まず最初に航空券の予約をします
自分の人生またとない大会と遠征を決めたクラブワールドカップ。昨年末から遠征計画を立ててきました。
※遠征計画全体の流れは、こちらのまとめ記事をご覧になってください。

昨年の12月9日、クラブワールドカップの日程が発表され、併せて浦和の対戦相手と開催地も明らかになりました。
まず最初に航空券を予約しようということで、
・往路(日本→シアトル)
・アメリカ国内移動(シアトル→ロサンゼルス)
・復路(ロサンゼルス→日本)
の3つの予約をしました。
アメリカの中での移動があるため、国際便を往復で予約することができず、各々別々に予約することになりました。
結果的には、
【往路 6/16 日本→シアトル】
デルタ航空 103990円
【アメリカ国内移動 6/22 シアトル→ロサンゼルス】
ユナイテッド航空 25350円
【復路 6/27 ロサンゼルス→日本】
ユナイテッド航空 141100円
飛行機代の合計は、27万でしたー!
なんと言っても、今回初めて個人で予約する国際線の航空券。なかなかすんなり取れるものではありませんでした。
そんなお話をしたいと思います。
航空券の取り方
利用サイト
スカイスキャナーというサイトを利用しました。
このサイトでは、航路を入力すれば格安の航空券を比較でき、すごく便利なサイトでした。
航空券以外にも、ホテルやレンタカーの予約もできますので、旅行を計画する上で総合的に使えるサイトだと思いました。
しかし、このサイトで乗り換えなどの条件や料金で比較すると、結果的に、それぞれの旅行会社や航空会社のリンク先に飛んで、そちらで予約という形になりました。
①往路 (羽田→シアトル 6/16)
乗り入れしている航空会社
この航路で直行便がある会社は、以下の4つでした。
・ANA
・JAL
・デルタ航空
・ハワイアン航空(5/12〜新たに就航)
乗り継ぎのある格安の航空会社はありましたが、20〜30時間かかるということで、候補に入れませんでした。
参考までに、こちらのサイトに今年10月までの各航空会社のフライト時刻表があります。
スカイスキャナーで検索
スカイスキャナーで、直行便で最安の条件で検索しました。
案の定、JALやANAは高い、価格的には、デルタ航空かハワイアン航空。ハワイアン航空はこの時点では、就航していない。
結局、デルタ航空を選択しました。
スカイスキャナーでの価格、91830円でした。その他の直行便や乗り継ぎありの便の価格と比べて、リーズナブルな価格だったのかなと思いました。
デルタ航空で購入
スカイスキャナーから、こちらのデルタ航空のサイトに飛んでの予約になりました。
デルタ航空の座席クラス分けは、5つ。それぞれのアイコンがそれらの席の特徴を示していますね。

スカイスキャナーでの価格は当然ながら、ベーシックエコノミー。しかしながら、あまりにも限定的な条件が限られていました。キャンセルすると一部しか払い戻せなかったり、フライトの変更や座席が指定できないなど、不自由極まりありません。(下図参照)
なので12100円払って、その上のメインキャビンにグレードアップしました。

結局、税金なども含めてトータルで103990円。まあまあリーズナブルかなと思っています。

改めて、よく見ると、いろんな税金が取られるんですね。調べてみると、
・YR Carrier-imposed international surcharge
→ 燃油サーチャージや航空保険料やその他の航空会社徴収費を表す。
・OI Japan-passenger security service charge
→ 日本における旅客保安サービス料
・SW Japan-passenger service facilities charge
→ 日本における旅客サービス施設使用料
・TK Japan international tourist tax
→日本の空港税
残りのUnited States 系の税金はよくわかりませんでした。
余談ですが、4月8日時点でデルタの同じ便を調べてみると約30万と恐ろしい跳ね上がり方。需要が跳ね上がっているんでしょうか?早く予約することの大事さがよくわかりますね。
手荷物のサイズの確認
こちらの説明によると、メインキャビンであれば、
・受託手荷物(預け入れるスーツケース)は、規定サイズ1個までなら無料
・機内持ち込み手荷物は、バッグ1点+身の回り品1点が無料
とのことです。

