四国の旅 2日日は、しまなみ海道ドライブです
2年越しで実現した四国への6泊7日の旅。
※全体の流れは、こちらのまとめ記事をご覧になってください。

2日目は、レンタカーを借りて松山を離れ、今治に向かいました。今治から、しまなみ海道をドライブして、尾道へ。尾道観光した後、しまなみ海道を戻って今治に宿泊しました。
訪問地は、
①アシックス里山スタジアム
②多々羅大橋
③尾道商店街
④千光寺(ロープウエイ・展望台)
⑤尾道の港
⑥亀老山展望公園
⑦白楽天
⑧サンライズ糸山
それぞれをご紹介していきますね。お付き合いください。
①アシックス里山スタジアム
松山市内でレンタカーをピックアップして、今治市に向かいました。しまなみ海道街道の四国のスタートポイントです。
その途中、観光大臣が「ショートカットできる道があるよ」というので、ナビを無視して通った道の脇に何やらいくつもののぼりを発見。よく見るとどうもFC今治ののぼりらしい。少し進むと、スタジアムの入り口に。せっかくだということで寄ってみました。
そこがFC今治のホームスタジアム「アシックス里山スタジアム」だったのです。
アシックスがネーミングライツしているスタジアムらしく、外壁にはクラブのエンブレムと共にアシックスのマークがありました。アシックスは調べると、神戸の会社。今治にゆかりはなさそうなんですが、この地のポテンシャルを感じての投資なんだと感じました。

ピッチの周辺を歩いてみました。印象としては、
+とにかく綺麗。芝が美しく印象的。
+コンパクトで、選手との距離感を近く感じます。
+グラウンドが近い。フェンスというものがなく、臨場感たっぷりです。
ー反面、外から観客席に入るのも、観客席からグラウンドに入るのもいとも簡単。将来的にJ1に上がってきた時、サポーターが乱入したり暴動を起こすようなリスクを考えると、試合運営がしっかりできるのか?心配になります。(浦和は、名古屋戦の暴動という負の記憶がありますから)
ーJ1に上がってきた時、収容人数が足りないのでは?と心配になります
wikipedia 今治里山スタジアムで調べてみたところ、収容人数の件は、1.5万人に増設可能なようにここにスタジアムを作ったとのこと。その時にフェンスなど、整備することになるんでしょうね。



試合スケジュールを見たら、前日にジェフ市原との試合をやっていました。確かに、前日に乗った羽田-松山便の飛行機にジェフのユニフォームを着たサポーターが乗っていましたね。どんな雰囲気なんだか体験してみたかったです。
J2の厳しい戦いを勝ち上がって、是非J1の舞台で浦和と対戦する日が来るのを楽しみにしています。その時は、このスタジアムでのアウエー戦に参戦したいと思います。
②多々羅大橋
スタジアムを後にして、今治北インターから高速に乗り、しまなみ海道をドライブ、尾道に向かいました。その途中、大三島インターで降りて、多々羅大橋を訪れました。
こちらが、多々羅大橋。
海が澄んでいて、とても綺麗です。

サイクリストの聖地記念碑
ここ、多々良大橋の袂にある道の駅 「多々良しまなみ公園」には、サイクリストの聖地記念碑がありました。

しまなみ海道が多くのサイクリストに愛されることを願い、建立した記念碑だそうです。

予定にはなかったのですが、急遽自転車を借りて、橋を渡ってみようということになりました。
実は翌日、しまなみ海道を自転車で走る予定で電動自転車を予約していました。まあ、それの予行演習、準備体操的な感じで借りてみたのです。
初体験が2つありました
この時、自分にとって初体験がふたつありました。
シェアリング自転車を借りること
レンタサイクル屋さんに行ってみたところ、多々羅大橋を渡ってすぐ戻ってくる程度の距離と時間だったため、シェアリング自転車の方がいいというアドバイスを受け、シェアリング自転車を借りてみることになりました。
あったのが、さいたま市でも至る所で見かける「HELLO CYCLING」。しかし、やってみたことがなく初体験。
アプリのダウンロードから、会員登録、支払い方法の設定から始めました。そこからは、非常に簡単だったというのが感想です。
自分のいるサイクルステーションを選ぶと在庫の車両が出てきて、目の前にある良さそうな自転車を選んで、その番号の自転車のボタンを押すとキーロックが解除されます。返却する時は手続きをすれば、使った時間分課金されます。
いやー手続きは簡単でした。
要領はわかったので、地元や東京などに遊びに行った時には使ってみたいと思います。

