CWC遠征 フリータイムの過ごし方を考える
自分の人生またとない大会と遠征を決めたクラブワールドカップ。昨年末から遠征計画を立ててきました。
※遠征計画全体の流れは、こちらのまとめ記事をご覧になってください。

昨年の12月9日、クラブワールドカップの日程が発表され、併せて浦和の対戦相手と開催地も明らかになりました。
それから着々と準備を進めている中、試合のない日のフリータイムの過ごし方、観光プランを立てる必要がありました。
ロサンゼルスの4日間のフリータイム。どうやって過ごそうかなあと考えながら、YOUTUBEで「ロサンゼルス観光」というキーワードで動画を漁っていました。するとこんな動画をお勧めしてきたのです。
「バックトゥザフューチャーロケ地探訪ツアー」
うわー!なに?バックトゥザフューチャーのロケ地がロサンゼルスにあるんだ!ツインピークスに続いて、これももう運命的とも言える情報でした。
娘も大ファンで、「絶対行こう!」と息が合いましたので、聖地巡礼の旅、決定となりました。
バックトゥザフューチャーとは?
誰もが知っている不朽の名作
ロバートゼメキス監督、スティーブンスピルバーグ製作総指揮のもと作られた、タイムスリップもののSF映画3部作です。
この作品、知らない人がいるわけがない!万が一、知らない人がいたら、人生損している!と断言できる、映画史上に燦然と光り輝く普及の名作だと言い切れます。
主人公のマーティと天才発明家のドクが現在生きている1985年をベースに、PART1では30年前の1955年、PART2では30年後の2015年、PART3では100年前の1885年にタイムスリップして、それぞれの時代に生きる人々がうまくつながっていくストーリーが展開します。本当にうまく練り上げられたこのストーリーは本当に感心しますし、考えたロバートゼメキス監督は、天才に違いありません。
放映された90年代に表現された2015年に実際になった時、技術の進化が映画に追いついていないなどと言われましたね。
それほど映画好きとは言えない自分ですし、今まで見てきた映画はそれほど多くありません。しかしそんな中でも、この映画は自分が青春時代に見た映画ですし、鮮烈な記憶が残っています。そして何度でも見たくなる、自分としては一番興奮する映画だと言えます。
それと、この映画が今年で40周年の記念すべき年だということも付け加えておきます。まさに運命を感じます。
あの曲を聴くとすぐに興奮が蘇る
また、映画の中に流れるオーケストラによる曲たちを聴くだけで、即座に興奮が蘇ります。調べると、アラン・シルベストリという方の作曲、指揮をされたそうです。映画のシーンの登場人物の動きや感情と、曲調が絶妙に調和していて、曲を聴くだけでそれぞれのシーンを思い出すことができます。
そしてなんといっても、大好きだったヒューイルイスの「パワーオブラブ」。この曲もこの映画を象徴する曲でした。当時、マーティ役のマイケル・J・フォックスが、この曲と共にホンダのインテグラのCMに出て、「カッコインテグラ!」なんて駄洒落を言わされていたのも思い出します。
バックトゥザフューチャーロケ地で訪れたいところ
調べてみると、これまで聖地巡礼をしたりした人も多く、オプションツアーを企画しているツアコンの方も多いため、ネットには情報が溢れていました。その中で、訪れたい場所をピックアップしてみました。
・マーティの家
・ライオンエステート入り口
・バンドオーディション会場
・グリフィスパーク
・ドクブラウンの家
・ジョージ、ロレイン、ビフの家
・ヒルバレーハイスクール
・ストリックランド校長の家
・デロリアンがテスト走行したツインパインモール
特に場所も含めてこちらの記事を参照させていただきました。
(注意)以降、これらの訪問地の場所を記載しますが、邸宅ならば実際に人が住んでいらっしゃって生活していますし、学校や施設なら学生など活動しています。これを見て訪れる方がいらっしゃいましたら、迷惑にならないようしっかりとした配慮をしてください。
邸宅なら、付近の家の方たちも含めてプライバシーに配慮して、ご迷惑にならないように配慮してください。
施設なら、しっかりと施設の人に許可をもらうなど、活動の邪魔にならないように配慮するようにしてください。
マーティの家

登場するシーン
主人公のマーティ・マクフライをはじめとする、マクフライ一家が住む家。
ガレージの中にはマーティが乗るピックアップトラックがあったり、出窓からジョージとロレインがのぞいていたり、駐車場でビフがワックスをかけていたり。いろんなシーンが思い起こされます。
場所
ロサンゼルスからかなり北、パコイマという町にあります。
ライオンエステート入り口

登場するシーン
マーティの家があるライオンエステートの入り口として、マーティが車の荷台につかまって家に帰って来るシーンなどで登場します。
場所
マーティの家から、3ブロック離れたところで、すぐ近くです。
バンドオーディション会場

登場するシーン
マーティがバンドのオーディションを受ける体育館です。主題歌の”パワーオブラブ”を歌うヒュールイス&ニュースのヒューイルイスが、7:3分けの真面目な風貌で登場するシーンが印象的です。
場所
バーバンクという町にあるマッキャンブリッジレクレーションセンターという公園の中にある市民体育館です。
オープニングのバーガーキング

