北海道 道央の旅 初日は美瑛方面です
観光初日、まずは奥様のNO.1プライオリティーであるラベンダー鑑賞。そして北海道の絶景として代表的な美瑛の丘に向かいました。
奥様のやる気がみなぎって、朝5時に起床、6時にホテルを出発。奥様の指示通りフィットをドライブ。訪問地は、
①青い池
②白髭の滝
③ファーム富田
④ジェットコースターの路
⑤セブンスターの木
⑥ケンとメリーの木
⑦北西の丘展望台
⑧あさひ町珈琲(昼食)
⑨拓真館
⑩四季彩の丘
⑪焼肉慶州(夕食)
結果、なんと11ヶ所。奥様、初日から飛ばしすぎです!
ちょっと長くなりますが、それぞれをご紹介していきますね。お付き合いください。
①青い池
最初は、美瑛の街から南東に白金温泉方面に向かった途中にある青い池です。旭川駅前のホテルを出発して、距離約40km、所要時間は約50分のドライブです。
朝イチにここを選んだのは、雨が降ると濁るからとのこと。狙い通りに、綺麗な青い水面をみることができました。
こちらの看板に「青い池が青く見える理由」が載っていました。
上流の白金温泉地区で湧出している「白ひげの滝」などからアルミニウムを含んだ水が、美瑛川の河川水と混じることにより、コロイドが生成されます。太陽光が水中のコロイド粒子と衝突し、波長の短い光が散乱されるため、青く見えると言われています。
青く見えなくなるのは、雨水なのか?曇って太陽光がささなくなるためかどちらかわかりませんが、いづれにしろ珍しい色の神秘的な池でした。
②白ひげの滝
続いては、さらに白金温泉方面へ距離約3km、約4分走ると白ひげの滝に到着です。
大きな橋の下、川上側を見下ろすと数々の滝、まさに白いひげのようです。青い池の説明にあったように、よく見ると、川の水が青くなっています。
川下、青い池方面を見ても、青い川が続いています。なんかラムネのような、すごく綺麗で爽快な感じでした。
こちらの看板によると、こう記されています。
火山噴火がつくった滝
白ひげの滝は、地層の間から水が湧き出しています。滝がかかる崖の下部は、大昔の土石流などでたまったレキや砂の層で、その上に重なる岩の層は、溶岩です。白ひげの滝は、十勝岳火山の歴史を物語る地層の境目から水が湧き出しているのです。
十勝岳はいまだに活火山であり、この滝はその歴史を示しながら、周辺に点在する温泉郷で豊富に湧き出す温泉に人々は癒されていると言うわけですね。
③ファーム富田
続いて、奥様のメインレシピ、ラベンダー畑です。
富良野にあるファーム富田まで、距離約30km、所要時間は約30分のドライブです。
到着したのが8:30ごろ。駐車場にはいると続々とクルマが入ってくる。いやーすごい人気だなと思いましたが、入ってみるとそれもそのはず、広大な敷地に、ラベンダーを筆頭にいろんな花々が咲き乱れています。圧巻っと思いながらも、なんか癒される。人気がある理由がわかりました。こちらは見るところ満載でしたので、細かくお話しします。
倖(さきわい)の畑
P1駐車場から入ってすぐ、初っ端から圧巻のラベンダー畑がお出迎え。まさに紫色の絨毯です。
看板の説明によると
開花時期:6月下旬〜8月上旬 見頃:7月上旬〜中旬
花色の異なる4種類のラベンダー(ようてい、はなもいわ、濃紫早咲、おかむらさき)が紫色のグラデーションをつくりだします。倖(さきわい)は、ファーム富田を訪れる方々の倖せを願って名付けられました。
