観光3日目は竹富島観光です
またも奥様のひらめきで急遽訪れることとなった石垣島の4泊5日の旅。
※全体の流れは、こちらのまとめ記事をご覧になってください。
3日目は、前日に続いて見事な晴れ!
うちの奥様は、事前の天気予報が悪かろうと、雨を吹き飛ばす不思議なパワーを持っているんです。すごいものです。
本日は、船で15分の近さの竹富島で1日観光です。
行ってみた感想としては、感動的な美しい海、昔ながらの素朴な原風景と、この旅で最も感銘を受けた素晴らしいところでした。
訪問地は、
①ユーグレナ石垣港離島ターミナル
②竹富島
③石垣島に戻り、あじま商店(居酒屋)
それぞれをご紹介していきますね。お付き合いください。
八重山観光フェリーのツアーを利用
今回の竹富島への旅は、八重山観光フェリーの「竹富島水牛車観光+レンタサイクルフリータイム(ホテル送迎)」をネットで事前に予約し利用しました。
以下のサービスがセットで、期間限定10%割引で1人5580円。
・ホテルからユーグレナ石垣港離島ターミナル間の送迎バス
・竹富島への往復乗船券
・水牛車観光
・レンタサイクル
宿泊していたコンフォートホテルが石垣港から離れた場所にあったので、ターミナルまでレンタカーでいくか?このサービスで行くか?迷ったのですが、全てのサービスを別々に都度都度購入するより、事前予約できてスムーズでしたのでこちらの方を選びました。
①ユーグレナ石垣港離島ターミナル
ターミナル到着
8:30にコンフォートホテル前に迎えに来てくれた送迎バスに乗り、他のホテルを経由して、ユーグレナ石垣島離島ターミナルに到着。
ターミナルの建物に入ります。
各観光会社のカウンターがずらっと並んでいます。
八重山観光フェリーカウンターへ
事前に申し込んだ八重山観光フェリーのカウンターに向かいます。
各種サービスの券をもらいます。
竹富島観光コースの説明の紙。
到着後の流れとしては、シャトルバスに乗って、竹富観光センターに向かいます。着いたら、水牛車観光。その後、自転車を借りて、竹富島を自転車で自由散策という流れ。
また、この時点で、帰りのターミナルからホテルまでの送迎バスの乗車時間を聞かれました。
石垣島の英雄 具志堅用高像
9:30出港まで時間があるので、ターミナル周辺を徘徊しました。すると具志堅用高像を発見。自分の中でボクシングのチャンピオンといえば、具志堅選手。子供の頃見ていた彼の強さは半端なかったですね。あの奇想天外な闘い方、カエル飛びが特に印象に残っています。そんな偉大な彼が、今やあんな天然キャラでテレビでいじられるタレントになるとはね。人生わからないものです。
石垣島尖閣諸島情報発信センター
ターミナル内の中2階に尖閣諸島情報発信センターがあったので覗いてみました。
尖閣諸島は中国との領海問題でたびたびとりだたされるという程度の知識しかありませんでした。不勉強で申し訳ありません。尖閣諸島は石垣市だったんですね。しかも地理的な位置も初めて知りました。まさに中国や台湾に接する位置にあったんですね。
尖閣諸島は、魚釣島、南小島、北小島、久場島、大将島、沖ノ北岩、沖ノ南岩、飛瀬からなる島々の総称。行政区域は石垣市、最も大きな魚釣島は、石垣市の北西170kmに位置するそうです。この周辺海域は、豊かな漁業資源があるとともに、1969年に石油埋蔵の可能性が報告されています。その報告の後、突如、中国や台湾が初めて領有権を主張するという事態になったそうです。
明治時代には、尖閣諸島を開拓しアホウドリの羽毛採取をはじめとする事業を展開するために人が住んでいましたが、事業が成り立たないようになり、今は無人島となっています。
しかし、1978年に民間の政治団体が魚釣島に一対のヤギを持ち込んだところ、今や300頭とも500頭とも言われるほど増殖しているとのこと。そのため、海岸や斜面にある草木を食べる食害によって、土砂の崩落や浸食により島の崩壊が懸念されているそうです。後先考えない行為は自然に甚大な影響を与えることを人間は身にしみて感じなくてはいけません。
センター内には、数多くの展示とともに、3D模型の上にプロジェクターでさまざまな情報を投影してくれるジオラマがありました。
ここでと、持ち帰った石垣氏が発行したパンフレットで色々と勉強させていただきました。そして、改めて、石垣島も尖閣諸島も台湾とは目と鼻の先で中国ももうすぐという位置関係を改めて実感しました。中国と台湾の有事や領海のいざこざが大事にならないよう、そしてこの美しい島々での平和が続くよう祈るばかりです。
