蘇る思い出、歴史、濃密、感動、感謝、ホームの温かさ
2022年11月12日。
自分が感じたのは、これらの言葉につきます。
阿部勇樹という、素晴らしい選手の卒業式に立ち会うため、家族総出で埼玉スタジアムに向かいました。
彼の徳を象徴するかのような、この時期とは思えない暖かさの中、引退試合が開催されました。
豪華メンバー!レジェンド集合!
もう滅多に見れないメンバーでの試合。昔の思い出が蘇ってきます。
引退宣言をした俊輔選手。お疲れ様でした。
テレビでお馴染みになった中澤氏。代表での闘莉王との鉄壁ディフェンスは素晴らしかったです。
うちの弟に似た稲本選手。日韓W杯、埼スタでのベルギー戦のゴール忘れません。ダイナミックさは、うちの敦樹が受け継ぎます。
浦和初タイトル、2003年のナビスコカップのゴール忘れません。
「今野、今野、クソッタレ!!」と言いたくなるほど、何度となく止められてきました。すなわち、素晴らしい選手でした。
浦和がJリーグ初制覇した2007年、当時ガンバ大阪に所属していた播戸選手。厄介な選手、すなわち素晴らしいフォワードでした。
次は、浦和サイド。
若い!!でも記憶に残る素晴らしい選手!!魂の闘莉王!!
野人、いつもいつもありがとう!!
永井は相変わらず格好いい永井でした!!
達也も足直してまたプレー見せてください。
黒子のウッチー好きでした。
エンゲルスはるばるありがとうございます。
オジェック、歴史を作ってくれてありがとう!!
そのほか、名だたるレジェンドたちが繰り広げた試合、楽しくないわけがありませんでした。
人間性、彼のためなら!と思わせる選手
これだけの選手やサポーターが集まって、暖かい雰囲気を作り出す。それは、ひとえに彼の人間性によるものだと思うんです。
言葉少ないキャプテンだったが、周りに気を遣って、いざという時は戦う。この写真が、
This is Abe chanです。
試合中は、闘志を奮い立たせ、チームを引っ張りました。
どの監督にも、選手にも、もちろんサポーターにも。誰にでも愛される阿部ちゃん。
Jリーグ574試合。代表やレスター時代を含めて800試合以上に出場した鉄人。2度のACL優勝を成し遂げたレジェンド。それが阿部ちゃん。
ほんとうにみんながその人間性に惚れ込み、愛していたんだと思います。
出場選手も盛り上げようとイキイキプレイ
闘莉王、岡野→エンターティナー
2人の掛け合い漫才のようなエンターテーメントは最高でした。それだけではなく、岡野の走り、闘莉王のシュート力は健在。2人とも持っています。
永井 → 終始、うまかったです
見ていてうっとり、惚れ惚れしました。やっぱ、永井はうまい。
興梠、武藤、高木 →ミシャ時代を思い出す
高木選手の左サイドからの右足からのセンタリング。2017年のACL、済州戦で森脇に出したクロス、川崎戦での決勝ゴールが蘇りました。ありがとう。
そこからの興梠選手の折り返しからの武藤選手のゴール。やはり、そのミシャ時代に刷り込まれたプレーは何年経っても彼らの中に残っているんですね。
武藤、梅崎 → 浦和で引退して欲しかった
武藤選手、梅崎選手のチャント、大好きでした。2人とも最後まで浦和にいて欲しかった。
梅崎選手のチャントの後のダイレクトボレーシュート!嬉しさが詰まったゴールでしたね!!