機内持ち込み手荷物
機内持ち込み手荷物は以下の通りの規定があります。
(バッグ1点)
・手荷物の縦・横・高さの合計は、114cm以内。
・縦・横・高さのそれぞれの長さは、56 x 35 x 23cmをそれぞれ超えないもの。
(身の回り品1点)
ハンドバッグ、ノートパソコン用バッグ、あるいは前の座席の下に収まる同様のサイズの小物
バッグについては、機内持ち込み用のスーツケースでも可能ですが、ちょっとした着替えを入れたリュックサックのようなものでいいのかなと思います。
身の回り品は、ノートパソコン用のバックを持っていこうと思います。
受託手荷物
受託手荷物は、最初の絵の通りでサイズと重量が規定されています。
・手荷物の縦・横・高さ、3辺の合計が62インチ(158cm)を超えないこと。
・重量 23kg以下
これを超過すると超過料金が必要。
その後の登録
パスポート情報とESTAの入力が必要になりました。
予約済みの航空券のサイトから、”Delta FlyReady SM”というサイトに飛んで、パスポートやESTAなどの出発前の情報を入力する必要があります。
パスポート情報の入力
パスポートの情報を予め登録することを要求されます。パスポートの顔写真のあるページをカメラ撮影することによって、パスポート情報を登録します。
ESTA情報の入力
アメリカに入国する際は、ESTAというアメリカが導入している電子渡航認証システム(Electonic System for Travel Authorization)に登録する必要があります。
ここでは、ESTA登録をしたかどうかを聞かれ、していない場合は、別途ESTAの申請ができるサイトに誘導されます。
自分は、別途ESTAの申請を済ませていたので、”しました”という回答だけで終了しました。
この記事の下の方で、ESTAについても触れたいと思います。
政府関係の書類
出発72時間以内になったら入力できるようになる書類。入国の書類がデジタル化されたものでしょう。
②復路(ロサンゼルス→羽田 6/27)
次にロサンゼルスから日本への復路の予約をしました。
流石に、天下のロサンゼルスなら、いろんな航空会社が就航しているだろうと思っていました。
スカイスキャナーで検索
スカイスキャナーで往路と同じく、直行便で最安の条件で検索しました。
検索結果は安い順にこうでした。
・ZIPAIR
・ユナイテッド航空
ZIP AIRは聞いたことがなかった
まずは、ZIPAIR。しかし、そんな航空会社聞いたことがありませんでした。調べてみると、ZIPAIRはJALが100%出資するLCC(格安航空会社)だということでした。
でも、なんとなく思ったのが、小さい航空会社だとサービスが悪かったり、乗り場を探さないといけなかったりするのかなと、いわゆる先入観で避けていました。
結局、ちょっとお高くても名の通ったアメリカの航空会社の方がいいかなとか、乗り場もわかりやすいだろうという理由で、ユナイテッド航空を優先させました。
ユナイテッド航空で購入
スカイスキャナーから、こちらのユナイテッド航空のサイトに飛んでの予約になりました。
ユナイテッド航空の座席クラス分けも、5つ。

往路のデルタ航空同様、一番安い”ベーシックエコノミー”は、座席指定や払い戻しできない、2個目の受託手荷物が有料などの制限があります。


なので、往路同様、11700円払って、その上のエコノミーにグレードアップしました。ベーシックエコノミーの制限がなくなり、受託手荷物(預けるスーツケース)も1人1個無料→2個無料になっていました。

スーツケース2個も持って行くことはないですけど、よくよく考えたら緊急時もあるのかなと。例えば、お土産とかスーツケースに入りきらなくなった時、現地でスポーツバックを購入して、2個目として預けるなんてことも。そういう意味で、2個目ただはありがたいのかもしれませんね。
税金含めて、トータルで141100円でした。

手荷物のサイズ
手荷物は、持ち込み手荷物、受託手荷物ともに、デルタとほぼほぼ同じサイズ規定でした。
機内持ち込み手荷物

受託手荷物

その後の登録
デルタ航空と同じような、”Travel ready center”というサイトで、パスポート情報を登録しました。
ESTAに関しては聞かれませんでした。まあ、アメリカからの出国ですからね。
③アメリカ国内移動(シアトル→ロサンゼルス 6/22)
行きと帰りは取ったので、最後にアメリカ国内の移動です。
スカイスキャナーで検索
同じく、スカイスキャナーで検索しました。検索結果は安い順にこうでした。
・アラスカ航空
・フロンティア航空
・ユナイテッド航空の早朝便
アラスカ航空は預け入れ荷物のサイズに収まらない
一番安かったアラスカ航空。
色々と調べて行くうちに問題が発生します。それは預けるスーツケースのサイズです。
3辺の合計が132cmが規定でした。

このサイズだと、自分の考えているスーツケースだと、オーバーサイズになってしまいます。
そして規定範囲内でも費用が取られるのに加えて、オーバーサイズならなんと100ドル、1.5万円って航空券と同じくらいになっちゃうじゃん!


