会津若松の旅 初日です
初日は、東北自動車道を北上、白河インターを降りてから、まず南会津の大内宿に向かいました。その後会津若松市に向かい、市内散策しました。
①大内宿
②飯盛山(白虎隊自刀の地、さざえ堂)
③會津藩校 日新館
④駅前フジグランドホテル
⑤天然温泉富士の湯
それぞれをご紹介していきますね。お付き合いください。
①大内宿
入り口にあったこちらの看板の説明を一部引用させていただきます。
重要伝統的建造物群保存地区
下郷町大内宿伝統的建造物群保存地区面積 約11.3ヘクタール
国選定 昭和56年4月18日大内宿は、会津若松と日光・今市を結ぶ南山通り(会津西街道)の宿駅の一つである。
この南山通りは、会津藩が江戸時代初期に会津と江戸を結ぶ幹線道路の一つとして整備したもので、廻米などの物資の輸送で栄え、会津藩主も参勤交代の際にこの道を利用するなど重要な街道であった。
ここから、日光今市までってどういうこと?とGoogleマップで調べてみると確かに道はあるんですね。93km。昔の人たちは歩いて往来したり物資を運んだりと、今では考えられないパワーがあったんですね。本当、信じられない。そしてこの大内宿でひとときの休息を得たんでしょうね。
保存区に入ると、時代劇に出てくるような風景が見えてきます。
両脇にはある用水路には清らかな水が流れていました。
真ん中あたりに、高倉神社という神社がありました。
茅葺き屋根の屋敷と山々のコラボ。美しい。
タイムスリップした感じです。この建物が、民宿やお土産物屋や蕎麦屋さんになっています。お土産物屋さんの店先にポツンと座っていたおばあちゃんが(失礼ですが)なんとも言えず可愛かったです。
道を奥まで進むと、急な階段が現れます。負けずに、しっかり登りました。
登り切って、振り返ってみると、こんな趣きのある景色が見れました。本当に江戸時代のようです。
帰りに、大内宿入り口にあった「ほまれ酒造」さんの店舗にフラっと入ってみました。で、ご主人と思われる男性に勧められたのがこちら、「造り酒屋のゆず酒」(純米酒仕込み)。
自分がビール党だということを伝えると、このお酒はスッキリ飲めてビールとビールの間に飲むとしっかり酔えるというお話でした。
ホテルに着いて、夜飲んでみました。一口飲んで、妻と2人「うわーうまっ」と叫んでしまいました。ゆずの風味の柑橘系の爽やかな甘さがありながら、日本酒の芳醇な味わいがふわっと広がってくる。この種のお酒を初めて飲んだのですが、こんなにうまい酒があるのかと思ってしまいました。
ほまれ酒造ホームページによると、ほまれ酒造さんは、喜多方市の酒蔵なんですね。またなんとここの娘さんが、日曜朝毎週見ている「サンデーモーニング」に出演中の唐橋ユミさんだそうです。
大内宿で買ったのは、小瓶のサイズでしたが、帰宅後、妻がいそいそとネット注文して、大瓶4本を購入していました。
②飯盛山(白虎隊自刀の地、さざえ堂)
大内宿を後にして会津若松市に向かいました。到着後、最初の観光地は、飯盛山。
そもそも戊辰戦争とは?
妻に色々解説してもらいながら回ったのですが、そもそも、白虎隊が戦っていた戦争は戊辰戦争?そもそも戊辰戦争とはなんぞや?と日本史に無頓着な自分は、こちらのレベルで解説してくれる動画が必要でした。
戊辰戦争は、江戸時代末期から明治時代にかけて、幕末討幕をかけた戦争。西郷隆盛率いる新政府が、旧幕府を倒すため、江戸、東北、函館と戦争を仕掛け、ついに旧幕府を倒して明治時代を迎えるというストーリーなのです。
そのうち東北を舞台に繰り広げられた戦いが東北戦争。その中で会津藩は劣勢になって行くのです。こちらの動画はその様子をわかりやすく説明してくれました。
旧幕府派だった会津藩が戦力劣勢の中、17歳以下の予備兵だった白虎隊と呼ばれる若者を兵士として登用せざるを得ませんでした。彼らは、新政府軍と戦ったものの敗北し後退。猪苗代湖付近から飯盛山に逃れ、鶴ヶ城が燃え盛っていると勘違いして、自害してしまうのです。
そんな悲しい出来事が、ここ飯盛山にあるんです。
飯盛山入り口
案内図の前には、白虎隊の兵士の銅像がありました。
またしても急な階段。大内宿で足を使ったのもあり、階段との対決を避け、左折して、楽なコースを選択。(ちなみに、この右脇に有料のスロープ・コンベアというエスカレータのようなものもありました。)
途中の紅葉の赤が鮮やか。
厳島神社
坂を上がっていくと、厳島神社がありました。
戸ノ口堰洞穴
その左脇に、「戸ノ口堰洞穴」がありました。
この看板の説明によると、猪苗代湖北西岸の戸ノ口から会津盆地へ水を引く用水堰で全長31kmのも及ぶそうです。
また慶應4年(1868年)戊辰戦争時、戸ノ口原で敗れた白虎士中二番隊20名が鶴ヶ城を目指して、飯盛山を貫通したこの洞穴の長さ150mを潜って命からがら、飯盛山の中腹へと至ったそうです。
