四国の旅 初日は松山市内観光です
2年越しで実現した四国への6泊7日の旅。
※全体の流れは、こちらのまとめ記事をご覧になってください。

初日、11時に松山空港に到着しました。愛媛と言えば、みかん。
愛媛のゆるキャラの”みきゃん”がお出迎えです。愛媛の至る所に、この”みきゃん”がいて、みてるとほんわかしました。

空港からは、バスで松本市駅へ向かいました。滞在するホテルに荷物を預けたのち、市内観光スタートです。
初日の訪問地は、
①味暦 正生
②松山城
③道後温泉
④黑船 SOBA TENPLUS 松山市駅前店
⑤コンフォートホテル松山
それぞれをご紹介していきますね。お付き合いください。
①味暦 正生
まずは昼食ということで、松本市駅の近くにあるこちらのお店にきました。

朝早い飛行機だったので、腹ペコでした。なのでガッツリいこうと思い、「上にぎり大盛り(プラス3貫)」をチョイス。

握り13貫、茶碗蒸し付きで2200円。
+食べ応えがある上に、リーズナブルな値段
+茶碗蒸しがついている
+新鮮で厚みのあるネタ
−シャリが小さめ
しっかり、ガッツリ、美味でした。
ちょっとびっくりしたのが、ウニやイクラの握りにもワサビが入っているんですね。四国はみんなそうなんでしょうか?意表をつかれて、うっときました。
②松山城
腹ごしらえした後は、松山城です。
松山市駅から北上していくと、城山公園につきあたります。
園内にあるNHK愛媛放送局を左手に見ながら歩いて行くと、広大な芝生広場が広がります。当日は日曜日ともあって、いろんなイベントが開催されていました。この広場の奥に進んでいくと、

松山城の入り口があります。
入り口に入ると坂道になっていきます。でもまだ穏やか。
進んでいくと、石垣が聳え立ち始めます。鋭利な刀のようです。

すると、だんだんと急斜面に。
そして、急な石段がこれでもかと続いていきます。熊野古道の階段を思い出しました。太ももがプルプルしてきました。

重要文化財の戸無門。

戸無門をくぐると、登録有形文化財の筒井門。

筒井門の隣にひっそり隠れる隠門。
3つの門を通過して、息を切らしながら登り切ると松山城。ゆるキャラのよしあきくんがお出迎えしてくれました。でもよしあきくんって誰?と思いました。

この看板に解説がありました。
看板の文章を引用させていただきます。
松山城「築城物語」
松山城は、慶長7(1602)年正月15日、賤ヶ岳七本槍で有名な加藤嘉明によって起工されました。石材などは、正木(松前)城や湯築城などから運ばれたものも多かったようです。嘉明は、足立重信を普請奉行として工事に着手、おおたたさん(魚の行商をする女性)が砂を運び、近郷の農民が手ぐり渡しで瓦を運ぶなど、多くの人々が工事に従事しました。
翌慶長8年10月に、義昭は正木(松前)から新城下に移り、城下を松山と命名し、城の名前を松山城としました。
城全体の感性は、加藤嘉明が会津四十万石に移封となった、寛永4(1627年)年頃といわれています。約26年の歳月をかけて築城されたこととなります。
なるほど。よしあきくんは、加藤嘉明くんだっだんですね。歴史に疎い自分なので、このYoutubeの動画で加藤嘉明氏の勉強をさせてもらいました。
また、松山城は、別名「金亀城」とも呼ばれているとのこと。先ほどの看板の解説によるとこうです。
別名「金亀城」の名前の由来
お城は、標高132メートルの山(勝山)の上にあり、勝山城または金亀城とも呼ばれています。松山城の築城の際、山麓の内堀(愛媛県長西側)の処が、深い淵になっていて、そこに「金色の亀」が棲んでいたといわれています。その伝承にちなんで、別名「金亀城」と呼ばれるようになりました。
もう少しで新潟戦の試合が始まるということで、城の中に入るのは断念。天守閣をしばし眺めて、ホテルに向かいました。

松山市が一望できました。

自分が入った入口は、城の西側でしたが、反対の東側にはロープウェイがあって苦労せず登れるとのこと。逆に言うと、ロープウェイがあるほど急な坂だということです。
初日から、アクティブな妻からの洗礼を受けました。しかし、それは序の口だったのです。その後に幾度となく試練があることは、この時は知る由もありませんでした。
③道後温泉
試合終了後、お得意の新潟相手に引き分けという残念な結果に気落ちしながらも、路面電車に乗って道後温泉に向かいました。
最初に、伊予鉄道の路面電車について
ここでちょっと脱線しますが、松山の路面電車についてお話ししたいと思います。この旅では、何回も路面電車を利用しました。
それで面白かったのが、車両が新旧多岐にわたっていたこと。最新のものもあれば、自分と同い年ではないかと思うほどのクラシックな電車もありました。乗り心地も全く違っていて、クラシックな電車は、場所によっては路面の凹凸をもろに吸収して、乗っていて座席から浮き上がるくらいの上下動を感じる場面もありました。しかし、それもまた味があって、なんか頑張っているな、なんとなく嬉しいなと思っていました。
こちらは新目の車両。
クラシックな車両に乗ったのですが、外観の写真を撮り損ねてまして、乗車時のこの写真しかありませんでした。
このボタン。懐かしいですね。高校時代に乗っていたバスでよく見かけたボタンです。ということは、40年、50年経っているのかな。この車両。
ウィキペディアで調べてみると、77号か78号と呼ばれる車両しか現役じゃないようで、しかも、それらは1965年製。ほぼ同い年じゃないですか!惹かれるわけです。
道後温泉駅に到着
道後温泉へは、最新の車両に乗って向かいました。


