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【会津若松の旅 後編(会津若松市市内散策とあしかがフラワーパーク)】

会津若松の旅 2日目です

会津の旅初日は、大内宿と会津若松市を市内散策しました。

【会津若松の旅 前編(大内宿と会津若松市市内散策)】会津若松の旅 初日です 初日は、東北自動車道を北上、白河インターを降りてから、まず南会津の大内宿に向かいました。その後会津若松市に向か...

2日目は、ホテルで自転車を借りて市内散策。3時ごろ会津若松を後にして、帰路の途中、イルミネーションで有名な足利市のあしかがフラワーパークに立ち寄りました。

⑥会津武家屋敷
⑦御薬園
⑧喜多方ラーメン専門店 喜鈴
⑨鶴ヶ城
⑩野口英世青春館
⑪七日町通り
⑫あしかがフラワーパーク

それぞれをご紹介していきますね。お付き合いください。

⑥会津武家屋敷

最初は、会津武家屋敷を訪問。ホテルからは、3.7km、約20分の道のり。緩やかな登り坂が続き、地味に太ももにダメージが来ました。

会津武家屋敷は、会津藩松平家の家臣であった西郷頼母(たのも)の邸宅を復元したものだそうです。彼とその家族が過ごした邸宅を見ることで、当時の生活や出来事を空想することができます。

こちらが入り口です。

全体地図

入り口入って左手半分が、メインの家老屋敷、その他旧中畑陣屋、藩米精米所、各種資料館などがあります。

家老屋敷(西郷頼母邸)

入り口

こちらが表門。菊が飾ってあってすごく綺麗でした。

表門にむかって右手には、西郷四郎の銅像がありました。

西郷四郎は、姿三四郎のモデルとなった人で、西郷頼母の養子だったということです。

片長屋

表門を入り、左へ。片長屋といって下級の家臣が住んでいた場所で、彼らは屋敷の警備にあたっていたとのこと。

家老屋敷

そしてメインの家老屋敷。見学するにはここ、台所の勝手口から入ります。

間取りはこんな感じ。いやー広いです。それぞれのエリアを色分けで説明されていました。

・黄色の部分:身分の高いお客様の接待所
・緑色の部分:家老や家臣達の執務所
・水色の部分:家族の生活の場
・橙色の部分:女中や使用人達の仕事場

間取り図の右上、台所、土間の部分から入りました。入ってすぐ囲炉裏がありました。太い柱が逞しく特徴的です。

進んでいくと、表門を中から見ることができます。

外から見る表門です。

表門の隣にある槍の間。玄関番が控えていた場所だそうです。

その反対隣には、使者の間。城からの使者が、家老と会った場所だそうです。

少し進むと、身分の高いお客様の接待所のエリアになっていきます。それもそのはず、綺麗な紅葉が望める庭園が現れてきます。

そして、御成の間。藩公や上級武士など身分の高い方々をお迎えした広間です。

御成の間の奥が書院の間。こちらにお客様が通されました。第9代会津藩主松平容保が訪れた様子が再現されていました。

その奥には、厠(かわや)いわゆるトイレがありました。

厠を外から見た写真。この箱車に落ちる便で、健康状態をチェックしていたとのこと。

書院の間の隣には、茶室があります。お客様にお茶を立てる場所でした。

柱の釘を見せないようにする釘隠し。他の部屋が銅製なのに比べて、瀬戸物で出来ているとのこと。銅製だと、お茶をたてた際の湯気で錆びて有害になるのを恐れたからだそうです。

一旦表門に戻ってきて、家老や家臣達の執務所のエリアに来ました。客待の間です。家老の応接間、執務室となっていました。

会津軍が劣勢の中、新政府軍は会津城下に総攻撃を開始。鶴ヶ城に全員登城の命令が下ったが、西郷家の婦女子は足手まといになるまいとこの間で自決したとのこと。

その様子が再現されていました。悲しい歴史ですね。

その先に進むと、奥一の間。家老の寝室になります。そこで、子供が遊んで叱られているところが再現されていました。

隣には風呂場があります。

そして台所に戻ってきました。土産物屋があります。

結構底冷えする気温でしたし、当時この屋敷に住んでいた人々は、冬場は相当寒かっただろうなと思いました。休憩場所にストーブがあったのはありがたかったです。しっかりあったまりました。

藩米精米所

家老屋敷を出て、隣にある藩米精米所へ。

なかなかメカメカしい作りです。

水車が中央部にあり、上部から流れてくる水力によって水車が回転します。

その水車の中心軸が左右に伸び、その回転によって臼をついて白米にするという構造です。

稲が白米になる様子が書かれていました。

こちらが、「とうみ」だそうです。

昔の人は、どうにか自動化しようと頑張っていますが、それでも大変な作業。生きていくだけでも大変な時代だったんですね。そう思うと今は幸せです。感謝しないといけませんね。

