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【四国の旅③  しまなみ海道サイクリング編】

四国の旅 3日目は、しまなみ海道サイクリングです

2年越しで実現した四国への6泊7日の旅。

※全体の流れは、こちらのまとめ記事をご覧になってください。

まとめ記事【四国の旅】旅行好きの方にココカゼ!「今年は四国行くよ!」と観光大臣がご発言されました 今年初め、毎年のご発令がありました。 「今年は、今年こそは四国行くよ!」 ...

3日目は、レンタサイクルを借りてしまなみ海道を1日サイクリングです。宿泊している「サンライズ糸山」を出発し、大島を経由して、伯方島までを往復しました。

訪問地は、

①中央レンタサイクルターミナル
②来島海峡大橋(往路)
③大島(往路)
④伯方・大島大橋(往路)
⑤道の駅 伯方S・Cパーク
⑥伯方・大島大橋(復路)
⑦大島(復路)
⑧来島海峡大橋(復路)
⑨八幡船倭寇
⑩しまなみ温泉 喜助の湯

それぞれをご紹介していきますね。お付き合いください。

①中央レンタサイクルターミナル

宿泊した「サンライズ糸山」のすぐ隣にあるこちらの施設で、電動自転車を借りました。1日1台4000円でした。

レンタサイクルの情報は、こちらのサイトが役に立ちました。

借りた自転車がこちら。どうやら、「Albert」「STEPCRUZ」とある2台は、ブリヂストン製。信頼できる自転車です。

前日に初めて乗った電動自転車。この日は本格的に1日乗ることになりました。電動自転車の感想については、この記事の最後でまとめたいと思います。

さて準備もできたところで、建物の隣にある「SHIMANAMI」のモニュメントでパシャリ。サイクリングスタートです。

②来島海峡大橋(往路)

朝の来島海峡大橋

いきなり脱線してしまいますが、来島海峡大橋については、朝の様子をご紹介したいと思います。「サンライズ糸山」の客室から見える景色がこちらです。本当にこれを見るだけでも来た甲斐があったと思いました。

しかし、その3時間ほど前の5時の写真がこちら。早起きの奥様が撮った写真です。朝日が登っているではありませんか!これまた素晴らしい景色です。

奥様は、その後、朝の散歩をして近くの「糸島展望台」に行ったそうです。その時の写真がこちら。朝霧のかかった海と来島海峡大橋。なんともエモーショナルな景色です。

「早起きは三文の徳」とはよくいったものです。怠け者の自分にはその資格はありませんでした。

来島海峡大橋を渡ります

来島海峡大橋の入り口に入ります。この橋は、自転車・歩行者と、原付は別の入り口でした。

橋の袂をグングン登ります、

橋の袂を上り切って、橋を渡っていきます。

橋から見える瀬戸内の海は、本当に穏やかかつ青くて、美しい海でした。海の上を飛んでいるような感覚でした。

しかしながら問題なのは、前回お話ししたように高所恐怖症だということ。橋の上の自転車道を走っていくわけですが、景色が見たいけれども、見ると怖いのです。しかも、自転車は左側通行なので、海側を走らないといけません。なお一層怖い。

見たいの半分、怖いの半分で自転車を漕いでいました。

途中展望台があり、真下に無人島のような島が見えました。

来島海峡大橋を渡り切って、降っていきます。気持ちいい風が吹いていました。

綺麗に整備されたサイクリングロードを下って、大島に上陸です。

③大島(往路)

よしうみいきいき館

大島に上陸してから、「道の駅 よしうみいきいき館」に向かいました。

時間的には9時過ぎで、建物自体はまだオープンしておらず。周辺で、海を眺めながらちょっと休憩しました。

本当に穏やかな海です。

透明度が高く、小さな魚が泳いでいるのがよくわかりました。

大島は、「お大師さんのおる島」と呼ばれているそうで、その石像がありました。お大師さんは、弘法大師のことを指すそうです。

海沿いの道を北上します

よしうみいきいき館を後にして、大島の西側の海岸に沿って北上していきます。海岸線は透明度の高い青い海が広がっています。

こんな気持ちのいい景色を見ながら進んでいきます。いやー気持ちいい!こんなサイクリング、生まれて初めて。最高でした。

途中、造船所を発見。しばし作業の様子を見ていました。クルマとはレベルの違う大きさの船。設備やら、製造されているパーツも半端ない大きさ。作業者が、どんな工程でどう作っているのか?興味津々でした。