登場するシーン
まさにオープニングのシーン。「パワーオブラブ」の曲とともに、マーティーがドクのガレージから出てきて、スケボーに乗りながらピックアップトラックの荷台につかまって学校に向かうシーンです。
場所
バンドオーディション会場のマッキャンブリッジ・レクリエーションセンターから、すぐです。
マーティが現代に戻る時のスタートライン

登場するシーン
マーティが時計台への落雷を利用して、1955年から1985年に戻る時のスタートラインの場所です。
場所
観光場所でもあるグリフィス天文台、そこに登る途中にあるグリークシアターの目の前の道です。
リバーロードトンネル

登場するシーン
マーティがスポーツ年鑑を取り戻そうと、ビフのクルマに密かに乗り込むも、バレてしまい振り落とされそうになります。そしてなんとか、スポーツ年鑑を取り戻した後、マーティはトンネルの出口でドクの乗るフライイングデロリアンから垂らされるロープで吊り上げられます。その直後、ビフはまたも馬糞を積んだトラックに突っ込みます。
そのシーンが撮られたトンネルです。
場所
先ほどのグリークシアターをグリフィス天文台方向に進んでいくとあります。
グリフィス天文台
ここまできたので、観光スポットであるグリフィス天文台に行ってみます。

ドクブラウンの家

登場するシーン
ドクの家として、マーティが出入りしています。また、隣にあるガレージこそ、ドクが日夜発明に勤しんだ舞台となります。
場所
パサデナという町にあり、なんと浦和の試合のあるローズボウルスタジアムのすぐ近くです。
ジョージ、ロレイン、ビフの家

登場するシーン
ロレインの家は、ロレインが2階の自分の部屋で着替えているところを、目の前にある木に登ってジョージが覗くシーン。
ジョージの家は、マーティがジョージを「深海パーティに行ってロレインを誘え」と口説くシーン。
ビフの家は、ビフが外出する時、おばあちゃんにくどくど言われるシーン。
いろんなシーンが思い起こされますね。
場所
パサデナから南下してすぐです。
ヒルバレーハイスクール

登場するシーン
マーティやジェニファー、ビフ、ロレインやジョージが通う高校です。
なんといっても、深海パーティの時に、ジョージがロレインを襲ったビフを1発で殴り倒したシーンは痛快でした。
場所
ロサンゼルスの東部、ウイッティアという町にあるウイッティアハイスクールです。
ストリックランド校長の家

登場するシーン
ビフが、スポーツ年鑑で富を手にしてやりたい放題していた時代、ストリックランド校長宅に偶然マーティが通りかかった時、輩に銃撃されるシーンが印象的です。
場所
ウイッティアハイスクールのすぐ近くです。
デロリアンがテスト走行したツインパインモール

登場するシーン
これはもういうまでもありません。デロリアンのタイムスリップの実験をしている最中、ドクはプルトニウムを盗んだ組織から襲われ、マーティは過去にタイムスリップするシーンですね。
場所
ヒルバレーハイスクールからさらに、東へ行ったところ。今も、ショッピングモールとして営業しているようです。
スケジュール
各々の場所を地図に当てはめてみたところ、最も北西のマーティの家からスタートし、最も南東に位置するデロリアンがテスト走行したツインパインモールに向かって順番に訪れていくのが効率的だと思い、スケジュールを考えてみました。
先ほどのロケ地はすでにその順番になっています。
午前中
08:00 ホテル発
08:30 マーティの家
(所要時間 25分 距離 16.7マイル(27km))
08:45 ライオンエステート入り口
09:15 バンドオーディション会場
(所要時間 12分 距離 8.3マイル(13km))
09:50 オープニングのバーガーキング
(所要時間 5分 距離 2.4マイル(3.9km))
10:10 マーティが現代に戻る時のスタートライン
(所要時間 12分 距離 8マイル(13km))
10:20 リバーロードトンネル
10:30 グリフィス天文台
11:20 ドクブラウンの家
(所要時間 19分 距離 13マイル(21km))
11:40 パサデナ市街で昼食 (1時間)
午後
13:00 ジョージ、ロレイン、ビフの家
(所要時間 12分 距離 4.3マイル(7km))
14:00 ヒルバレーハイスクール
(所要時間 27分 距離 15マイル(24km))
14:45 ストリックランド校長の家
15:00 デロリアンがテスト走行したツインパインモール
(所要時間 15分 距離 12マイル(19km))
16:30 ホテル着
(所要時間 34分 距離 34マイル(55km))
当日の日没を調べてみると20:00とのこと。明るいうちに余裕で帰れそうです。
考えただけでもワクワクしました
「ツインピークス」に続いて、「バックトゥザフューチャー」のロケ地を巡れるなんて、こんな幸せありますか!というぐらいワクワクしました。計画を考えているだけでも楽しくてしょうがありませんでした。
現地を訪れたら、きっとその映画のシーンと曲が頭の中に甦り、相当興奮するんだろうなと思いますし、ほんと楽しみで仕方ありませんでした。
また、ここまで幸運が続くと、誰かに導かれている!としか思えませんでした。浦和や会場を決めたFIFAなどという現実的な話ではなくて、もっと崇高なものに導かれているのでは?なんて思いこむほどでした。
そんなことを考えるほど、自分にとってありがたい、感謝感謝の聖地巡礼旅なのでした。