それもそのはず、横から見ると種類によって紫色の濃淡があって綺麗です。
さらに奥に進んで上の方から振り返ってみると十勝岳連峰をバックに、紫が綺麗です。
トラディショナルラベンダー畑
さらに山側に進むとトラディショナルラベンダー畑があります。ここからはちょっと急な斜面を山登りします。
看板の説明によると
開花時期:6月下旬〜8月上旬 見頃:7月上旬〜中旬
ファーム富田の原点となった、最も歴史のあるラベンダー畑です。畑の上まで登れば、ラベンダー畑の向こうに田園風景と十勝岳連邦が一望できます。
とあります。また別に「ファーム富田の原点」と言う部分をさらに記述した看板がありました。
苦しんだ末の閃き。本当に苦労なさってここまで来られたのですね。
森のラベンダー畑
トラディショナルラベンダー畑を登り切って、山に向かって左に折れてさらに上ると、森のラベンダー畑です。
看板の説明によると
開花時期:6月下旬〜8月上旬 見頃:7月上旬〜中旬
木々に囲まれた畑の中に、畑の下から見て右手に「おかむらさき」左手に「濃紫早咲」と左右で異なる品種のラベンダーを眺めることができます。
ちょうど森のラベンダー畑の上で、にわか雨が降り出し、ベンチで一休み。
いやー綺麗です。
山の彩りの畑
さらに山に向かって左に進むと紫色から一転、赤白ピンクの花々が。
看板の説明によると
開花時期:7月上旬〜7月下旬 見頃:7月中旬〜下旬
2017年に新しく生まれた畑です。のどかな山林の中に赤や白やピンクなどのポピーを中心とした色鮮やかな花々が一面に広がります。
雨に濡れたポピー。美しい。
ポプリの舎
山を下り途中で一休み。ここポプリの舎の広い展望台でコーヒーブレイクにしました。
ここからの景色はもうカラフル。春・秋の彩りの畑とラベンダーと、十勝岳連山も徐々に見えてきて、いやー絶景でした。
香水の舍
その右隣にある香水の舎。職員の方が、刈り取ったラベンダーを使ってラベンダーオイルと蒸留水つくっていました。
奥様は、ラベンダーオイルを親友のお土産に購入。
秋の彩りの畑/春の彩りの畑
駐車場方向に戻って、倖の畑の右隣、ポプリの舎から見えていた、春・秋の彩りの畑です。
看板の説明によると
秋の彩りの畑
開花時期:6月上旬〜10月下旬 見頃:7月中旬〜9月下旬
クレオメや、霜が降りるまで見頃の続く四季咲きの花々が秋空に映える畑です。初夏にはハマナスから香りが漂います。
春の彩りの畑
開花時期:5月中旬〜6月下旬 見頃:6月上旬〜中旬
アイスランドポピーやオリエンタルポピー、チャイブなどの厳しい冬を乗り越えた宿根草が、春からラベンダーの色づく初回のまでを彩る畑です。
もうどれがどれだかわかりませんが綺麗です。
花人の畑
駐車場方向に戻って、倖の畑の左隣が、花人の畑です。
看板の説明によると
開花時期:4月中旬〜10月上旬 見頃:7月上旬〜9月下旬
球根の花々とビオラの咲く春から、四季咲きの花々が咲き続ける秋まで、色とりどりの花々が、花を楽しみに訪れるお客様(花人)を出迎える畑です。
そのまた左隣に展望台があって、そこから見た景色がこれです。うーん色とりどり。
それぞれの看板にある開花時期と見頃から見ると、7月中旬あたりは最高の時期であることが今更ながらわかり、少し雨模様でしたがこの時期に行けてよかったなと思いました。いやー美しい花々で心癒されました!!