検索してみると、今治造船さんの高校生採用情報にあった「流れで見る船づくり」というのがありました。

自分が見ていたのは、この中にある「外業」と呼ばれる船体ブロックを形作る作業だったようです。大きな部品を人の手で溶接する。部品精度や溶接の品質、作業の安全性などを考えると相当に大変な作業だなと想像しました。ちょっと勉強できた気がしました。

よしうみバラ園で一休み

造船所を超えてしばらく走ると、よしうみバラ園が見えてきました。

5月はバラの季節。園内は、多様な色のバラが咲き乱れていました。

このピンクと黄色のバラが珍しく、とっても綺麗でした。

心臓破りの坂を越えていく

よしうみバラ公園を過ぎてしばし走ると、海岸線を離れ山の中に入っていきます。すると、心臓破りの坂が待っていました。

こここそが、電動自転車の本領発揮するステージ。若者が乗るアシストなし自転車を理不尽に追い抜いていきます。

しかし、電動自転車も所詮モーターアシスト。ベースの力は、自らの足で発生させなければなりません。だんだんと足が重くなり、キツくなっていきました。アシスト無しに比べれば楽な方だったんでしょうけどね。

やっとのことで登りきって、この緑のトンネルを抜けていくと、

気持ちいい下り坂が待っていました。人生苦あれば楽ありです。海も見えてきました。

しかしアップダウンはそれで終わりではなく、それほど激しい勾配ではないものの数回アップダウンを繰り返します。ちょっと前ももが攣りそうな気配がしてきています。

しかし、なんとかなだめながら走っていくと、やっと、伯方島につながる伯方・大島大橋が見えてきました。

橋を眺めながら、海の方に目をやると美しい海に心を奪われます。綺麗だった!

④伯方・大島大橋(往路)

橋の入り口を登っていきます。


気持ちのいいワインディングのようなサイクリングロードを登っていきます。

橋の入り口に到着。料金所がありましたが、無料だということでスルー。


橋を渡っていきます。この橋は、この道を自転車やバイクが往復します。なので比較的幅広目。対向車に気をつけて進んでいきます。

⑤道の駅 伯方S・Cパーク

橋を降りてすぐ、この日の目的地であった、道の駅伯方S・Cパークに到着しました。

時刻は11:30。いい時間だし、お昼ご飯。伯方と言えば、塩。ということで塩ラーメンいただきました。

奥様は「伯方の塩ソフト」もいただいておりました。

食後にお散歩。ここにはカラフルなSHIMANAMIのモニュメントがありました。映えスポットですね。

ビーチも美しい。しばし見とれます。

自分たちが塩ラーメンを食している隣のテーブルで、70歳を超えたくらいのシニアの方達が集団で昼食をとっていました。格好を見ると、どうやらサイクリングツアーのようでした。食事を終えて外に出ると、先に食事を終えて外に出ていた彼らを発見。電動スポーツサイクルにまたがって出発しようとしていました。いやー、このお年でいくら電動とはいえ、どこからどこまで行くんだろうと思っていました。しかし、ちゃんとしたサイクリングツアーのようで、インストラクターや、サポートカーもしっかりあって、参加者のトラブルにはちゃんと対応できる体制をとっていました。

そんなシニアの方達を見て、元気をもらったとともに、素晴らしいサイクリングツアーだなあと思いました。

⑥伯方・大島大橋(復路)

ひとしきり、伯方島を堪能した後は、復路です。伯方・大島大橋を渡って戻っていきます。

橋に戻ってきました。

往路の時にもお話ししましたが、ここは対面通行かつバイクとの混走です。勢いよく前から来るバイクにビビりながらも、安全に進んでいきます。

橋を渡り切って、下っていきます。

下り切って、下から見た伯方・大島大橋。これから大島を南下していきます。

⑦大島(復路)

復路は、右に海を見ながら走っていきます。往路とはまた違った景色を満喫できます。気持ちよさそうにサイクリングしている、外人さんカップルにすれ違いました。

行きに気持ちよく降りてきた坂が立ちはだかります。

乳酸が溜まったような重い前ももをなだめすかしながら、やっと来島海峡大橋が見えてきました。

来島海峡大橋展望所

ここは来島海峡大橋が綺麗に見えるなと、ちょっとした路側帯に停車しました。

こんな感じの場所です。

それが、この景色。ここは絶景ポイントだなと思いました。

後でGoogleマップで調べてみると、「来島海峡大橋展望所」というちゃんとした名前がありました。

そうですよね。絶景だもの。

⑧来島海峡大橋(復路)

