事件です。
彼らが何をしたいのか?何がしたかったのか?は正直わからないのですが、はたからみると自分たちの感情を抑えられず、捌け口として暴動を起こしたとしか見えませんでした。
思い出されるのは、2017年のACL決勝トーナメント1回戦、済州(チェジュ)ユナイテッド戦の試合終了後の蛮行。セカンドレグで、浦和に逆転され敗戦した済州の選手が、挑発したと言われている槙野選手を追いかけ回す。彼らはまさに、逆転負けした屈辱で感情がコントロールできずにああいった蛮行をしてしまったのだと思います。
残念ながら、今回の浦和サポーターの暴動は、まさに当時の済州の選手たちのそれと同じに見えました。
この暴動によって、浦和というクラブに対する逆風をさらに大きくして、クラブの足を引っ張る形になってしまいました。加えて、安心安全のスタジアムという観点で、Jリーグ全体への影響も大きいと思います。
今までずっと、周りから浦和サポーターだからという目で見られている状況にあることは明らかでしたし、肝に銘じておくのが当たり前だと思っていました。より一層クラブに迷惑をかけぬように行動すべき状況にあるのは普通に考えればわかることだと思います。
でも今回の事件で、結果的に自ら突っ込まれるネタを提供してあげているという、思慮を欠いた稚拙な行動をとったとしか言いようがありません。
今回の自分の気持ちは、昨年と全く変わらない
昨年の罰金の時の記事に書いた自分の気持ちは、今読み返してみて、今回の事件に対しても全く変わらないなと思いました。なので、再度その内容を載せようと思います。
We are REDS! の言葉の重み
立花社長のコメント(ファン・サポーターのみなさまへ)から、
「「We are REDS!」この言葉は、浦和レッズサポーターが第一声をあげ、クラブを含む、浦和レッズに関わる全ての人が受け入れた言葉。」
「ファン・サポーターの皆さまにおかれましては、さいたまの、そして浦和のサッカーの歴史とプライドを守り、次世代へと繋ぎ、浦和レッズサポーターとしての誇りある行動を体現することで、共に「We」としての責任をこれからも担っていただけないでしょうか。」
そう、Weなんです。俺ら!私たち!なんです。
我々は、一体なんです。なぜならWeだから。
浦和サポのみんなは、浦和レッズの存在の大きさは、重々、わかっていると思います。
生活の一部だし、自分からしてみれば、今は子供のような存在ですよ。大丈夫かな?しっかりやってるかな?よくやった!!がんばったね!!子供に声かけするような、そんな愛情しかない存在なんです。
いなくならないはずの存在。
みなさん、浦和レッズが消滅したらどう思いますか?
たまに自分は想像します。浦和がなくなったら、どうなるんだろう?フリューゲルスのようになくなったらどうなるんだろう?自分の大切なものがなくなったらどうなるんだろう?みなさん、想像できますか?
この質問は、悲観的すぎるかもしれません。
でも、この世の中、盤石だった企業がガバナンス、社会ルールやモラルを逸脱することで、苦境に立たされています。最悪の場合は業績悪化で倒産。消滅です。大企業だって、わかりません。うちは大丈夫なんて思っているところほど、危ないことをわかってほしいのです。危機感は常にもつべきです。
なぜなら、大切な存在を失いたくないから。
立花社長は、心から思って、危機感を感じてコメントされていると思うんです。
ただのお金の問題ではないと思います。それほど重いことと思うんです。
他がどうだとかは関係ない
裁定が重いとか考えがちですが、それは、物事を自分ごとにしていません。
他人事でなく自分事、私達事で考えましょう。
浦和は、崇高な存在です。他と比較しても意味がありません。
過去より未来。これからどう行動するかが大事です。
浦和サポって胸張って言えますか?
クラブ、選手のみなさんは、日々全力を尽くして、目標に向かって、考え、トレーニングしてるんです。
その努力を無駄にすることなく、迷惑をかけることなく、全力でサポートすることが真の浦和サポーターだし、あるべき姿ではないでしょうか!
みんなが一丸となって、そうなっていくこと、そうなるに違いないと信じています。
この言葉にすべてが詰まっています!We are REDS!!
暴動の本質的理由を問いたい
暴動を起こした彼らは、大人だから自分の起こした行動について説明責任があります。
彼らにに問いたい。
何のために浦和をサポートしているのか?
なぜそんなに熱く応援できているのか?
それぞれ真剣に自分自身に問いかけて、深掘りして考え抜いて、自分自身で答えを見つけて欲しい。
そして、その本質を彼ら同士で共有しあって、今回の行動と照らし合わせて、いかに逸脱している行動だったか、レベルの低い行動だったか、愚行だったかを反省して欲しいと切に願います。
また、名古屋の一般のサポーターの方々にも、恐怖を味合わせてしまったことについて、しっかり考えないといけません。
自ら考えないと心に刻まれませんから。そして、ケジメをつけるために、彼ら自身で反省と謝罪のコメントを出してほしい。
クラブが苦しく、忙しい中、ほんとうに足を引っ張って申し訳ないですが、クラブの側には、彼らと十分な対話をすることによって、煽り煽られたとかいう表面的な理由ではなく、暴動の本質的な理由を明確にして、サポーター団体組織に対する毅然とした対応をして欲しいと思います。
個人的には、彼らの本質を理解したいし、それを他のサポーター全員が理解しておくべきだと考えています。なので、提案としてクラブ主催の公開討論会を開いて、クラブとサポーターたちがこういう問題について深く語り合うことはできないでしょうか?でなければ、何度となく繰り返される可能性がありますから。
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