ということで、アラスカ航空はやめました。
フロンティアエアは怪しい
次に安かったフロンティア航空。
フロンティア航空は、コロラド州デンバー市のデンバー国際空港を本拠地としている主要格安航空会社(LCC)だそうです。アメリカ国内及びメキシコ路線で運行しているとのこと。
流石に聞いたことのない航空会社に乗るのも、安全性や利便性を考えると嫌だなと思い、こちらも却下。
早朝便のユナイテッドは、空港までの移動が問題
次に安かったのがユナイテッド航空でした。それも早朝便がリーズナブルな価格。
ということで、早朝便を考え始めました。
しかし問題は、早朝のホテルから空港までの移動手段でした。
朝 6:30発の便に乗るために、すでに予約しているダウンダウンのホテルから4:00くらいには出発しないといけない。そんな朝早くに移動できるのだろうか?という心配でした。
ライトレールか、タクシーか、Uberかと考えました。
色々と調べてみると、
(ライトレール)
・なんとか時刻表を調べてみると、日曜日だったこともあり、早朝の時間は運行しておらず。
(タクシー・イエローキャブ)
・前日にホテルで予約しておけば時間通りに来てくれる。
・$45フラットレートと言って、滞在する場所が指定する地域に入っていると、料金が$45+チップになるということ。下のリンク先で確認したら、ホテルは指定する地域内でした。
・所要時間は、30〜40分くらいとのこと。
(Uber やlift)
早朝でも可能です。しかし高いとのこと。
ということで、タクシーにすることに決定。
結局、ユナイテッド航空で購入
早朝の移動手段も決まったということで、その便を予約しました。


ESTAの申請
往路の航空券予約のところでも書きましたが、アメリカに入国する際は、ESTAというアメリカが導入している電子渡航認証システム(Electonic System for Travel Authorization)に登録する必要があります。
パスポートを取得したら、スマホにESTAのアプリをダウンロードして申請する必要があります。
申請のやり方については、こちらの動画が丁寧でわかりやすく助かりました。引用させていただきます。
こぼれ話
航空券の予約に関して、いいことも悪いことも含めていろんなことがありました。そのこぼれ話をお話ししたいと思います。
ユナイテッドメンバーズクラブの本人確認トラブル
ユナイテッド航空を予約する際に、マイレッジサービスの”マイレージプラス会員”の登録をしました。
その後、アプリで予約確認をしようと、会員番号とパスワードを入力しても以下のようなメッセージが出てログインできませんでした。

パスワードの変更をやろうとしてみてもダメで同じメッセージが出るばかり。
しかも、どの番号に電話しろともう書いていません。不親切極まりありません。色々と調べてやっと見つけた日本語対応のデスクに電話しました。

電話越しのオペレーターが言うには、なんと、
”なりすましで勝手にメンバー登録をする不具合があるので、無作為に本人確認している”
解除するためには、免許証など本人確認できる書類を持って自撮りした写真を撮って、指定したメールアドレスに送れとのこと。
写真を送ることによって程なくログインできるようになりました。
普通に考えてひどいですよね。抜き打ちではなく、本人確認を普通のプロセスの中でやってくださいと言う話です。
ログインできなくて悩んだ時間を返して欲しいと思っています。
ドジャースの試合が見れる?
6/22に、シアトルからロサンゼルスへの国内移動をお値段の観点で早朝便にしたことをお話ししました。
そして、何気なく、浦議チャンネルのクラブワールドカップの動画を見ていたら、出演していた旅行会社の方が、
”6/22にドジャースの試合があり、観戦する方が多いのではないでしょうか?”
と語っていました。
以前に調べた際には、自分たちがロスに滞在する期間にはドジャーススタジアムの試合はなかったのですが、もう一度調べてみました。