来島海峡大橋の入り口に到着。

橋の高さまで、坂道を登っていきます。

途中、橋の下を走っていると、


橋の下に、渦潮のようなものが見えました。うーん、それでも穏やかな海です。

そして、橋を渡っていきます。

馬島

観光大臣によると、橋の途中に「馬島」という島があって、エレベーターで降りれるらしいとのこと。

その入り口で、降りるか降りないか?迷っていました。結構、疲れているし、自分としてはパスしてもいいかなと思っていました。

するとカップルと老人の方が上がってきて、カップルの2人が、老人の方に「ありがとうございました」と言っている声が聞こえてきました。道案内か何かしてもらったのかなとその時は思っていました。

その後、佇んでいる自分たち夫婦に、その老人の方が声をかけてきたのです。

「馬島に行くんですか?案内しますよ」と。

そう、彼はボランティアで観光ガイドをしている方だったのです。

最初は、正直、行くのならば自分たちで大丈夫とも思っていました。しかし、結果的には、お願いして大正解だったのです。

橋から下の降る階段を降りると、橋の下を横断する通路があり、その後にエレベーターがありました。初っ端から案内してもらわないとエレベーターどこにあるのかわからなかったと思いました。

エレベーターで降りて、自転車でさらに下っていくと、来島海峡大橋をましたから見ることができます。これもある意味、貴重なのかも?と思いました。

老人の方に案内されついていくと、洞窟の入り口のようなところに来ました。

そこをくぐるといきなり海がひらけます。そして目の前で、渦潮が巻いているではありませんか!これは貴重な体験でした。穴場スポットだと思いました。

橋を渡っているときに気になっていた電光掲示板が見えました。その老人の方に聞くと、あれは、潮の流れを表しているとのこと。

こちらの記事に詳細の説明がありました。

ここから引用させてもらうと、電光掲示板の意味はこうです。

この写真は、「6ノット」を示しています。

この写真は、「今後流速が遅くなる」を示しています。

この写真は、「北流(南から北に流れている)」ことを示しています。

穏やかに見える来島海峡ですが、海峡を船で渡る上では、貴重な情報なんでしょうね。

そして、向こう側には今治市内と石鎚山(いしづちやま)が見えていました。彼曰く、石鎚山があるおかげで、台風がこちらに来ないとのこと。この時は、そうなんだと思って聞いていましたが、その翌日に高知に行く際に、石鎚山に遭遇。その意味がよくわかりました。

観光船も来ていました。渦潮が見れるピッタリのタイミングだったんですね。

最初は、自分たちだけでなんて思っていたのですが、このご老人の方に案内してもらわなかったら、ここに行きつきませんでしたし、貴重な体験をさせていただきました。その場でも言いましたが、重ねてありがとうございました。