いよいよ乗船
乗船の時間が近づいてきました。
この船に乗りました。
船内はこんな感じ。予想以上に結構広い。
石垣湾を出ようとするあたりで、湾岸警備隊の船がいくつか停泊しているのを見つけました。これも石垣島の置かれている状況を示しています。
乗船時間約15分、あっという間な感じで竹富島に到着です。船自体そこそこ大きくそれほど揺れませんでしたし、この時間なら、船酔が心配な方でも大丈夫だと思います。
②竹富島
竹富島は、周囲9kmの小島です。起伏の少ない平坦な島。ウイキペディアによると2019年には人口364人だということで、小島ながらも人々が暮らしています。昔ながらの家屋や原風景、小中学校も見られました。
水牛車観光
船を降りて、すぐ脇に停めてあったシャトルバスに乗って、島の市街地中心部の竹富観光センターに到着。
まずは、水牛車に乗る受付をします。
こんな水牛車に乗ります。
水牛はメスのオリオンちゃんでした。
女性のガイドさんが色々お話ししてくれる中、オリオンちゃんはのっしのっしと客車を引っ張って、竹富島の市街地を案内してくれます。
オリオンちゃんのセクシーなお尻。事前に見たYOUTUBEの動画でみた水牛は、結構気まぐれで怠け者で、止まったまま微動だにしないこともありました。なので、今回も時間がかかるもんなんだろうなと予想していました。しかし、オリオンちゃんは勤勉。それほど立ち止まることもなく、しっかりとした足取りで進んでくれました。
驚いたのは、90度のコーナーを曲がる時に、しっかりと内輪差を考えているかのようにコースどりしているということ。クルマが牽引するトレーラーのように、客車の長さもかなりあります。何も全く考えずに進んでいると客車の内輪が石垣に当たって、バックもできずににっちもさっちも行かなくなることも考えられます。1回危ないシーンがありましたが、それ以外は、安定した走り。しっかり訓練されているのだと思います。素晴らしいと思いました。
ガイドさんが教えてくれました。水牛は汗をかく器官(汗腺)が無いので体温調節ができないそうです。なので水浴びや泥水に浸って体温を調節をする為に湿地帯にに生息しているのです。ですが、陸地でこういうサービスをしてくれているということで、時折こうやって水浴びさせて体温調節させているそうです。
最後の方で、ガイドさんが三線で沖縄の曲を披露してくれました。2曲目はリクエストを聞いてくれて、うちの奥様が夏川りみさんの「涙そうそう」をリクエストして、歌ってもらえました。夏川りみさんは石垣島出身だそうですね。知りませんでした。
降車後に記念撮影をしてくれました。
水牛たちの相関図付き。
外から見るとこんな感じです。
前盛屋レンタサイクル
水牛車観光を終えて、自転車を借りに行きます。
借りた自転車がこちらです。普通のママチャリです。でも新しい自転車でした。
特徴的だったのは、カギがついていないこと。竹富島のおおらかなところを表していますね。まあ、島で閉ざされていますから無くなることはありませんよね。ただ、駐輪場に停めていて乗り違えて勝手に乗られてしまうことはあるそうで、その時はレンタサイクル屋に電話連絡してくださいとのことでした。
また、地図をもらいました。これは重宝しました。今回はこの地図のみを頼りに島内観光をしました。
注意点としては、パンクの恐れがあるため、東側の海岸(アイヤル浜)やコンドイ浜に通じるブルーのラインの道は通らないようにと言われました。
そして、最終の帰りの船に乗るためには、16:00時には返してくださいと言われました。その時は「正直そんな時間までいないよ」なんて思っていましたが、結局のところ最終便に乗っていました。それだけずっといたいと思う素晴らしい島だったということなんです。
まずは西側の海岸を目指します
レンタサイクル店から西の方向の海岸を目指して自転車を漕いでいきます。道は舗装されてないところが多く砂地で、自転車を漕ぐのは少し大変。こんな南国らしい大きな樹の下でちょっと休憩しながら、ぼちぼち進んでいきます。
ブーゲンビリアなど色とりどりの花々が咲き乱れて綺麗でした。
西桟橋
レンタサイクル屋さんから5分程で、西桟橋に到着。入り口から、絶景が垣間見れます。
うわーすごい!!