彼らはここから出てきたんですね。
猪苗代湖に水が清らかに流れていきます。
さざえ堂
厳島神社の右脇の階段を登ると、「さざえ堂」があります。
会津さざえ堂オフィシャルサイトから引用させていただきました。
会津さざえ堂は、1796年福島県会津若松市の飯盛山に建立された、高さ16.5メートル、六角三層のお堂です。正式名称は「円通三匝堂」(えんつうさんそうどう)といいます。当時飯盛山には正宗寺(しょうそうじ)というお寺があり、その住職であった僧郁堂(いくどう)の考案した建物です。
その独特な2重らせんのスロープに沿って西国三十三観音像が安置され、参拝者はこのお堂をお参りすることで三十三観音参りができるという大変合理的なお堂です。また、上りと下りが全く別の通路になっている一方通行の構造により、たくさんの参拝者がすれ違うこと無く安全にお参りができるという世界にも珍しい建築様式を採用したことで、建築史上その特異な存在が認められ、平成7年に国重要文化財に指定されました。
さざえ堂に入りますと、上りに一回転半、下りにまた一回転半、合計三回転することになりますが、三匝堂の「匝」は「めぐる(匝る)」という意味があり、三回めぐりながら観音様をお参りすることになります。
中はこんな感じ。下の写真です。一歩通行で登って降ります。
正面からの写真。
右側面の写真。通路が螺旋構造になっているのがよくわかります。
白虎隊士の墓
さらに階段を上がると、広場になって、白虎隊士の墓があります。
白虎隊士自刃の地
広場から、右に下り進んでいくと、白虎隊自刃の地があります。
白虎隊士が、会津藩の城である鶴ヶ城を望んでいる銅像がありました。
彼らはこの景色を見ながら、悲しい判断をしたんですね。
こんな話を聞くと、平和な世界の大事さ、戦争の悲惨さ、絶対にやってはならないということを教えられます。
③會津藩校 日新館
飯盛山を後にして、向かったのは日新館。 會津藩校 日清館ホームページ
平日、15:30結構ギリギリに入館。1時間ほど観覧することができました。
10年前に「八重の桜」というNHKのドラマがあったそうですね。ポスターが貼ってありました。会津藩の女性兵士、山本八重、後の新島八重を主人公にしたドラマ。綾瀬はるかさんが演じたそうです。
大きな門をくぐると、堰堤が広がります。右へ進みます。
東塾
東塾という建物の中へ。
生徒が勉学に勤しんだ教室です。
人形によってリアルに再現されています。こちらは勉強風景。
こちらは掃除している風景。
天文学を学んでいる風景。
遊んでいる風景ですね。
大学
東塾を出てすぐ、大学という建屋に。
大広まで勉強されていたんでしょうか?
座敷の奥には、「会津藩幼年者什の掟」と「孔子の教え」がありました。
儒教の祖、孔子が源流のようです。
その先には資料館。
中庭に出ると綺麗な紅葉が見れました。
水練場
中庭には池があります。これは、水練馬と言って日本で初めて作られたプールだそうです。ここで泳いで、泳法を身につけていったんですね。
幕末記念館
続いて、幕末明治記念館。
武講
武講という兵学を学んだ場所がありました。
弓道体験など
弓道の体験などできましたが、時間的に終わっていました。
天文台
こちらは天体観測施設として実際に使用されていたそうです。
天文台から見る日新館の風景です。
日進館の外に出て
日新館の外壁の写真。この道が時代劇でよく見る景色だなと思いました。
駐車場から見えた夕暮れ。すごく綺麗でした。山々に囲まれた会津盆地がよくわかる風景です。
④駅前フジグランドホテル
もう暗くなって、ホテルにチェックイン。
会津若松駅前の「駅前フジグランドホテル」です。時間貸の駐車場が裏手にあって、そこに駐車。ホテル宿泊者は無料でした。
時代を感じさせるホテルではありますが、室内はリフォームされていて清潔でした。
ホテルの中には、喜多方ラーメンのお店「ラーメン金ちゃん」というお店があり、評価が高かったのと、お腹が減っていたので、あれこれ考えず入店。
The 喜多方ラーメンという感じ。太い麺とあっさりスープ、チャーシューいっぱいで美味しゅういただきました。
このホテルでは、シティサイクルを無料でレンタルしてくれました。翌日の市内散策に大活躍でした。
⑤天然温泉富士の湯
ホテル宿泊とセットで、近くの徒歩でいける温泉施設が無料で入れるのも大きなメリット。しっかりあったまってリラックスさせてもらいました。
風呂上がりにビール&大内宿で買ったゆず酒。気持ちよく酔うことができました。
会津の旅 初日終了
これにて初日終了。
2日目は、引き続き市内散策と、会津若松を後にして帰路の途中に、足利フラワーパークに寄ります。
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