④ジェットコースターの路
富良野から再度、美瑛方面に戻って、ジェットコースターの路に向かいました。距離約15km、所要時間は約15分のドライブです。
ずっと続くように見える、しかもアップダウンする道。いやーこれはすごい。
看板によると
激しいアップダウンが続く2.5kmもの直線道路はまさにジェットコースター。頂上に位置するこの場所は、十勝岳連峰を見渡せる絶景スポット。道路の両脇には広大な田園風景が広がります。
とあります。
確かに、十勝岳連峰と田園風景と白樺。美しい景色です。
⑤セブンスターの木
次は、美しい田園風景をドライブして、美瑛の丘に戻ってセブンスターの木に向かいました。距離約15km、所要時間は約20分のドライブです。
こちらがセブンスターの木。
タバコのセブンスターのパッケージで使われてその名がついたとのこと。セブンスターのパッケージは白に金色で7と描いたものしか見たことはないのですが、使っていたそうです。
観光客が多く訪れるため、道端に車を停めたりしないように、常設の広めの駐車場もあります。
セブンスターの木の周りのパッチワークのような畑が綺麗でした。
セブンスターの木の左手も、美しい田園風景が広がっていました。爽やか!!
⑥ケンとメリーの木
次は、近くのケンとメリーの木に向かいました。距離約4km、所要時間は約5分のドライブです。
ここも爽やかな景色!この景色結構気に入っています。
昭和47年の日産スカイラインのコマーシャルで使用されたとのこと。
言葉では、ケンメリと言えばスカイラインという変換が頭の中でできるのですが、実際の映像を見た記憶がありません。Youtubeで検索してみたら出てきました。この中には4つのCMがありますが、一番最後のやつにケンメリの木が出てきます。
クルマの形も、CM自体も、ケンとメリーの実物も、愛のスカイラインという言葉も初めて見た印象でした。言葉を知っていただけにちょっと意外でした。
⑦北西の丘展望台
次はすぐ近くの北西の丘展望台へ。
ピラミッドみたいな展望台です。
展望台にある看板にはこうあります。
①丘
目の前に広がる丘や畑の土壌を作る火山灰、軽石は、十勝岳の噴火によって作られたわけではありません。実は、十勝岳連峰ができるもっと前200万年前と125万年前に起きた巨大噴火に伴う火砕流により一気に運ばれてきた軽石、火山灰、レキなどからできているのがこの丘なのです。②十勝岳連峰
大量の火山灰や軽石を噴出した大噴火の後、十勝岳連峰を形作る火山活動が始まりました。まずはオプシタテシケ山などの火山が活動し、次いで美瑛岳・上ホロカメックや・上富良野岳などの火山が次々に形成されました。このうち十勝岳は現在でも活動している活火山です。③まちの景観
このように火山と密接に関わってきたこの美瑛の土地は、近代に入り1894年(明治27年)頃から開拓が始まりました。この地域の人々は、火砕流によって作られたこの丘の地形や火山灰土壌の特性をうまく付き合いながら、畑を耕し、美瑛の農業を支えています。
この景色にはそんな歴史があったんですね。
⑧あさひ町珈琲(昼食)
北西の丘展望台でもうお昼でしたので、付近でランチを食べられるお店を探して、展望台の売店の方に聞き込みを開始。
教えていただいたのがこちらのお店でした。美瑛駅方面に降りて、走行距離約2km、所要時間は約4分のドライブです。
着いてみると、オシャレな珈琲店。
すごく新しいです。美瑛にふさわしくおしゃれでいい感じ。
妻は、「美瑛ポークプレート」(1050円)を選びました。分厚い食べ応えのあるポークステーキは柔らかくて美味。女性にはちょっと多いかなと思いながら、ペロリ食べちゃいましたと奥様の弁。
自分は、「チキンプレート」(1000円)。地鶏のような焦げ目の焼き加減。味わい深くすごく美味しかったです。量もしっかりあって鳥好きの自分も大満足でした。冷たいコーンスープも最高でした。
食後は、おすすめの「あさひ町ブレンド 深煎り」(380円)文字通り深みのあるうまさのコーヒーでした。美味しゅうございました。
美瑛に来られたら、ランチにこちらのお店おすすめですよ!!