電動自転車に乗ること
電動自転車に乗るのが、この歳になって初めてでした。
これまで、九州男児の頑固さが邪魔をして、電動がなんとなく邪道だと感じていました。それと、まだそんなものに頼るものかという意地というか変なこだわりのようなものがありました。
この日、初めて乗ってみての第一印象は、「楽」の一文字。当たり前ですけど。
坂道には絶大なパワーを発揮することがよくわかりました。橋の袂の坂道はぐんぐん進んで楽でした。
反面、言いたいところはいろいろありましたが、3日目に借りた自転車のところでお話ししたいと思います。

橋を通過します。この時に思ったのが「怖い」。そう自分は高所恐怖症なんです。
高いところに来ると、後ろ足がすくむのです。そう感じながらも、自転車を漕ぐという感覚がなんとも言えませんでした。翌日の予行演習として、幾分それに慣れることができたのも良かったと思いました。

多々羅大橋の途中に愛媛県と広島県の県境があります
多々羅大橋は県境だったんです。愛媛県から広島県にお邪魔します。(すぐ、戻ってきたんですけどね。)

広島側の生口島に渡ったところで休憩。休憩後はUターンです。

レンタル自転車を返却した後、クルマに乗り込み、尾道に向かいました。
③尾道商店街
四国の旅と題しながら、しまなみ海道を渡り切り、尾道に到着。駐車場にクルマを止めて徒歩で尾道散策スタートです。
尾道駅を横目に、商店街に向かいます。

尾道本通り商店街の入り口に到着。

尾道ラーメン しょうや飯店さんへピットイン
お昼時でもうお腹ぺこぺこだったので、商店街に入ってすぐの「尾道ラーメン しょうや飯店」にピットインしました。
店構えはこんな感じ。

初めて食べる、尾道ラーメン。平日は、大盛り無料ということで、迷わずお願いしました。
サイトによるとガツンと来る醤油ラーメンと書いてありましたが、自分にとっては優しい味ですごく美味しかったです。自分は、旭川の醤油ラーメンに慣れているのでそう感じたのかもしれません。
揚げ玉のように見えたものが浮いていましたが、背油の塊のようなものでした。

机の上にあった調味料の「にぼし酢」。初めてみました。食後に気付き、残ったスープに入れて味わってみました。さらに優しい味になり、味変できます。早く気づけば良かった。

食後お店を出る時、店主の方が外まで出てきて丁寧にご挨拶していただいたことにも好感を持ちました。ごちそうさまでした。
尾道商店街を散策
お腹いっぱいになったところで、尾道散歩再開です。ぶらぶらと商店街の中を歩いていきます。

商店街の脇道を覗くと、懐かしい風景と共に海が見えています。趣があります。

ノスタルジックなお店が並んでいます。

今時珍しい町のたばこやさん。昔はいっぱいありましたね。

これもいつの間にか姿を消している、タバコの自動販売機。久々に見た気がします。タバコが高いのにも合わせてびっくりです。

こちらは、大和湯という銭湯かと思ったら、銭湯を改装した居酒屋だそうです。日本らしい古い街並みを大事にして、リノベーションするのは素晴らしいですね。ヨーロッパのようです。

尾道商業会議所という歴史のある建物を発見。

中に入るといろんな展示がありましたが、さらに奥に行くと議事堂がありました。昭和初期とも思われる室内。議長の席に座らせてもらいました。

こちらも明治時代を彷彿とさせるお店です。

何やらおしゃれな喫茶店の脇に、気になる入り口がありました。

こんな感じの狭い路地の奥には、ゲストハウスがありました。なんとも雰囲気がある場所です。
この右側にある喫茶店「喫茶部あくび」は、旅行から帰ってきた後に放映された「バナナマンのせっかくグルメ」で日村さんがパフェを食べていましたね。いやーお茶しとけば良かった!