趣のある駅舎です。

坊ちゃん電車が展示してありました。最終日に走っているところに遭遇できました。

昔ながらのアーケードのある商店街を通っていきます。

多くの飲食店や、坊っちゃん団子の店などがあり、多くの観光客で賑わっていました。

道後温泉本館に入湯
商店街を右に曲がってまっすぐ行くと突き当たりに、趣のある建物が見えてきます。それが道後温泉本館です。

道後温泉は、
・日本三古湯の一つ
・スネに傷を負った一羽の白鷺(しらさぎ)が、この温泉に足を浸していたところ、傷が治ったという伝説があり、人々が温泉に入るようになった
・文豪の夏目漱石や正岡子規も道後温泉をこよなく愛した
・明治時代、町長だった伊佐庭如矢(いさにわゆきや)氏が老朽化した道後温泉本館の改築に尽力した(その他、松山城、道後公園、道後鉄道の整備にも尽力された)
道後温泉本館のパンフレット、およびこちらの記事を参考に勉強させてももらいました。
ここまできたら入っておかないとということで、入湯しました。
パンフレットによると、建物としては3階建。ベーシックな神の湯と、ハイグレードな霊の湯があり、両方とも1階にあります。霊の湯は、2階に上がって入り口があり階段を降りて1階の湯に入るという、変わった構造になっていますね。2階、3階は休憩室や個室があります。料金に応じてハイグレードな個室が選べます。

自分たちはゆっくりするつもりはなかったので、神の湯(60分 700円)に入ってきました。
現代の温泉施設とは全く違い、施設としては古く、多くのお風呂はありません。しかしながら、昔ながらの趣のある建物と温泉施設は、なんとも言えない味わいと懐かしさを感じさせてくれます。やや深めの浴槽にゆっくりと浸かりながら、何か昭和にタイムスリップしたような感覚を感じました。
入浴後、周囲を散歩しました。この写真は、道後温泉の建物を側面から見たところ。日本家屋の美しさを感じる建物です。よく見ると、てっぺんに白鷺の像が見えますね。

道後温泉の建物の裏手に回ってくると、「漱石 坊ちゃんの碑」がありました。松山と言えば、「坊ちゃん」。「坊ちゃん」と言えば、夏目漱石ですね。

坊ちゃんの碑を左脇に進んでいくと、空の散歩道と書かれた看板がありました。

坂道を登っていくと、ちょっとした展望台のようになっていて、高いところから温泉街が一望できました。足湯にも入れるようになっていました。

坊ちゃんからくり時計
商店街を戻ってきて駅に近づいて来たら、何やら音楽が聞こえて来ました。
その時は、夕方5時半。通常は、午前8時から午後10時までの間、1時間ごと(下記の期間は30分ごと)なのだそうですが、以下の場合は、30分ごとに動いてくれるそうです。
・土日祝日
・3月、4月、8月、11月(毎日)
・年末年始(12月28日から1月5日まで)
・ゴールデンウィーク(5月1日から5月5日まで)
ちょうど日曜日だったので見ることができました。
多くの人形が出てきて音楽と共に我々を楽しませてくれました。

終わると、元の位置へ。相当高く伸びていたことがわかりました。


④黑船 SOBA TENPLUS 松山市駅前店
路面電車で、松本市駅まで戻って来ました。
移動もあり疲れたこともありますし、明日からのロングドライブのために早めに寝たいところ。
なので、松本市駅周辺の飲食店を探しました。
”まつちか” と呼ばれる地下街をぐるっと回ってみると、気になるお店を発見。
それが、”唐揚げ食堂ごいち”さん。
唐揚げ大好きな自分としては頑張りましたが、奥様が鶏肉が苦手ということで断念。しかし後日談になりますが、旅から戻ってきて”バナナマンのせっかくグルメ”を見ていたら、日村さんがここを訪れているではありませんか!!いやー行っとけばよかった!!残念!!
その後、まつちかから地上に出てすぐのお蕎麦やさん、”黑船 SOBA TENPLUS 松山市駅前店”に入ってみました。
黒紅そばをおすすめされたので、自分が鶏黒紅そば(温かい出汁)、妻が豚黒紅そば(冷たい出汁)を注文しました。

つけ汁がスパイシーで奥深い味わい、鶏肉も本当に美味しかったのですが、蕎麦が柔らかすぎました。本当にそこが残念でした。鶏肉は温かい出汁しか選べなかったので、冷たい出汁が選べたら印象が変わったのではないかとも思いました。
⑤コンフォートホテル松山
初日のホテルは、コンフォートホテル松山でした。
石垣の旅の時にもお世話になりましたが、コンフォートホテルは、名前の通り、快適の一言!(奥様はコンフォートの意味を知らなかったようですが)
+新しく綺麗で、部屋も浴室も広々
+テレビも大きく多くのチャンネルが見れて本当に快適
+朝食バイキング付き
+朝食会場の”コンフォートライブラリーカフェ”では、本があってゆっくり読書も可能
+チェックアウト後もスーツケースを預けるロッカーもあり
+立地も文句なし
+これで7600円(ポイント1000円利用)なんてコスパ最高

改めて素晴らしさを実感しました。
観光初日はここまで
観光初日は、移動と新潟戦観戦ということで、観光の時間が短かったですが、松山の雰囲気を感じ取ることができてよかったと思いました。
2日目は、レンタカーをピックアップしてしまなみ海道をドライブ、尾道観光をして今治に戻っていくる予定です。
それでは次回。
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