⑨拓真館
満腹になって元気一杯、午後がスタートします。
あさひ町珈琲をでたことから空が真っ黒になってきて、大雨が降り出しました。なので次は室内の写真館である拓真館をセレクト。
美瑛駅方面に降りて、走行距離約9km、所要時間は約12分のドライブです。
風景写真家である前田真三・前田晃・前田景3代で撮り続ける丘の風景写真を展示してあるのが、この拓真館。拓真館のホームページから引用させていただきますと、
そして、1987年。(前田真三氏によって)廃校となっていた美瑛の旧千代田小学校の体育館と教室を改装し、フォトギャラリー拓真館が開館します。「拓真館」とは、「写真の可能性を切り拓く」という前田真三の想いと「拓進」という地名から名付けられました。丘の風景写真の展示はもちろん、敷地内にはラベンダー畑や白樺の回廊をつくるなど、ギャラリーの枠を越えた自然と写真の美しさを体感できる空間として多くの人々に愛され、美瑛観光の礎となっていきました。
四季を通じての色とりどりの美瑛の丘の表情が撮影された写真たち。美瑛は本当に美しい場所だなと感動しました。
現地で展示されていた風景写真の撮影は可能と書かれていましたが、こちらに載せるのもライセンス的に問題がありそうですので、調べてみましたら前田真三氏のインスタグラムのほうに写真が載っていましたのでご覧になってください。
⑩四季彩の丘
拓真館を出る頃には徐々に雨が上がってきます。奥様の晴れ女パワーと言いますか、執念が炸裂します。次は今日最後の訪問地、四季彩の丘。
美瑛駅方面に降りて、走行距離約2.5km、所要時間は約4分のドライブです。
こちらも広大なお花畑。多種多様なカラフルな花たちと雄大な景色との組み合わせが心を癒してくれます。
色とりどりのお花が綺麗な縞模様に並んでいます。
菜の花の向こうに、田園風景が見えていい感じ。
雨は上がっていましたが、どんよりとした曇り空。お天気だったら、青い空にこのひまわりの黄色が映えて素晴らしかっただろうなと想像しました。
ですが、実は、四季彩の丘はこんなものではありませんでした。
本来の見頃は、夏の終わりの8月末から9月にかけてだそうで、その頃の映像を見つけましたので引用させていただきます。
まさに虹色のカーペット!
今回に比べて、隙間ないくらい花々が敷き詰められて、花々は色鮮やかに咲き乱れ、敷き詰められたカーペットのようですね。
ラベンダーは7月上旬から中旬が見頃だということですが、その時期を逸してしまっても、8月の夏休み、こちらを訪れて花々を楽しむのもいいかなと思います。
ちなみに、7ヘクタール(東京ドーム3個分)の敷地を誇る四季彩の丘ですが、アップダウンもあり、園内を散策するだけでも結構な運動になります。歩くのが辛いという方には、「カート」(2人〜5人用)や、でっかいトラクターが引っ張ってくれる「四季彩 ノロッコ号」(家族連れやお年寄り)があって、気楽に園内を散策できるようになっています。詳しくは、四季彩の丘ホームページを参照ください。
行動制限が解けて、海外からの観光客、特に中国・韓国の方も多くいらっしゃってます。これから、夏の見頃の時期に向けて、大人気の訪問地になっていきそうですね。
⑪焼肉慶州(夕食)
本日は観光はこれにて終了。旭川駅のホテルに戻ります。走行距離約33km、所要時間は約38分のドライブです。
夕食は、奥様のリクエストは肉ということで、ジンギスカンの大黒屋を狙いました。しかし店まで行くとすごい行列。店の前に加えて道の反対側まで並んでいます。1時間以上待ちそうなので待ちきれずリタイア。こちらも外国人観光客が増えたからでしょうか?
プランBでこちらの焼肉 慶州にしました。
なかなかレトロな感じの炭火焼肉店です。ビールはもちろん、カルビ、サガリ、牛タン、豚トロを注文。最後はクッパでしめ。特にサガリがうまかった。ごちそうさまでした。
初日の走行距離は153.5kmでした。
初日からぶっ飛ばす奥様。2日目はまたどうなることやら。ひきづり回しの刑はまだまだ続きます。
それでは次回。
※全体の流れは、こちらのまとめ記事をご覧になってください。
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