途中で寄ったお土産屋さんにあった、パロディグッズ。訴えられないか心配になるパクリっぷりです。

尾道の舞台にした映画
近日公開の「リライト」
先ほどの尾道商業会議所の中にあった映画のパンフレット。(しわしわになっていてごめんなさい。)

池田エライザさん主演の「リライト」という映画でした。もうすぐ公開ですね。
この映画は尾道を舞台に撮影されたそうで、千光寺や尾道本通商店街などなど、自分が今回訪れた場所が多く登場するようです。先ほどのパンフレットの裏に映画のロケ地の紹介がありました。
これは、見てみたいなと思って、サイトを見てみました。
いやー尾道以前に内容が面白すぎて、予告編だけ見ていても引き込まれました。
思い出したのが、幼い頃にワクワクしながら見ていた「謎の転校生」(NHKで放送)。検索してみると出てきまして、当時の気持ちを思い出しました。
そんなワクワク感を感じる気がするこの「リライト」はきっと見ないわけにはいかないと思いました。
尾道で撮影された映画
その流れで、尾道で撮影された映画を調べてみました。尾道は、そのノスタルジックな街並みから、映画のロケ地として知られていて、特に、
・大林監督の「尾道三部作」である「転校生」、「時をかける少女」、「さびしんぼう」
・小津安二郎監督の「東京物語」
などがあるそうです。特に
「転校生」は、尾美としのりと小林聡美主演で、男の子と女の子が入れ替わるお話。
「時をかける少女」は、原田知世主演で、タイムトラベルと青春学園もののお話。
その2作品は、印象に残っています。青春もの×SFチックなお話が多いですね。
当時自分も青春時代真っ只中でしたし、SF大好きでしたから何か引き込まれるものがありました。どっぷりとハマってしまいました。
改めて見直してみたいと思います。
⑤千光寺(ロープウエイ・展望台)
商店街をほぼほぼ歩ききって左折、電車のガード下をくぐると、ロープウエイ乗り場があります。尾道の町が一望できる展望台と千光寺に向かうロープウエイです。
全体像は、こちらの案内図を参照してください。
ルートとしては、ロープウエイで頂上展望台へ。そこからこの図の右側にある文学のこみちを降りていって、途中の千光寺へ。さらに階段を降りて、猫の道を通ってロープウエイ乗り場に戻ってきます。

ロープウエイに乗車
こちらが、千光寺山ロープウエイ乗り場。

運賃は、大人片道500円、往復700円です。往復すると、展望台にしか行けないので、千光寺にも寄りたい方は片道が良いですね。
ロープウエイのサイトがありましたので、リンクさせていただきます。
ロープウエイは、15分おきに出発します。
実は、自分たちのゴンドラが発車した直後に、乗ろうとして間に合わなかった人がいて、それが有名俳優のA・Eさんでした。あんな大御所がフラッと立ち寄る尾道は、やはり芸術家の感性をそそる街なんだなぁと思いました。(プライベートなので、お声をおかけしませんでした。)

登っていくと、尾道の街並みがどんどん広がっていきます。

展望台に到着
展望台からの景色は、壮観。展望台の左手方向は、向こう側の島々まで綺麗に見えます。

展望台の正面には造船所が見えています。

展望台の右手方向も綺麗な島々が見えていました。しばし、うっとりしながらボーッとしていました。

文学のこみちを通り下山
ひとしきり景色を堪能した後は、下山。文学のこみちを通ります。

この道の脇には、正岡子規や志賀直哉など、尾道にゆかりのある作家の文章が石に綴られています。
中でも、尾道出身の林芙美子さんは、森光子さんが長年演じていた舞台の”放浪記”の作者だったとのこと。初めて知りました。


千光寺
文学のこみちを降り切ると、切り立った岩の壁が現れます。

そこを通り過ぎると、もうすぐ千光寺です。

千光寺の脇に夫婦岩がありました。

猫の細道
千光寺をさらに下っていき、みはらし亭カフェを左折していくと、猫の細道があります。


いやー、ノスタルジック!

猫の細道の入り口にある、「梟の館」というカフェに立ち寄りました。この入り口からして興味をそそりますよね。
店内は撮影禁止だということで、写真は撮れませんでしたが、ベランダ側の席で緑を見ながらゆっくりと美味しいコーヒーを楽しむことができました。
猫ちゃんが我が物顔で出入りしてきて、愛想もなくツンツンしていましたが、可愛かったです。

⑥尾道の港
猫の細道を下って、港の方に出てきました。
フェリー乗り場
海沿いの道を歩いていると、対岸の向島を往復するフェリー乗り場が3つほどありました。
運賃はお安く、人なら何十円、車なら数百円レベルで乗れるようです。時刻表もなく、”ひんぱんに運行”という言葉が書いてあります。向こう岸が見えるわけですから、もうすぐ着くなんてわかりますからね。