その後、ホテルに到着。8:30に出発して、17:00に戻ってきました。自分たちにとってみれば、約60kmのロングライドでした。

⑨八幡船倭寇

夕食は、1日頑張ったご褒美で、海鮮レストランに行きました。

自分は鯛めし。柔らかくかつねっとりしていて美味しかったです。

妻は、刺身定食。ボリュームがあって美味とのことでした。

ごちそうさまでした。

⑩しまなみ温泉 喜助の湯

夕食の後は、お風呂。ホテルのお風呂でも十分でしたが、温泉に入りたくなって、今治市内の「しまなみ温泉 喜助の湯」に向かいました。

入り口に入ると、もうサイクリストのための温泉感が出ています。

壁画もなんだか、不思議な感じ。江戸時代と現代がミックスしているようなこの絵は、温泉の中にもありました。

入り口の脇には、自転車のロッカーもありました。

温泉は正直、普通でしたが、サウナ付きの方にはいろんな種類のサウナがあって気にいるのではないかなと思いました。

また、カプセルタイプではありますが3500円で宿泊可能。サイクリストのために至れり尽くせりの施設だと思いました。

ホームページはこちらです。

入浴後は、前日と同様の「サンライズ糸山」に戻って宿泊しました。

電動自転車に関する感想

今回、初めてじっくり電動自転車に乗りました。感想を述べたいと思います。

自分が乗ったのが、こちらの自転車でした。

「アルベルト」は昔からありますよね。チェーンでなくベルドドライブです。

パワーアシストは絶大

しまなみ海道は、結構アップダウンがあります。橋の前後や島の中でも山にさしかかった時など。

そんな時モーターアシストがあれば、なしに比べて絶対的に楽です。若い子がスポーツバイクでヘロヘロになりながら立ち漕ぎして登っていても、その脇をサドルに着座したままグイグイ登って、追い抜いていくことができるからです。正々堂々とした戦いをしていない、いわばズルをしているのをわかっていても、ちょとした優越感を感じてしまいます。

また、発進の時は、アシスト量を多くしているのか?相当身軽に発進しますね。ちょっと行きすぎちゃうほどです。街中で信号が青になって、ギュイーンと発信していく電動ママチャリのことを思い出し、これだったのかと思いました。

バッテリーも十分持つ

アシストは3段階あって、アシスト量が小・中・大とあります。

下の写真がその操作パネル。ブリヂストンのホームページから引用させていただいた、「スマートタッチパネル」です。ハンドルの左側にあって、表示の一番下の3つの丸がアシスト量、数字がバッテリー残量を示しています。

中でも十分楽だったところもあって、バッテリーの持ちを考えて、往路は基本アシスト量中の設定、坂道では大にしたりしていました。復路は、もう前モモがやばそうだったのでずっとアシスト量大でした。

それでも、往復60kmほどの距離を走破してバッテリー残約40%と優秀でした。ずっとアシスト量大でもいけてたのかもと思いました。

途中での坂道の下り坂で、ペダルを漕いでいないとスマートタッチパネルの表示がチャラチャラと点滅しているのに気づきました。まさか回生ブレーキなのか?と止まった時に車輪周りを見てみると、前輪の車軸部分に何やらモーターのようなものがついている。これは2輪駆動なのか?と思い、ググってみるとまさにそうでした。

いやー自転車にまで回生ブレーキがついているなんて!ビックリでした。おかげでバッテリーの持ちも良かったのかもしれませんね。

パワーアシストの応答遅れが気になる

反面、気になる点としては、パワーアシストの応答遅れがあることです。

ペダル漕ぎはじめは重く、急にアシストが強くなって、ペダルが軽くなり、遅れてグンと進む感じ。ペダルを漕ぐのをやめた時も、アシストから回生への切り替わりが遅れ、空走している感じがありました。

ペダルのトルクを感知して、それに応じてアシスト量を制御しているのでしょう。

これは自動車の電動パワーステアリングを量産し初めの頃によく似ています。当時は、ハンドルを切ると最初は重く、そのあと急にアシストが強くなり、一気に切れ込んでしまうという、ドライバーの感覚に合わない酷いものでした。当時は、やっぱり電動はダメだ、油圧じゃないとダメなんだなどと言われていました。しかし、近年はすべてのクルマが電動パワーステアリングとなり、電動の違和感も感じないレベルにまで進歩しました。

業界のトップのブリヂストンでさえまだこのレベルなのですから、他のメーカーもまだまだなんじゃないかなと想像します。しかし、電動パワーステアリングのように、5年、10年もすれば違和感のないパワーアシストの制御になっているんじゃないかと思います。

低速ギアを積極的に使うなど乗り方を工夫すれば、ペダルの重さの変化は気にならなくはなるので、終盤はそういう走り方をしていましたね。

流石にお値段は高い

そしてお値段はというと、185000円。

この値段を見ると、普段はまだまだ普通の自転車で頑張ろうと思います。

レンタルは体格に合わないのが厳しい

あとは、電動とは関係ありませんが、レンタルだと体格に合わないのが厳しいのです。

ペダルが一番下に来た時に、少し膝が曲がるのが理想のサドルのポジションです。

自分は長身なもので、サドルをMAXの高さにしても、かなり膝が曲がってしまう。そのことによって前ももに負担がかかってしまうのです。

こればっかりは、自分の体格に合うレンタサイクルショップを見つけるか、自分の自転車を持ってくるしかないのですが。

3日目はここまで

3日目は、しまなみ海道サイクリングということで、しまなみ海道の美しい景色を真近で堪能することができました。

4日目は、今治を離れ南下して、高知に向かいます。

それでは次回。

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