⑦御薬園

会津武家屋敷を出て、御薬園へ。道のりは1km、下り坂だったのですぐでした。

会津松平氏の庭園で、戊辰戦争をくぐりぬけ残った庭園だそうです。

御薬園の名の通り、松平家の人々が薬草や朝鮮人参を育てたりしていたそうです。この時は残念ながら季節ではありませんでした。

しかし、庭園は美しかった。

日本の特徴的な風景ですね。

紅葉も美しさを引き立てます。

中央に御茶屋御殿があります。

戦争の際、御薬園は新政府軍の療養所として使用されていたため、消失は免れたそうです。

しかし、当時の刀の跡が今でも残っていました。

⑧喜多方ラーメン専門店 喜鈴

自転車漕いで疲れてお腹ぺこぺこ。昼食は鶴ヶ城近くのこちらにしました。

妻は黄金醤油。

自分は、黒醤油をいただきました。

黒醤油は、濃厚そうに見えて意外にあっさりしていて、朝からでも食べられそうなラーメンでした。体が冷え切っていたので、体もあったまって最高でした。ごちそうさまでした。

⑨鶴ヶ城

そしていよいよ、戦火の地だった鶴ヶ城(会津城)です。

高くそびえる鶴ヶ城。高さ36m だそうです。威圧感があります。

入り口付近には、赤べこ。

基礎の石積みの部分から入城します。

 

内側はこんな感じ。

五層からなります。

二層にあった、城主の変遷です。

三層にあった、会津戦争の展示です。

ここが一番わかりやすく工夫されていてよかったです。最初は、年表形式で、時系列で出来事を紹介していきます。

そして基礎知識を得たところで、城の模型が現れます。

城の模型の奥にはモニターがあります。その前にしばらく立っていると、動画が始まりました。

動画の説明に合わせて、城の中にプロジェクションマッピングのように出来事が投影されていきます。兵士が入城したり、城内の様子だったり。すごくわかりやすかった。

最終的に、会津藩降参、鶴ヶ城陥落、開城となるのです。

白虎隊士の方々も紹介されていました。

五層の展望台に登りました。

こちらは、飯盛山方面の眺望です。

会津若松市街地方面。積雪の見える山々に囲まれています。

外濠の手前に登っての鶴ヶ城。風格がありますね。

⑩野口英世青春館

鶴ヶ城を後にして、ホテルに戻る途中に寄り道します。野口英世青春館です。

野口英世が火傷の手術を受け、それに感銘を受けて、医学を志し始めたそうです。そして、会陽病院で進んで書生となったそうなんですが、その跡地がこの野口英世青春館。この2階は、彼が勉学に打ち込んだ場所だったそうなんです。

その前の通りは、野口英世青春通りと名付けられていて、趣気のある通りでした。

⑪七日町通り

会津若松最後は、七日町通り。ここは、七日町駅から伸びる通りで、歴史を感じる建物が軒を連ねるいい雰囲気の通りです。

七日町駅の近くに阿弥陀寺があります。こちらには、鶴ヶ城の遺構(一部が遺ったもの)がありました。

この後、ホテルに戻り、15:00頃、会津若松市を後にしました。

⑫あしかがフラワーパーク

帰路の途中、東北自動車道佐野インターを降りて、18:00頃あしかがフラワーパークに到着。イルミネーションを目当てに来る人々がわんさかいて、車もいっぱい。駐車場もかなり遠い場所に停めました。

園内地図です。右側の西ゲートから入ってぐるっと右回りしました。

西ゲートから入場。

いきなり、ライトアップされた藤棚、「光のふじのはな物語」というそうです。

水の上に「光のピラミッド」。水面に反射して綺麗でした。

「きばな藤のトンネル」をくぐっていきます。

「イルミネーションタワー」クリスマスツリー仕様ですね。綺麗でした。

「うす紅橋」を渡ります。

「奇跡の大藤」紫色がすごく綺麗でした。

「光のバラ園」の壁際に、音楽に合わせていろんな映像が現れます。

銀河鉄道999でしょうか?素晴らしかったです。

「うす紅の棚」こちらもクリスマスツリー仕様ですね。

「レインボーマジック」虹が水面に反射して輪っかになって綺麗でした。

最後に、「フラワーキャッスル」音楽に合わせて、あっという間に違った景色に切り替わって見ていて楽しかったです。

いやーこんな大規模のイルミネーションは初めて見ましたし、感動しました。

祝日の夜で、観客もそれなりにいましたが、歩けないほどごった返していたわけではありませんでした。それほど寒くもありませんでした。約1時間の滞在でした。

会津の旅 終了

あしかがフラワーパークを後にし、東北自動車道の事故渋滞に巻き込まれながら、埼玉に帰ってきました。これにて会津の旅は終了。

会津若松市を訪れて、今回、戊辰戦争をはじめとするその歴史に触れ、日本の歩んできた歴史を生で感じた気がしましたし、もっと日本の歴史を学ばないといけないなと思いました。

また、歴史的情緒があって、奥ゆかしさのある会津若松が好きになりました。

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