フェリーが生活の一部になっているなんて、この地ならではの風景だと思います。
夕方の時間帯、通勤通学の方たちが多くフェリーを使って帰っていきます。

ONOMICHI U2
駐車場に向かって海岸線沿いを歩いていく途中に気づいた建物。「県営2号」と書かれた、いかにも倉庫です。しかし、ちょっと違う様子です。近づいてみました。

こんな看板がありました。いろんなもの中にあるようです。しかも、わざわざ看板をさびさせて建物にマッチさせようという工夫が素晴らしい。

こちらは、「ONOMICHI U2」という施設でした。
こちらのサイトによると、
1943年に建てられた「県営上屋(うわや)2号倉庫」という名称の海運倉庫をリノベーションし、2014年3月にオープンしました。
だそうです。改めて、景観を損なわないように古い建物をリノベーションして命を授けるのは素晴らしいことだと思います。
中は、ホテルや、ショップ、レストラン、GIANTのショップあります。特に「HOTEL CYCLE」というホテルは、サイクリストのためのホテルのようで、しかもオシャレ。ぜひ泊まってみたいと興味をそそりました。
⑦亀老山展望公園
尾道をあとにしたのが17:30。次に予定しているのが、今治に戻る途中の大島にある「亀老山展望公園」です。夕暮れが近づく中、明るいうちに着くかハラハラしました。
高速を降りて、山を登って行ったわけですが、展望台まで行くワインディングが超狭い。センターラインがなく対向車が来ると接触しそうな道で、それほどスピードを上げられません。コーナーごとに、カーブミラーで対向車が来るかどうかを確認しながら登っていきます。
結局、尾道から1時間、日没前に滑り込みで到着しました。

来島海峡大橋の向こう側の島々に暮れゆく夕陽。息を呑むような絶景です。

徐々に徐々に日が落ち、夕日が雲の彼方へと沈んでしまいました。

ここは、もう一度来たいと思わせてくれる場所でした。
夕日が見れて最高でしたが、昼間にくれば、360度 瀬戸内海が展望できるということで、また違った感動が味わえると思います。今度は、昼間を狙ってきてみたいなと思います。
⑧白楽天
2日目に泊まるホテルにチェックインして、夕食のためのレストラン探し。せっかくなら名物をということで、観光大臣が見つけたのが、今治名物「焼豚玉子飯」です。
白楽天というお店にお邪魔しました。

焼豚玉子飯と唐揚げのセットをオーダー。
初めて食べた焼豚玉子飯。食べ始め、タレが自分には甘すぎるなと感じました。しかし、食べ進めると慣れてきて、これはこれで美味しい。卵を混ぜると甘さも中和されてちょうど良くなってきました。独特な味でしたが、美味しくいただきました。唐揚げもジューシーでとても美味しかったです。

いやー満腹満腹でした。
⑨サンライズ糸山
2日目の宿泊は、来島海峡の今治市側の袂にある「サンライズ糸山」でした。
観光大臣は、予約時に今治市内のホテルと迷っていたのですが、こちらのホテルで大正解でした。大満足なホテルでした。
+なんといっても部屋から見える絶景。来島海峡大橋と瀬戸内海が本当に素晴らしい。
+レンタサイクルターミナルが併設されていて、すぐ借りることができる。
+2人宿泊で1泊1人3300円というリーズナブルな価格。
+ホテルにあるようなサイズの大浴場あり。
(自分が入浴した時は1人でした。)
+「風のレストラン」の料理は評判良し
(今回は利用しませんでした。)
ー部屋にお風呂なし。(大浴場があり問題ありませんでした。)
ー大浴場は朝入れない(15時〜23時)
こちらが入り口です。みきゃんがお出迎え。

中に入ると、ロビーから見えるいきなりの絶景です。バーンと来島海峡大橋が見えてきます。最初、この景色に度肝を抜かれました。

ちょうど良い広さの客室。居心地がよかったです。窓の向こうには、デッキがあります。朝は椅子を持ち出して外で朝食なんて最高でした。

部屋から見える景色はこちら。言葉にならない景色です。これだけでも、このホテルに泊まる価値があると思える絶景でした。

2日目はここまで
2日目は、しまなみ海道ドライブということで、しまなみ海道の景色や尾道の街並み散策を楽しみました。
2日目にして、四国の四国らしさを体験でした1日だったと思います。
3日目は、今日ドライブした”しまなみ海道”をサイクリングします。
それでは次回。
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