なんという美しい景色。(すみません。奥様の髪の毛がフレームインしております。)
先端まで行ってみました。
好き通った水と奔放に泳ぐ魚たち。
本当に心癒されます。
コンドイ浜
続いて、南下して5分のコンドイ浜。海水浴場だそうです。
こちらも入り口から、美しさ間違いなしの風景が覗いています。振り返ってみると、ここが今回の旅で絶景No.1の場所だったと思っています。
いやー、やはり。美しい、、、
砂浜はもう混じり気なしの純度100%の美しさです。
砂浜に沿って歩いていくと、向こうのほうに白い砂州が見えています。
どんどん進んでいってもずっと遠浅の白浜。海に浸かりながらもどんどん遠くの方まで歩いて行く人を見かけました。あんなとこまで行けちゃうのか?って思いました。
カイジ浜
続いて、さらに南下して5分のカイジ浜。星砂で有名な海岸です。
みなさん、頑張って星の砂を見つけています。
奥様も、星砂探索に没頭していました。自分は早々にリタイア。木陰で涼んでました。
市街地散策
続いて市街地に戻って散策。クルマが通る舗装路を戻って、市街地に入っていきます。
島の中心部に戻りました。水牛車観光のガイドさんが教えてくれた、竹富島1番の展望台と言われている「あかやま展望台」へ。
赤瓦の家々が建ちならぶ竹富島らしい風景を見ることができました。
その隣に、なごみの塔がありましたが、階段が急で狭くて高所恐怖症の自分は怖くてリタイアしました。
自転車を漕ぎ漕ぎ進んでいくと、石垣が積まれた昔ながらの原風景が見えてきます。
ブーゲンビリアが咲き乱れています。
ブーゲンビリアの色鮮やかな花びらは、花でなく葉っぱなんだそうですね。これも水牛車のガイドさんが教えてくれました。知りませんでした。
石垣に乗るシーサー。
バナナを発見。南国らしさ爆発です。
こちらも南国らしい木々に囲まれた回廊です。
この写真も、竹富島らしくて気に入っています。
石垣って実はただ石を積み重ねて乗っけているだけなんですね。接着剤で固めたりしていませんでした。これも初めて知りました。
中心部にあった東屋。日差しがきつかったこともあって、憩いの場になっていました。
そして小中学校。子どもたちがのびのび育ちそうです。
再びコンドイ浜・西桟橋に行ってみると
市街地をひとしきり回った後、もう一度美しい海を目に焼き付けたいという奥様の希望で、再び、コンドイ浜、西桟橋に向かいました。
着いたのは14時半過ぎ。すると全く違った景色になっていました。そう、潮が引いていたのです。
潮の引いたコンドイ浜。
あんなにエメラルドブルーの美しい色を重ねていた海がなくなってしまっています。
藻の緑が目立ちます。
向こうに見えていた砂州が大きくなっています。
どこまでも歩いていけるような陸地となっています。
西桟橋も同様。完全に潮が引いた状況。
教訓としては、お目当ての海岸は潮が満ちている状況で行くことが大事だなと思いました。この日午後の便で訪れた方々は、残念ながら本当の竹富島の海岸の美しさをみることができなかったのだと思います。
レンタサイクルを返して竹富港まで歩く
15:30頃レンタサイクルを返して、徒歩で竹富港に向かいました。
放牧された牛さんたち。のんびりしてます。
道の脇にある木に咲く花。これが自分が大好きな曲「島唄」の歌詞の出てくる「でいごの花」なんですね。初めてみました。調べてみると春の到来を表す花だそうです。
すばらしい島でした。ありがとうございました。
船の待合室にあったホワイトボードに、満潮・干潮の時間が記されていました。結果的にそれぞれの時間に海岸に行ったことになりましたね。
③石垣島に戻り、あじまー商店(居酒屋)
最終の16:30の船に乗り、石垣島に戻りました。
夕食は、色々探した結果、ターミナル近くのあじまー商店さんにしました。
奥様は、シークワーサーサワーをチョイス。
自分は、石垣島地ビールで。バイツェンビールで美味しゅうございました。
最後の夜ということで、奮発して刺身盛り合わせを注文。現地の新鮮なお魚の刺身がコリコリとした食感ですごく美味しかったです。塩で食べるのも新鮮でした。
魚の名前に合わせて、QRコードを読み取るとお魚図鑑が出てくるという面白いサービスがありました。
こちらはもずくの天ぷら。
王道のゴーヤチャンプル。
ジューシーおにぎりも美味しゅうございました。
観光3日目はここまで
観光3日目は、大満足の竹富島観光でした。
本当に美しくて自然が豊かで、癒されたい気持ちでいつまでもずっといたいと思う島でした。また行ってみたいと思う島でした。
翌日は最終日で夕方の飛行機で時間はありましたが、奥様の神通力も途絶え雨の1日。少し時間潰しのようになってしまいました。
なのでお話としては、この日が今回の旅のピークというかフィナーレとなり、それに相応しい大満足の島だったと思います。
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