6/22に本当にあるじゃないですか!ナショナルズ戦。自分たちがロスに滞在する6/22〜27の期間で唯一の試合です。
しかも開始時間が、午後1:10から。
ここで奇跡的に早朝便を選んだメリットが浮かび上がってきます。9:00にはロス着ですから、午後の試合に間に合います。
本当に幸運でした。大谷選手の試合を見れるなんて早々いチャンスですからね。
ZIPAIRは意外に良さげなのか?
ユナイテッド航空券を購入後、何気にYOUTUBEでZIPAIRを利用した人の動画を見つけました。
この動画によると、乗り場もそう難しくなさそうだし、先入観ではなくしっかり調べればよかったと思いました。
と言うことで今更ながら、4/11時点でのZIPAIRの料金を調べてみました。
航空券は97955円とお安い。ですが、よくよく見ると、預け入れ荷物が有料とか機内食がないとか色々なものが含まれておりません。

ユナイテッド航空で予約した条件と同じにするためには、以下の二つのオプションの追加が必要。

オプションの合計は、126256円。ユナイテッド航空と同様の税金を加算すると、150856円。結局ユナイテッド航空より1万円ほど高い結果になりました。
航空券の金額は騙されますね。条件を合わせると逆転したりします。しっかりと検討する必要があるなと考えさせられました。
今あるスーツケースが大きすぎる問題
今回の航空券予約で預け入れるスーツケースの規定を改めて知りました。
デルタ航空、ユナイテッド航空いずれも、3辺合計158cm以内だと無料で預けられます。
しかし、我が家にあるスーツケースが適合しているのか?が問題です。
大:163cm 中:147cm. 小:114cm
予定していたのは大サイズのスーツケース。結果的には規定より5cmオーバーしています。
その下の中サイズはOKなのですが、容量的に足りないかなと思いました。
色々と口コミを検索してみると、「航空会社はサイズオーバーより重量(例えば23kg)オーバーを気にするから大丈夫な場合が多い」と言うコメントもありました。
しかし、大サイズのスーツケースも古いものですし面倒をなるべく避けるために、新たに158cmサイズのスーツケースを買うことを決めました。
購入後、ユナイテッドキャンセルできるの?
ANAの成田便の方が安いことに気づく
ユナイテッド航空で予約したロス→羽田便。その後、しばらく経って何気なくみているとスカイスキャナーを見ていたら、ANAの直行便で2万くらい安い飛行機を発見。それが成田空港行きでした。
変更を真剣に考えました。2万もあれば、アメリカ国内移動分の航空券代ですから。
しかし、ユナイテッドの航空券をキャンセルしないといけません。予約したエコノミークラスは、キャンセルすると払い戻しにはならず、フライトクレジットと呼ばれる形で金額をプールされる形になります。
フライトクレジットは、ユナイテッド航空のサービスにしか使えません。なので、別の海外旅行を考えないといけませんでした。調べるとユナイテッド航空の国際便は、特定の国にしか就航しておらず、グアム、サイパンやそれこそ、もう一度アメリカに行くなどとなってしまう。それもなーと悩んでいました。
そんないろんなことを考えていたら、ANAの飛行機が売り切れてしまいました。
今回の航空券予約の反省点としては、
・利便性を考えて羽田発着にしていたのが、最初から成田便もしっかり検討すればよかった
・航空会社を変更するためにキャンセルして場合に、残ったフライトクレジットの使い道を考える必要がある。そのために、航空会社を選ぶ場合に、就航先を予め調べておけばよかった。
と言うことでした。
ロサンゼルスの山火事
今年に入って発生したロスの山火事。
どこまで被害が広がるのだろうか?と不安に感じるとともに、遠征地としてずっと調べ考えていた場所なだけに自ずと親近感が湧き、日々YOUTUBEで現地の映像を見る日々が続きました。
最悪、ロスの分はキャンセル、シアトル2試合だけにしてシアトルから帰るというプランに計画変更する可能性が頭をよぎりました。
そうなると、ユナイテッド航空で予約した2路線のフライトクレジットが残ってしまうというリスクも含んで。
結局は、山火事も鎮圧され、キャンセルすることにはつながりませんでした。
まとめ
これまで、海外に行ったのは、会社での海外出張か、プライベートで奥様が予約した海外ツアーだけでした。
初めて自分で国際線の航空券を3つ予約をしましたが、いやーこれだけでもいろんなことがあって、どれだけ勉強できたことか!
めんどくさがらず、実際にやってみることは大事だなと思いました。
また、海外に行くことの障害というか?億劫な部分が少し取り除かれたかなと感じました。
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