坪井、那須さん → 90分さすがです
多分最後までやってましたね。2人は引退後もストイックで、フィジカルトレーニングを欠かしていないことがわかりますね。さすがでした。
息子さんたち
湧心くん、涼雅くん。
浦和が育てているだけあって頼もしいプレイ、将来が楽しみです。
偉大なお父さんに負けないよう素晴らしいプレーヤー、素晴らしい人格者に育ってください。
We are diamondsを歌っている選手たちは、心の底から嬉しそうだった
本当にそう思いました。各選手たちの心に、懐かしさ、嬉しさ、暖かさ、後悔などが去来したWe are diamondsだったと思います。
勝手にベスト10【歌いながら嬉しそうな選手 】
槙野選手が加入してから、選手、サポーターで勝利の時に歌ってきました。
その時代に歌っていた選手たちは懐かしく思い、またそれ以前の選手たちは、初めて歌うことになります。
そんな中、選手たちみんなが本当に嬉しそうに歌っている姿がスクリーンに映し出されて、こっちの方も嬉しくなってしまいました。
なので勝手に嬉しそうだった選手たちランキングをやっちゃいます。
10位は、青木選手
青木選手も、別れの言葉もなく、FC東京に移籍してしまい残念でした。嬉しそうに歌っている姿を見ると、浦和がいいクラブだったなあと実感しているに違いありません。
9位は、高木選手
もう少し、いて欲しかった選手でした。シャイで、気持ちを表現するのは不得意な選手のように思いますが、もうちょっとでブレイクしそうだったので残念。
でもとても嬉しそうな笑顔が見れました。
8位は、那須選手
もう少し、いて欲しかった選手でした。シャイで、気持ちを表現するのは不得意な選手のように思いますが、もうちょっとでブレイクしそうだったので残念。
でもとても嬉しそうな笑顔が見れました。
7位は、槙野選手
言わずもがな、彼は自分の意志に反して、昨年出なければならなかった選手。監督も変わって、戻ってくるチャンスです!!
6位は、興梠選手
ゴールのエンブレムパフォーマンスや、嬉しそうにwe are diamondsを歌っている姿を見ると、戻ってくることを確信しました。1年間、札幌に行って、ずっと見ていた中からの浦和レッズではなく、外から浦和をみた時に、彼の心の中に何か湧き上がるものがあったに違いありません。
5位は、梅崎選手
梅崎選手もずっといて欲しかった選手。朗らかで清々しい微笑みは、みんなから愛されました。ほんといい笑顔です。
4位は、武藤選手
武藤選手も、なぜ移籍を選んだのか?すごく疑問が残りました。本当に嬉しそうな笑顔。戻ってきてください。
3位は、田中達也選手
達也選手も、出たくないのに離れた選手。本当に嬉しそうで、幸せな時間を過ごした!!よいう様子がわかります。いつか、浦和に戻ってきてくれるのを楽しみにしています。
2位は、柏木選手
柏木選手も、いろいろやって本当は出たくないのに離れた選手。後悔の念と浦和の良さを噛みしめ、この場にいる幸せを痛感しているごとくの微笑み。帰ってきなさい。
1位は、永井選手
永井選手は、みんなに愛され、力はあるのに、なぜか移籍を選んだ選手。ずっと浦和にいる選択をすれば、もっといいキャリアが過ごせたのではないか?と残念でなりません。
でも、いちばんの笑顔は、本当の浦和の温かみを感じている証拠だと思います。
レッズユースの子たちと記念写真
この子たちは、日本サッカー界の歴史を刻んだレジェンドたちのプレーを目の当たりにして刺激をもらったに違いありません。
阿部ちゃんの暖かくも厳しい指導で、有望な選手が絶えずどんどん湧き出してきて、浦和の黄金時代を築いてくれるのを期待しています。
現役選手との交流もして欲しかった
残念なのは、現役の選手たちに登場してもらい、レジェンドたちと交流してもらい、指導や刺激をもらって欲しかったでした。
自分としては、その演出がなかったのが唯一の心残り。
こんなステージを用意する浦和レッズというクラブ
引退試合は、福田正博氏、山田暢久氏、鈴木啓太氏、平川忠亮氏と見てきましたが、それぞれの人柄、人間性が現れてきますね。今回の阿部ちゃんの引退試合は一番暖かくて、みんなが笑って本当に幸せな時間を過ごせたいい時間だったなあと思いました。
それが、阿部勇樹という人間力なんだなと思います。
リーダー、監督というのは、やはり、技術、戦略も大事なのですが、人々を引っ張る人間力ってすごく大事なんですね。社会、会社でも同じです。
阿部ちゃんは、その人間力を携えているのですから、将来、立派な監督になるに違いありません。
まずは、浦和のユース世代から、どんどん宝石を生み出していただいて、その後、阿部ちゃん監督、阿部チルドレンで、浦和の黄金時代が築ける夢を見たいと思います。
そして浦和というクラブの歴史が絶え間なく刻まれていくことに喜びを感じながら、死ぬまでこのクラブをサポートしていこうと思った阿部ちゃん引退試合でした。